小ネタ投下
「猿野君は賢いですね~ほ~らご褒美の100キロマイルの剛速球ですよ~」
自身に襲い掛かる、時速160キロにも達する剛速球を、チルノは目の当たりにする。
チルノは動けない。とうとうそれがチルノの肌に触れた。衰えず縦回転する球が、頬にめり込みつつあるさまを、チルノはゆっくり知覚した。
……チルノの視野が、実際に現象を捉えているわけではない。想像による目視だった。
『明日は「たなぼた」って言うんでしょ?』
梅雨も明け始めの7月6日に、チルノが何気なく主張した一言だった。もちろんチルノに悪気はない。さらに言えば、剛速球を放った方も、悪気は無い。
運命だった。元々、そうなるべく、全ての事物は進んでいた。チルノはこの時一つの事柄を思い浮かべる。
(夏休み企画、はりきってるかい)
「ゴシュ」
重量を伴わせた球が、チルノを突き抜けた。だがチルノは貫通していない。……球が、チルノに耐え切れず、ぶつかった後に軌道を反らしたのだ。
チルノは
打ち切り チル裏のやり取りが面白かったのでネタにさせてもらいました。
すみませんでした
最終更新:2010年07月31日 21:33