【2011年夏企画】エンディング 2


そんなこんなでギャーギャー騒ぐ撮影スタッフたち。
「おやおや、私を差し置いてバカ騒ぎとは嘆かわしいですね。」
そこへやってくる一人の影。



                            
       ,--‐‐‐‐v‐‐-、             
      ハッo+0*O*0+ッハ,,            
    ,、'`冫〈 //ヽヽ 〉,、ヽ          
    ./シ刕,((/   ヽ))ミー、         
   i`,、ゝ, ノ/__,.    、__ヘ i/j         
   /<o フ ノ(ヒ_]     ヒ_ン `,'。フ         
  〈 V.ゝ!'"   ,___,  "' iノゝi         
   `、_.淼.    ヽ _ン   ノ淼ノ         
     .|,-,っ、,、_____, , ,.イ .|X|          
   J「/ ミ>r'>‐<7S/\))           
  ヾ〈 _ン゙´/ ヽ_ノ/7r'  \   ri       
.    ヽ ヽ{ ヽ、、  7(\  \//-っ     
      ヽノ,.>=====≒='"\_/ __三{     
       7、_,,、_,,.-‐ヽ   じ        
       ////   i  } ヽヽ           
     /  //  /  l   ', ヽ          
.   /   //  /  l.   ', ヽ         
 /    //  /   l    ',   >        
 ヽ≒          l     ,r'"         
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この映画のもう一人の功労者、イズン様であった。

「あ、イズン様、今頃来たんですか?遅いにもほどがありますよ。」

早苗はイズン様を見て呆れた口調でそう言った。

「申し訳がありませんね、これをテュールから貰ってきたから遅れたんですよ。

そう言ってイズン様はDVDケースを取り出した。
ケースにはマジックで予告用PVと書かれている。

「それは…まさか!」

ケースを見た早苗ががたっと立ち上がる。

「ええ、もうできたんですよ、予告用PV。」

「す、すごい早いな!」

「テュールの編集技術はまさに神業のごとしですから。」

イズン様はそういって杖をかざした。
何もないところから最新型液晶テレビとDVDプレイヤーが現れる。

「店員さん、この店にコンセントはありますか?」

イズンは新しい肉を運んできた店員にそう問いかける。

「コンセントなら肉を焼くコンロに全部使っているけど?」

そう言って店員が指差した先にはプラグがさしてあるコンセントが。

「そうですか、ありがとうございます。」

イズン様はそういうと、コンセントからプラグを抜いてテレビとプレーヤーを繋ぎ始めた。

「ちょ、お客さん!肉が焼けなくなるのでやめてください!」

「ま、まぁまぁ落ち着いて!」

「ちょっと位肉が焼けなくても構わないんだぜ!」

あわててイズンを止めようとする店員をれいむとまりさが食い止める。
そうこうしているうちにテレビとDVDプレイヤーが繋ぎ終わっていた。

「これでいつでも見ることができますよ。」

イズンが言い終わるより早く、スタッフたちはテレビの前に集まっていた。

「…なんか、皆さん早すぎではありませんか?」

あまりの速さに唖然とするイズン様。

「そりゃあそうでしょう、みんな自分たちの努力の成果が早く見たくて堪らないのですから。」

そんなイズン様に対してもみじがそう答える。

「さぁイズン様!みんなを待たせては申し訳ない!早く見せてください!」

早苗も急かす様子でイズン様に向かってそう言った。

「解ってますよ、皆、そろいもそろってせっかちさんですね…。」

イズン様はやれやれと言った様子でDVDをプレイヤーに入れた。
少し待ってから、モニターにDVDの内容が映し出された…。

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最終更新:2011年09月20日 18:03