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-''":::::::::::::`''>一輪さん人気投票74位おめでとう!<
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と、そいつらは相変わらずのうざ可愛い顔で私、雲居一輪にそう言ってきた。
姉さんを始め、命蓮寺の人たちは私を除いて用事で外出。
残された私は雲山と一緒に縁側でノンビリしようとしたら
庭先にゆっくりが居た訳である。
「…あの、人気投票って何よ。」
私は一番に思い浮かんだ疑問をそいつらに投げかけた。
「人気投票は人気投票だよ。」
「キャラがどれだけ愛されているかが試されるパロメータだぜ。」
「いや、それはわかるんだけど。」
そんなもん何時の間に行われていたのだ。
人里や妖怪の山でもそんな事やっている雰囲気はなかったけど。
そんな私の疑問を無視してゆっくり立ちは話を続ける。
「いやぁ、一輪さん、前回からガクッと下がったね。」
「まぁ、初登場の時から下がりっぱなしだけどな。」
「そうだね、オリキャラ扱いの秋姉妹や秋サンドされたお燐でさえ這い上がったのに、
一輪さんは下がりっぱなし!」
「ある意味、不動の不人気キャラだぜ!」
…こいつら、不人気とか下がりっぱなしとか、そういう事を本人の前で言うな、
私が仏門に入っていなかったら叩きのめしているところだぞ!
「…おっと、一輪さんがブチ切れ寸前だね。」
「きっと私が仏門に入って居なかったらまりさ達をぶちのめしている所だとか思ってるぜ、おぉ、こわい怖い。」
…こいつら、何で私の考え読めるんだ、地霊殿の主みたいな力でも持ってるのか。
「まぁ、口授で設定が掘り下げられたし、来年はもしかしたら人気上がるかもな。」
「そうだね!よかったね!元人間さん!」
「…訳の分からないこと言ってる暇があったらさっさと帰ってくれないかしら。
私は縁側でのんびりしたいんですけど。」
「おっと、まりさ達は別に一輪さんをおちょくりに来たんじゃないんだぜ。」
「そうそう、人気投票で落ちるところまで落ちてしまった一輪さんに
慰めもかねてちょっとした旅行をプレゼントしようと思って。」
そう言うと同時に庭の向こう側から何かがガラガラと音を立ててやってきた。
確か、あれはホワイドボードとかいう代物ではなかったか、守屋神社で神様がこれを使っているのを見たことあるぞ。
ホワイトボードには地図のようなものが張り付けられている。
これはナズーリンが見せてくれたことがある、確か「世界地図」という代物だったか。
「さ、これをどうぞ。」
と、リボンをつけている方のゆっくりが私に近づいてくる。
その頭の上には手で持てそうなサイズの小さな矢が。
ただし、先の方は尖っているのではなく、吸盤のようなものがついている。
「…どうしろと。」
「あそこに投げて投げて、行き先を決めるから。」
そう言ってリボンのゆっくりはホワイトボードの方へと視線を投げかける。
…要するにこの小さな矢をあのホワイトボードに投げつけろと言うのか。
…ゆっくり達は羨望のまなざしでこっちを見ている。
…まぁ、こいつをアレに投げつけることで満足して帰ってくれるならそれはそれでありがたい。
「…解ったわよ、でもこれを投げたらとっとと帰ってもらうわよ。」
私はそういうと小さな矢を手に持ち、狙いを澄まし。
実に適当にホワイトボードに向けて投げつけた。
~☆~
次の瞬間、私の体を襲ったのはあり得ないほどの冷気。
「え?え?」
私は自分の身に何が起こったのか、瞬時に理解できなかった。
明るかった空は真っ暗になり、さっきまであった寺もどこかに消え。
周りの景色はどこまでも続く凍りついた大地へと変貌したのだ。
変わってないのは私自身と。
「おめでとう一輪さん!」
「北極に当たったから北極にご招待だぜ!」
相変わらずのドヤ顔で話しかけてくるゆっくり二人。
「って何処ですかここはぁああああああ!」
「北極だってさっき言ったでしょ?」
「いや、だから北極ってなんだ、何処なんだ!」
「北極ってのは北の果てにある凄く寒い所だぜ!」
「そんなところに何故私が連れてこられたんですか!」
「一輪さんがダーツを北極にあてたから。」
…あまりの理不尽さに私は軽くめまいを覚える。
まさかあの行為の所為でこんな所に連れてこられるとは…。
こいつら、スキマ妖怪並にたちの悪い事をしてくれる。
びゅううううう…。
うう、とにかくここは寒い、寒すぎる!
雲山を体にまとって寒さをしのがなければ!
「いでよ!雲山!」
…しかし、いつものように雲山を呼ぼうとしても、誰も出てこない。
「…あれ?」
何度も雲山を呼ぼうとするが、出てくる気配は全くない。
「…何で雲山でてこないの?」
「ああ、北極には一輪だけ連れてきたからなぁ。」
「雲山は幻想郷に置いてけぼりだぜ。」
「ここまで離れると、さすがに一輪の力で呼び出すのは無理じゃないの?」
…ゆっくりどもは恐ろしい事をドヤ顔で言ってくれました。
周りは見渡す限りの氷河。
人の気配は無し、
しかもお供は何が何だかよくわからん生首二人。
「この絶望的状況を打破するためには…。」
私は考え、そして結論を出した。
私は、果てしなく続く氷の荒野に足を踏み入れた。
「?どうしたの一輪さん。」
「人を探しに行くのよ!こんな寒い所、何時までも入れたもんじゃないしね!」
とにかく何でもいい、人の居るところを探すのだ!
私が歩き出すと、ゆっくり達もピョンピョン後をついていく。
「まったく、せっかくの旅行なんだからゆっくりすればいいのに。」
「こんな状況でゆっくりできるか!」
私は後ろからついてくるゆっくりに向かってそう怒鳴りつけた。
後篇に続く
最終更新:2012年05月05日 23:05