ゆっくらいだードレイム 第1話 前編

注意! このssは「仮面ライダーカブト」のオマージュですが
ストーリーにはその要素は薄く、このssに出てくるキャラクターが
仮面ライダードレイクとして登場する等、原作ファンには許せないであろう事が多々あります
また、怪我をするゆっくりや、悪役としてゆっくりが出る等、
多くの人が嫌悪感を示す描写もあります。
苦手な方はお手数ですがブラウザバックをしてください。
駄文ですが楽しんでもらえれば幸いでございます。






7年前、地球に隕石が落ちた。
その隕石そのものの大きさは小さく、隕石が落ちた東京都外の森には
小さなクレーター程度の被害で収まったが…………
その隕石には厄介なナマモノが付着していた。

ゆっくらいだードレイム
第1話 「花から花へ届く風」前編

隕石衝突から7年後、とある森の中
傷だらけのゆっくりぱちゅりーがいた。致命傷ではないが打撲したような傷があちこちについていた。
この状態の病弱なぱちゅりー種では食べ物を手に入れることも容易ではないだろう。
「むきゅう……ぱちぇはもうだめだわ…………」
このままでは衰弱してしまう可能性もある。しかしそんなことは彼女達が許さないだろう

「どうしたんですか?おじょうさん。」一体の洒落た服を着たゆっくりれいむがぱちゅりーに話しかけた
れいむの後ろには10代前半~10代以下のニット帽をかぶった少女がアタッシュケースをもっている。
ぱちゅりーはこの妙なゆっくり達はなんなのかと疑問に思っているようだ。

その顔を見た少女は口を開いた。「このぱちゅりー、れいむの変な格好を見て戸惑っているみたい、
私の名前は紺、そっちにいる変なのはれいむって言うの。」
変なのと言われたれいむはムスッとした顔をして「ハイセンスといえ、ハイセンスと。」と言った。
れいむは表情をキリッとさせた。「…………まあいいおじょうさんのようなかれんなゆっくりがきずつくなんてわたしがゆるさない。
こん!アタッシュケースをあけるんだ!」れいむが指示すると、紺はアタッシュケース開いた。

紺がアタッシュケースを開けるとなかには薄力粉、中力粉、強力粉の小麦粉、
粒餡、こし餡、カスタード、生クリーム、チョコクリーム等のゆっくりの中身、
そして色鮮やかな食紅が入っていた。

「さあ、ショウタイムだ。いくぞこん!」れいむは鮮やかな手さばきで流れ出た生クリームの
代わりとなる生クリームを入れ、傷を埋め、そして食紅でぱちゅりーの顔を美しくしていく。
それはまさに ”神業” だった。その手さばきは偶然通りすがったまりさに
「美しい……ハッ!」とどこぞの美と知略のナルシストのようなセリフを言わせる程の美しさだった。
「かんせいしましたよ、おじょうさん。」ぱちゅりーのメイクアップが終わるとぱちゅりーに鏡を見せた。
「むきゅ!?これがぱちぇなの!?」その顔は全てのゆっくり、いや、人間が見ても美しいと思うであろう芸術品のような
美しさだった。

「いまのあなたはみずからのうつくしさをときはなった。まさにびの……びの……」
「美の化身?」「そう!それそれ。」言葉に詰まったれいむを紺がすかさずフォローする。

「ぱちぇを助けてくれてありがとう!ぱちぇはへんなゆっくりにおそわれてここまでおわれてきたの。」
ぱちゅりーは助けられた礼となぜ自分が傷だらけになったのかを説明し始めた。
「ぱちゅりーはひとりだちしたばかりであちこちをさんさくしていたの。
しばらくしたらみたことのないまりさがうずくまってて、『どうしたの?』っていったらどろどろになって、
むしさんみたいになって、それで『ゆっくりしていってね!』ていいながらたいあたりしてきたの……」
事情を説明されたれいむの顔は険しい顔つきをして、「ゆっくりまりさ……おまえにきょうをいきるしかくはねえ!」
れいむは全力疾走で森の奥へ突っ込んでいった。その勢いまさしく疾風のごとく!
「もう、場所も聞かないでどうするのよ……それじゃぱちゅりー、自分の家まで気をつけて帰るのよ。」
「むきゅ!ありがとうおねえさん!」紺もれいむの後を追って森の奥へ消えていった。

後編へ続く

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年10月09日 07:43