ゆっくり村は夏祭りの真っ最中。そして恒例の競技大会が行われていた。
「みなさん司会のきめぇ丸です。それでは今からゆっくり村夏祭り恒例エビフライ投げ大会を行います」
ノノ
y´⌒ヾ、⌒゛ー-´:く≦
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l O \ .i::!:::::;:::::::::';:::::::';::::',:::)::)::;ヾ
r'´ ノ\ `!ソ:::;ノメ;;,、:::ソ::ンノヾ;':::'::::::;ノ),'⌒ヽ、 「ルールはエビフライをゆっくりぬえに投げつけて食べさせるとぬえが判定します」
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. l/ l O \从イ (ヒ_] ヒ_ン ) レ、::::::::}`ヽ .} }
r'´ ノ\ .)ノ!"" ,___, "" ,ノ:::::::ノ ノ ,ヘ ム
/ / ヾー:::イ人 ヽ _ン ,イ:::::::ノ 「 7< .|
l/ `ーz::::::>、.,___,,..イ:::::::/ レ′ V
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「それじゃれいむが一番手で行くよ!」
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ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_''.
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| iヽ「 ! "" ,___, "" !Y!. そぉい
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ヽ |イ|| |ヽ、 ,イ|| |
レ レル. `.ー--一 ´ルレ
「むーしゃむーしゃ、これは大きいエビフライね。中身は伊勢海老かしら・・・ってこれは?」
れいむのエビフライは小さいエビを連結させて長さを増し、衣を二重、三重にして大きくしていたのだ。
「せ、せこい・・・」
「生活の知恵と言ってね!」
「相変わらず貧乏な巫女饅頭ね」
「ゆっ!あんたはびゃくれん!」
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人:.:.ノ::( (ヒ_] ヒ_ン/:::.:.ノ |//\|
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「むーしゃむーしゃ・・・なにこれ」
「人参で作った精進エビフライよ。幻想郷じゃ本物のエビは手に入りづらくて」
「このエビフライは偽物だ、食べられないよ」
「完食してから言うセリフじゃないわね」
「フフフ、みんなしけてるんだぜ。エビフライはパワーなんだぜ!」
「むっ!お前はまりさ!」
r 、∧.,__ , rx/7__
_ _}`ヽrァ'、 {=彡'{ヽ厶ィ^
. /::} } ヽ ,ィox rァ'⌒ヽ/ィoミxァ_
/:::::| | / >v `´爻ミ_>〉rァ' `´, -=`㍉、
}/}::| | ∠三ニ=- ‐ァ/>、㌢ ∠二ニ=-‐ァ
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}ィ::j } ,.ィニ}/。゚゜o.rYr㌃㍉ァ/ー< >
j:::,.;' ≧三>ニ≧<>rァ ゝ'rf jアミ'=‐ァ
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ノ:::' 厶ィ^ヽ≧ニ=-=ニ二三込,ノ=ニ三〉
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}/ェ/ニフ 〉Yヽ{/ゞ'ヾイニ三v'イァ'/〉jヾミz≦
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`!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ 「見よ!この極太エビフライを!」
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ
,' ノ !'" ,___, "' i .レ'
ノノ ( ,ハ ヽ _ン 人!
( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ
「す、すごい!れいむの何日分の食料かしら?」
「いま流通しているネオパンドンじゃなくて正調エビフライヘッドのパンドンを持ってくるとはさすがね」
そぉい!
「むーしゃむーしゃ、ボリュームといい赤くてホットな味付けといいしあわせー・・・む?」
プププッ!
ゆっくりぬえが吐き出した物がまりさに当たってコーンという音を立てた。
「な、何をするダァーッ!」
「このパンドンは改造パンドンじゃないの!メカの部分で危うく歯が欠けるところだったわ!」
「う~、ノーマルパンドン(のAA)が入手できなかったんだぜ」
「やはり怪獣は天然物に限るわね」
「おお、キワモノキワモノ。なんだかまともなエビフライがありませんね、これは判定が難航しそうです」
かなり悩んだ顔をしたゆっくりぬえがマイクを取った。
「優勝は最高飛距離を出したゆっくりれいむ選手に決まりました!」
「味関係ないじゃない!」
「別の意味でパワー勝負なんだぜ!」
「某グルメ漫画も味よりコンセプトとプレゼン勝負だし、親子の和解も料理関係ないところで決まったしこれでいいんだよ!」
いつにも増してドヤ顔のれいむが自慢気に言った。
なお、優勝小品はよくわからないカニの鍋セットだった。
最終更新:2014年08月10日 08:01