魔理沙×ゆっくり魔理沙

「恋泥棒さん!!!」
「ふふ、呼んでみただけ!!!」



……思い出すたびに腹が立つ。
なんだあのウザ饅頭は。霊夢に似てるのは顔だけじゃないか。
「勢いで出ていっちまったけど」
しばらく霊夢のところには行きにくくなるな……
霊夢のところでしばらく時間潰すつもりだったし、これからどこに行こうかな。宛がないこともないが、こちらから今訪ねるのはちと癪だ。
「戻って謝りに行こう」と一瞬思ったが、ウザ饅頭のことを思い出すと一気にその気が失せた。
「ああウザいウザい。特にウザいのはやたらでかい声で叫ぶ、あの」
「ゆっくりしていってね!!!」
「そうそう、『ゆっくりしていってね!!!』だ。何がゆっくりだ……」
「ゆっくりしていってね!!!」
「っているじゃん!」
足元を見るとゆっくりが一体跳ねている。ただしこいつは霊夢ではない。
「……まりさ」
あまりそう呼びたくはないのだが。
「おねえさんこんにちは!」
「ああ、こんにちは」
こいつらには人間に対する警戒心というものがないのだろうか。
「その帽子可愛いね!」
「そりゃどうも」
お前も同じの被ってるだろ。
「ゆっ! ゆっ!」
「……」

近づいてみた。逃げない。

手をのばしてみた。逃げない。

持ち上げてみた。逃げない。

「なあ、お前」
「ゆっ?」
「私が危ないやつだったらどうするんだ? お前を食うかもよ」
「ゆっ!?」
お、驚いてやがる。根っからの馬鹿でもないようだ。
「お、おねえさんはまりさを食べないよ!」
「なんでそう言い切れる?」
「やさしい人だもん!」
「今初めて会ったのになんでわかるんだ」
「アリスおねえさんが言ってたもん!」
「…………アリス?」
「うん! アリスおねえさんね、よく家で魔理沙おねえさんの写真をみてるの! それでね、まりさにどんな人か教えてくれたの! きついこともいうけど、本当はやさしい人だって!」
「……」
私の名前まで知っている。こいつはアリスが飼ってるのか? 霊夢がしているように。
「あっ!」
「ど、どうした」
「もうすぐおやつの時間だったよ! もっとゆっくりしたいけどもう帰るね!」
「そ、そうか」
「またこんどゆっくりしようね!!!」
そういうとゆっくりは私の腕から跳び出して跳ねていった。向かう方向は……アリスの家。ゆっくりの速度でもここから五分もしないうちに着く距離だ。
「ふふっ」
面白い。霊夢とゆっくりがベタベタしているのを見るよりずっと面白そうだ。
「待ってろよアリス。今愛しの魔理沙が訪ねてやるぜ……」


  • まりありまりありまりあり -- 名無しさん (2010-02-05 23:28:28)
  • ヒュー -- 名無しさん (2010-11-27 14:15:21)
  • ワロタww -- 名無し (2011-03-19 19:54:14)
  • いいぞ、もっとやれwww -- 名無しさん (2012-08-10 22:49:57)
  • ばりざだいずぎよおおおおおおおお! -- 名無しさん (2012-08-11 09:56:00)
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最終更新:2012年08月11日 09:56