「れいむさーん、まりささーん。本番前ですよー」
「………ん」
2人は顔も合わせず、楽屋でゆっくりしていた。
まりさは新聞の上にけだるげに乗っかって記事を流し読みしており、れいむは
弁当を大して美味しくも無さそうに黙々と食べている。
さっさと出ればいいのに、新人らしいアシスタントの女子は、なおも2人に続け
た。
「ゆっくりしすぎないで、来てくださいねー」
「わかってるよー」
紙面の端にある4コマに目を通し終わった頃、弁当箱も片付けられた。
一服したいところだが、そうもいかないか。
やたらときつい仕事である。
見ると、アシスタントはまだ出て行かず、楽屋の入り口でこちらを眺めている
「……………」
「あぁ、しかたないね」
ややうんざしした表情で、2人は初めて今日、目を合わせた。
いつもの様に、自信満々に、そして眉を少しひそめて―――少しだけ憎たらしく。
アシスタント側から向かって、れいむは右に、まりさは左に来るようにのそのそと
移動し、大声で叫ぶ
「「ゆっくりしていってね!!!」」
「ひゃア!!ありがとうございます!」
同じく辛い仕事であろう、アシスタントは顔を輝かせて手を打ち、一礼するとすぐ
に部屋を飛び出していった。
本番前なのに、疲れた表情のゆっくり2人は、よちよちとスタジオに向かいながら
呟く
「まったく、どいつもこいつも『ゆっくりしていってね』を見るまで帰ろうともしないよ!」
「ただでみられるとおもってるんだね!きたいしすぎだよね!!」
「だいたいれいむがわるいんだよ!!」
「ゆっ!?どうしてそんなこというの!?」
うんざりした顔で、まりさは嘆息する
「最初の頃、ちょうしにのって所かまわず『ゆっくりしていってね』をやりすぎたからだよ!安売り
はよくないのに、みんなに見せすぎたんだよ!」
「それはまりさもおなじだよ!!いっしょに『ゆっくりしていってね』をやったんだかられいむはわるく
ないよ!!」
「まりさは本当はいやだったんだよ!!そんなに何回もやりたくなかったよ!!!」
「そんなこと後からいってももう遅いよ!!ゆっくりしね!!!」
「れいむこそゆっくりしね!!!」
もう隠そうともせず、お互いを罵りあいつつ現場に向かう二人。
途中で何人ものスタッフに会ったが、別段驚かれはしない。もう、日常となってしまった光景だった。
散々罵りあい、膨れ上がりながらいつもの定位置に付く
気配りができる監督とカメラマンだけが、2人を心配していた
<本番5秒前でーす>
5 4 3 2 1
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「「ゆっくりしていってね!!!」」
途端、スタジオに歓声が飛交う。
歓喜する収録の観覧客様方
もう何年間繰り返したか解らないが、今の所留まる事を知らない熱。
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――1時間後
収録は終わる
「おつかれ様でしたー」
「おつかれさまー」
「ゆっくりごくろうー!」
「スタッフさん、きょうもありがとうね!!」
「お2人とも、今日も可愛かったですよ!!」
「あ、それからジャーマネさん」
れいむは小さめのタオルを咥えて持ってきた。
「これ、捨てておいてね」
「こっちも。焼いてもいいよ。汚いからね」
それは―――2人がお互いにすりすりをする際、見つからないように、お互いの
間に挟んでいたタオルだった。
――――いつから、こうなってしまったのだろう
その日、2人は改めてマネージャーともに、監督達のミーティングが行われた。
皆の言いたい事は、それとなく解っていた
「――どうしたんですか、2人とも」
「どうしたもこうしたもないよ?」
「いつものれいむだよ?」
「そうじゃなくて」
今日など、途中の「やべ、くっついた!!!」では、まりさだけが涙も流さず、しらけ
顔をしていたのだった。
「少しは我慢してたけど、日に日に2人の息が合わなくなってるじゃないか!」
「そんなの解ってるよ」
「解ってるんだったら、どうにかならないか!?」
「もう嫌だよ!!」
横目でお互いを見つつ、目があうと同時にそっぽを向いた
「れいむはこいつがだいっきらいだよ!!」
「ゆっ!!まりさもこいつがきらいだよ!!」
「そんなあ、2人ともデビュー前からあんなに仲良しだったじゃないですか」
「皆、そろいもそろって、ふたりを1セットに見てるんだもん!!」
無理も無い話しである
「そんな事言っても、2人とも単独でもでも人気がありますよ」
「「そう、もうこいつと一緒じゃなくてもいいんだよ!!」」
どうやら生半可なソロの成功が、2人を付け上がらせた上に、仲違いを促進したらしい。
成功ゆえの傲慢さもあるかもしれないが、何よりもベテラン達には起こる倦怠感だろうか。
避けては通れぬ道か。
「お2人は、やっぱり一緒にいるのが一番ですよ」
「いやだよ!もう楽屋がいっしょなだけでうんざりするよ!!」
「れみりゃさんやさくやさんを見てみなさいよ!!あの2人、途絶えることなく仲睦まじいじゃ
ないですか」
「あれはただのへんたいだよ!!」
「さくやさんは失血でこのまえしにかけたし、れみりゃはたぶんわかってないよ!!」
それを言ってはいけない………
「じゃあ、ソロになったらなったでどうするんです?」
「大変ですよ?レティさんだって、好きで四六時中ラーメンだけ貪ってる訳じゃないんですか
ら……」
好き勝手わめいていた2人は、ひたと止めた。やはり、一人でやっていく先のビジョンなどは無
いのだろう。今は、相方への嫌悪感だけでやめたがっている訳か。
それはそれで大きな問題である。
困り顔の周りの人間の心も知らず、勢いに任せて二人は言い放った。
「「とにかく、もうかいさんするよ!!!」」
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2人の無期限活動停止のニュースは、数日後すぐ報道された。いくつも噂が飛交い、事務所に電話
が鳴り響く中―――まりさは既に次の歩を進めていた。
「「ゆっくりしていってね!!!」」
元々人気者の彼女は、新しいパートナーに事欠く事は無かった。候補は何人かいたが、前々から個
人的にも仲の良かったありすと、彼女は直ぐにコンビを結成した。
「すーり すーり!!」
息もそれなりにあい、前のれいむの様に変な自己主張も無い。大体、自分に合わせてくれるありす
に、まりさは満足していた。
ただ………
「ゆっくりうえをむいてね!!」
「?」
と、ここで軽くキスをするパターンの際など………
「ゆっ!?」
「まりさ……まりさぁ…………」
いつもなら、頬に軽く触れるくらいで終わるところを、無理やり口づけし、離そうともしない。
「は…はな……」
「んぅ」
と、軽く抗議しようとしたら、舌をねじ込まれた。
ジュクジュクと続く。
時間は短いが、まりさにとっては緊張のあまり気の遠くなるような時間が流れる
「ぷぅ………はあ」
「ゆ、ゆっくりしていってね……」
ありすは演技でもなんでもなく、紅潮した顔をしていたが、明らかにれいむのそれとは違った。その
あまりに真に迫った表情に、正直旧来のファンの多くは引き、何人かは更にのめりこんだ。あと、新参
のファンが僅かだが増えた。
これでは、らんしゃまとちぇんである。
従順で自己主張はせず、基本は受身だが、こちらから何かを仕掛けると、2倍にも3倍にもなって返っ
てくる。
まりさは恐怖を感じ始めていた。
======================
その頃のれいむは…………
近郊の、ゴトゴトとアナログな音を立てつつも最新鋭の設備で構築された工場を訪れる。
「ゆっ!ちょうしはどう?」
〔ばっちりですよ!〕
スピーカーから、責任者の声が鳴り響く。
200年前に廃止したゆっくり加工場の技術が、こんな所で転用できるとは思わなかった。
相方に不満があり、以前のネームバリューだけを追って、三下のパートナーばかりが湧いてくるのなら、
自分で理想の相手を作ってしまえ、という発想である
「本当に”あいかた工場”ができるとはおもわなかったよ!!!」
〔私もです!れいむさんの餡子・リボンの主成分や、過去の全てのライブと収録番組からデータを分析
しました。必ず肌に合う相方のゆっくりが生産されるはずですよ!〕
「それで、どれくらいのペースでできているの?」
〔はい!もうラインが確立されまして。3週間で2体のゆっくりが誕生できるようになったんです」
ゆっくりしすぎなペースである。
しかし、一人決まればそれで何とかなるだろう
「じゃあ、もういるの?」
〔はい!!勿論です。とりあえずリストをそちらに送らせてもらっております〕
「じゃあ………この12番さんに会いたいよ!」
―――GATE OPEN―――
(ガガガガガ・・・・・)
〔12番さーん?ご指名でござぁぁぁーいい………〕
何やら声色の違う呼びかけに戸惑いは覚えたが、物々しく開いた鋼鉄の扉から、一人のゆっくりが飛び出して
くる。
「よろしくおねがいするよ!!」
「こらこそ!!じゃあ、さっそくやってみるね!!!」
れいむは右に―――そして、新しい相方となる、ゆっくりてんこの右側に回る
「「ゆっくりしていってね!!!」」
中々のフィット感
「いいよいいよ!」
「これからもがんばっていこうね!!!」
「じゃあ、さっそくこれからのよていだよ!」
見ると、殆どの番組やイベントのタイトルに、れいむの字が……これは、解散する前から、れいむがソロでの
仕事を積極的に行っていたことの名残による。
「なんだぁ?あたしゃこのゲストか?」
「そ、そんなことないよ!?てんこはれいむのあいかただよ?これからはレギュラーだよ?」
「だったらタイトルおかしくね?何?おまえのかませ犬になれって事?」
「ぜんぜんちがうよ!!」
「私をあて馬に自演って事か。犬か。馬か、あんたにとって私は」
「どぼじでぞんなごどいうのおおおお!?」
「汚い流石大御所汚い」
とりあえず、不採用
向うから拒否され、とりあえずてんこには鉄の扉の奥へ戻ってもらった。
次に……
「8番さんおねがいするよ!」
〔8番さーん?ご指名でござぁぁぁーいい………〕
ガラガラガラ・・・・
「よろしくお願いします!」
「ゆっくり「していっへね!」」
感嘆符はおそらく1・2個。今までまりさとやってきた3個に比べると物足りない数である
「もっとおおごえでいったほうがいいよ!!かるくかんでもいたし…」
「ご、ごめんなさい!!わたしなりにさいだいげんがんばりますから………!」
気を取り直してもう一度
「「ゆっくひしへいってね!!」」
声は兎も角、滑舌がよろしくない
緑色の新しい相方は、顔を真っ赤にして泣き始めた
「ごめんなざあああああああい。でぎのわるいごでええええええええええ!!」
「い、いいよいいよ!!まだこれからだよ!」
「どうせわたしは2Pカラーよおおおおお」
「ゆっ!?何言ってるのかわからないよ?」
「みんなにこれから先もルイージって言われるつづけるのよ……」
何も始まっていないのに、向うから泣いて逃げてしまった。
これでは何にもならない
続いて………
〔6番さーん?ご指名でござぁぁぁーいい………〕
ガラガラガラ……
「やくもゆかり、16歳です!!!」
「つぎ―――9番さんおねがいします」
年齢を初めから詐称している相方とは組めまい
〔9番さーん?ご指名でえええぇぇーす………〕
ガラガラガラ……
いきなり「ゆっくりしていってね」をやるのも危険だと思い、れいむはとりあえず質問から入る
事にした。
今度は、多少酒癖の悪さを自覚している以外は、性格にも問題は無く、スムーズに行きそうだった。
「じゃあ、いくよ!?」
「よろしくね!!?」
「「ゆっくりし…「ぎゃああああああああああああああああ!!!!」
角が刺さった。
零れ落ちそうになる餡子を押しとどめつつ、泣く泣く9番には戻ってもらう。
―――その後も、うまくはいかなかった。
〔15番さぁぁぁーん〕
「ゆっくちちちぇいっちぇね!!!」
同じ種類だが、小さすぎ
〔11番さぁぁぁーん〕
「JAOOOOOOO」
初めから、何か自分の台詞を持っていたり
〔⑨番さぁぁぁーん〕
初めからもう駄目だと悟らされたり
〔38番さぁぁぁーん〕
「おお、デビューデビュー」
「ゆっくり」すら言えなかったり
結局、この工場で生まれた相方たちは、全員駄目だった。
これだけ沢山生まれた相方は、これからどこへ行くのか流石に気になって質問した。それなりの需要は
あるとの事だったが。まあ、全員どこかやる気がなかったので、相方になれなくともそれ程悲惨な目にあ
う訳では決してなかろう
それでも、れいむは怒り心頭である。
「少ないおこづかいからしゅっぴもして、工場までたててもらったけっかがこれだよ!!!」
〔すみません、すみません!!〕
スピーカーから、平謝りの声が
〔も、もういっその事……〕
「?」
〔私が相方になってみせましょうか?〕
その発想は無かった
「そ、それならそんな所にいないで、きちんとでてきてあやまってよ!!!」
〔は、はい!!しばらくお待ち下さい!!!〕
背後のエレベーターが鳴り、中から兎のようなシルエットが駆け込んでくる
ゆっくりうどんげであった。
ゆっくり自身が管理している工場だと言う事は知っていたので、てっきりぱっちぇりーかきもんげ、良くて
ゆっくりてゐあたりが出てくるだろうと思い込んでいた。正直驚いた。
「そ、それじゃあやってみるよ!!?」
「ゆっくり……」
「「していってね!!!」」
声もタイミングもばっちり。
ただ………
「体つきだと、うまくあわないよおおおおおおおおおおお!!!」
「そ、そんなあ、差別だああぁああ!!!」
「きもい。おもにからだがきもい」
工場長と隣り合い、大声で二人泣きながら、れいむは思った。
―――まりさあああああ がえっでぎでええええええええええええ!!!
======================
仕事前のありすの自宅で、それは起こった
「「やべ、くっついた!!!!」」
「ほ、ほんとうにとれないよ!!?どうしよう?」
「―――いいじゃない。このままスタジオまで行きましょ?」
―――もう限界だった
「ありすはいちゃいちゃしすぎだよ!!」
「いいじゃない!!!まりさのやりたいことは何でもさせてあげたわよ!!」
「そういう事じゃないよ!!!なんていうか……甘すぎるよ!!」
「何で?ありすはこんなにまりさの事すきなのに!!」
「そんな事わかってるよ!!!」
「じゃあ、なんでそんなにつめたいの?!」
「しごととそれは違うよ!!それに、このべたべたはもう嫌だよ!!」
まりさは思い切り下腹部〔?〕に力を込めて、頬を引きちぎった。
「ぎゃあああああああああ!」
「いだいいいいいいいいい!」
そのまま、泣き腫らした目で外に飛び出していく
―――れいむうううううう がえっでぎでええええええええええええ!!!
======================
よほどの嫌味を言われるかと思っていたが、マネージャー達は快く、再結成の引き受けてくれた。
後は、まりさの承諾を得るだけだったが、そのまりさとは数日前から連絡が取れないのだという。
自宅へ行ってみたが、鍵もつけず、蛻の殻だった。
親類にも報せが無いらしい。と、いうか家にはずっと帰った様子が無い。
周りを探し回ってみると、相方のありすの家にずっといたらしいが、ちょうど姿をくらましたころ
から家をとびだしていったのだそうな
泣き腫らしてひきこもっているありすからは多くの情報は得られなかった。
八方手を尽くして探している中―――
れいむは孤独を知り、ようやく自分の我侭さを自覚した
おそらく、それは一方のまりさの方も同じことだったのだが、どんなに罵られても、全てを受け入れ
る気持ちに彼女はなっていた。
いつまでも当たり前だと思っていたことが、実は失ってからその尊さに気付く。
泣きながら、まりさの帰還を待ち、そして自ら時間を見つけては彼女を探した。
そして――2週間後に
「うー、まりさをつれてきたよ!!!」
「ほんとう!??」
息も絶え絶えにまりさを楽屋へ運んできたのは、うーぱっくだった。どうやら、自宅へ帰ろうとしたが
ありすに怯えて帰れず、公園で野宿を繰り返していたらしい
「まりさ!?まりさだね!!?ごめんね?またもう一度組もう?」
「まりさ?れいむ?組む?………わ、ワカラナイ……」
「まりさ?」
ガタガタと震えるまりさの目に、生気は無い。
下膨れした顔はじゃっかん痩せ細り、常に震えている。
「ワカラナイ………何もかもワカラナイ……怖い……」
「ど、どうしたの!!?」
「怖い………怖い……ありす怖い……おんなの人、怖い……」
あの部屋で何があったのか。
そして、この数週間の苦労を考えると、れいむは涙を流さずに入られなかった。
「まりさ……まりさぁ………しっかりしてよお、れいむだよ……」
「れいむ?だれそれ?ワカラナイ……」
「うわあああああ」
「おお、怖い怖い」
意外とまだ余裕がありそうな錯乱したうめきをあげるまりさを、れいむは全力で包み込もうとした。
大粒の涙が、かつての相方の頬を濡らす。
「ごべんねえええええええええええええええええええええええ!!!
もう、いじわるもわがままもいばないがらもどにもどっでええええええええええええええ!!!」
「ワカラナイ。わからないよー?」
「それは他のゆっくりだよおおおおおおおおおお!!」
「怖い……怖いよ………」
大きな悔恨を込めて、れいむは叫んだ。
「こんなことなら、ずっとあのままゆっくりしていればよかった…………」
「――ゆっくりして――――」
「ゆ、ゆっくりしていっでねえええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
まりさの目に、変化がおきた。
生気の無い目の奥に、一粒だけ光が瞬いた。
「ゆ、ゆっぐい……?」
「まりさ?」
れいむはすぐさま相手から見て左側に駆け寄り、叫んだ。
「ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっく……ゆっくり………」
相手が目覚めるまで、連呼する
「ゆっくりしていってね!!!ゆっくりしていってね!!!」
「―-―-ゆっくり――して――――」
目の中の明かりは、次第に形になっていった。
「ゆっくりしていってね!!!ゆっくり……」
「していってね………!!!」
れいむは涙を止めて、元の相方の名を呼ぶ
「まりさ……!?」
「れいむ……!?」
2人は、基本ポジションに分かれ、声を大にして何千回も繰り返したライフワークの台詞を叫んだ
「「ゆっくりしていってね!!!」」
――終――
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++;
さて………いかがだったでしょうか、「ドキュメントYSN ドスまりさ ―その生涯―」第5回。
今回は「社会人―デビュー後編」であった訳ですが……
みょんさん?
「ええ……何ていうか………2人の友情というか、ゆっくり同士の絆に感動しましたー」
すいかさん?
「まあ………あの、その……」
ありすさん?どうでしたか?
「いや……どうだも何も………半ば悪役気味に描かれている種と同じ私にそんなこと言われても……」
こーりんさん?どうお考えになります?
「やはり、行き過ぎた戦後の人権教育とやらの成れの果てがこれですね。私に言わせるなr…」
さて―――こうして、波乱万丈のデビューと、束の間の成功を経て、改めて手にした仲間との絆。
次回の 「ドキュメントYSN ドスまりさ ―その生涯―」第6回は!
――――
さくや 「お前は河馬だ………河馬になーれー!!」
めーりん「JA………ひひーーん!!」
さくや 「わかりましたおぜうさま!河馬の鳴き声は『ひひーん』です!」
れみりゃ「うー!」
まりさ 「河の馬?であってる?ところで『河の豚』でなんて読むんだっけ?」
――――
「達人 ――引退編――」 をお送りします
それでは、また来週!
- 全 俺 と ゆ っ く り が 泣 い た -- 名無しさん (2008-11-09 07:24:57)
- イイハナシダナー -- 名無しさん (2012-01-04 19:59:11)
最終更新:2012年01月04日 19:59