あるところに野原がありました
あるゆっくり達が住んでいました
ある時ゆっくり達が集まりました
「新しいことおぼえたよ!!」
れいむはそう言ってはねまわりました
「はやくおしえるんだぜ!!」
まりさはわくわくしてたまりません
「むきゅー」
ぱちゅりーはぼんやりと眺めていました
「ゆっ!」
れいむは気合いをこめておさげを振り上げ
「ゆっくりまわっていってね!!!」
頭上でおさげを回転させ始めました
「ゆっ!!」
れいむの体が浮かびあがりました
「わあ、お空をとんでいるみたあい」
れいむは目をきらめかして言いました
「むきゅ。それはみたいとは言わないんじゃないかしら」
「すごいZE」
それぞれ感想をいって見上げていたのでした
「すっきりーーーーー!!!」
れいむは気持ちよさそうに飛んでいます
「やってやるZE!」
まりさはそう言うと
「ゆっ!」
気合いをを込めて帽子のつばを広げ
「ゆっくりはばたいていってね!!!」
帽子のつばではばたき始めました
「ゆっ!!」
そしてまりさも浮きました
「わあ、お空をとんでいるみたぁい」
瞳をきらめかせて言いました
「むきゅー・・・」
ぱちゅりーは取り残されてしまいました
「ゆっくりまわっていってね!!!」
何も回りません
「ゆっくりはばたいていってね!!!」
何もはばたきません
「「すっきりーーー!!!」」
二人は気づいてもくれません
「むきゅ!」
ぱちゅりーはすっかりいじけてしまいました
れいむが言います
「ぱちゅりーも一緒にすっきりしようよ!」
ぱちゅりーの頬が少し膨らみました
まりさが言います
「お空は気持ちいいんだZE!」
ぱちゅりーの頬がさらに膨らみます
どんどんどんどん膨らんで・・・
やがてぱちゅりーも浮かび上がりました
「・・・!!」
ぱちゅりーは目を輝かせ、
「わあ、お空をとんでいるみたぁい」
喋れないぱちゅりーに代わって2人が言いました
しばらく三人で飛びまわり、やがて三人で去って行きました
最終更新:2011年05月07日 16:40