近頃、ゆっくりが経営するという摩訶不思議な温泉浴場が出来たと言う。 
そしてこれは、そこに行った時の体験談だ。まあ、ゆっくりと聞いてくれるとありがたい。 
「うー♪いらっしゃいませ~!!ゆっくりしていくといいぞぅ~!!」 
「うーうー♪きゃははは!!ゆっくりして!!ゆっくりして!!」 
先ず入り口では身体付きのれみりゃとふらんが、その衣装を浴衣に変えお出迎えだ。 
愛らしく笑顔でわくわくといった感じで、両手を胸の前でグーにしてそわそわする二人を 
尻目に男湯ののれんをくぐると、まずはきもんげにお金を払う。 
「まいどあり~。ちなみに返金はききまへんで。ゆっくりしていってや~。」 
などと相変わらずな様子を見せているのを特に気にしなかったのだが 
俺はこの時の返金、という言葉をちゃんと気にするべきだったのだ・・・。 
「へいらっしゃい!ゆっくりしていってね!!」 
ごめん、返金してくれ。俺、おうちかえる!!! 
あまりの事に俺は唖然としながら心で叫んだ。・・・え?突然、何でかって? 
今声を掛けてきたのは、ゆっくりまりさなのだが・・・。 
「さあさあ、のんびりしないでゆっくりするんだぜ!!」 
驚かないで聞いてくれ、いや、聞いてください。 
顔は別にかまわないんだ。何時ものまりさだから。 
身体付きって言うのも、まあまりさには珍しいが無いわけじゃない。だが、 
       つ い た か ら だ が マッ チョ メ ン!!! 
       も ち ろ ん 男 子 の ボ デ ィ !!!!!!!           
しかもふんどし一丁でこれでもかと言わんばかりにポージングを決めている。 
もちろんあの表情を一つも変えずにだ。ああ、ちなみにメンと言う複数形に偽りは無い。 
それが三人並んでお出迎えしてくれたのだ。 
おもわず俺はこう叫んでしまったよ。 
「お、おまえら、浴場に対して偏った解釈と言うか、絶対間違った進化してるぞ!!!」 
「「「ムンッ!!!!ゆっくりしていってね!!!だぜ。」」」 
だめだ。まるで聞いてない・・・。非常に頭が痛くなった。 
とは言うもののここまで来て風呂に入らないわけには行かない。というか、 
もたもたしてたらあの筋骨隆々なお三方に無理矢理脱がされそうなので、神妙に入る事にした。 
「ウホッ、いいゆっくり・・・。ヌフゥ・・・おせなかながしやす。だぜ。」 
「いいえ、結構です。」 
なんか色々とヤバげなので丁重にお断りして、急いで戸を閉め浴び湯を浴びてから湯に浸かる。 
湯の中には、ぷかぷかとれいむ達顔だけゆっくりがなにやら楽しそうに浮いている。 
運が良いのか悪いのか、人間は俺だけだった。 
「れいむたちはおんせんまんじゅうになったから、おんせんでもゆっくりだよ!!!」 
よしよし。ゆっくり出来て大変結構なことだ。たのむからまりさの様なトンデモ進化だけは止めておくれ。 
このれいむ達とは別の、脇に居たタオルを頭に巻いたれいむ達が一生懸命タオルで背を流してくれた後 
湯に浸かり直すとゆっくりすいかとゆうぎの差し出してくれた酒を飲みつつゆっくり達と共にゆっくりした。 
 ・・・。え、感想?・・・まあ、まりさの件以外は、とてもゆっくり出来た場所だったよ。・・・まりさの件以外は。  即興の人 
-  れみぃとふrたんちゃん  -- 名無しさん  (2010-12-01 03:25:14)
-  浴衣姿のれみぃとふらんちゃんか・・・ハァハァ  -- 名無しさん  (2010-12-01 03:26:05)
-  この温泉は何処にありますか?  -- 名無し  (2011-03-16 21:09:28)
-  女湯の方にはなにがいるんだろう・・・  -- 名無しさん  (2011-08-28 21:54:22)
最終更新:2011年08月28日 21:54