さて、飼っているころ丸(虎狼丸)が名前どおりにコロコロと同じく一緒に暮らしているれいむを転がしている。
「や、やめてね! これじゃゆっくりできないよ!!」
「ひゃんひゃん」
さて、どうやってこの転がし衝動を止めようか。
「はなしはきかせてもらったよおにいさん!」
「何奴!?」
突如現れた丸っこい闖入者に思わず対応してしまった自分が少し悲しい。
白い髪にふさふさとした尻尾に犬の耳。それにきめぇ丸にも似た赤い帽子。
「ゆっくりもみじ?」
「わふぅ」
かなり珍しいゆっくりなのだそうだが寡聞にしてそんなものは当時の自分が知る由も無く。
「もみじはいぬさんとおはなしができるんだよ!」
「ちぇ、ちぇんと似たような理由か!? ま、まぁいい 俺の犬がれいむを転がす衝動を止めてくれないだろうか」
「おやすいごようだよ!」
数分後
「わふぅ、いぬさんはもうれいむをまわさないってしょうちしてくれたよ!」
「ゆひぃゆひぃ……」
れいむは目を回していた。まぁ、無理もないよな……。
「お、お疲れ……」
「れいむをまわさないかわりにもみじをころがすことになったんだよ!」
「な、何ぃ!?」
「 さ ぁ 、 こ ろ が し な さ い !! 」
「ひゃんひゃん」
こうしてこのもみじは今でも私の家にいるのです。
まぁご飯は辛いの出さなきゃいいだけなんで問題ないですけど。
- P3ですか? -- 名無しさん (2009-03-21 15:03:49)
最終更新:2009年03月21日 15:03