「急になんですか師匠」
鈴仙は永琳に呼び出されたのである
深夜の3時に
「これをみなさい」
と、永琳は両手のゆっくりれいむ見せる
どこをどう見ても普通のゆっくりである
「はぁ…ゆっくりれいむですね」
「そう…見た目はね…」
え?という鈴仙の声を無視しおもむろに包丁でゆっくりれいむを真っ二つにする永琳
れいむの「どおぼじでえええ!」と言う叫びが響き渡りゆっくりれいむは丁度真ん中から二つに分かれる
「ちょ、なにやってるんですか!?」
「「ゆっくりしていってね!」」
「は?」
と鈴仙はゆっくりに目をやる。
そこにはゆっくりれいむが二匹
大きさは丁度先ほどのれいむの半分ほど
「ふふふ…なんと切られると半分の大きさで復活するゆっくりの開発に成功したわ!」
歓喜の声をあげる永琳
鈴仙はと言うとれいむを見比べ、そのれいむは
「ここどこー?」
「おねえさんたちはゆっくりできるひと?」
先ほどのことを覚えていない
「体積が丁度半分のゆっくりになるのよ」
さらに包丁で半分にする
「「「「ゆっくりしていってね!」」」」
4匹の子れいむになった
「あれ?最初は成体だったのに…」
「ゆっくりは餡子の量で知能が決まるみたいだからこうなるのよ」
そして、4匹のゆっくりは八匹の赤ゆっくりに
「「「「「「「「ゆっくりちていっちぇね!」」」」」」」」
「凄いですね…でもこれでどうなるんですか?」
「まぁ、見てなさい」
永琳はオレンジジュースを8匹の赤ゆっくりにかけこねくり回す
そうするとなんと元の成体のゆっくりれいむに戻っている
「実はこの子。元に戻すときに違うゆっくりを混ぜてもいいのよ」
と語るはマッドサイエンティスト
要するに8匹のうち2匹はまりさでもよいとのこと
「ただ、過半数は元のゆっくりじゃないと形を維持できないのよね」
「はぁ…けど、一体何のために?」
「里の方でペットにするの流行ってるじゃない?何でも自己でゆっくりが死ぬのを何とかしてほしいって
頼まれたんだけど。元の強度は上げようが無いからこうしたわけ」
「ゆっくりしていってね!」
鈴仙はゆっくりを持ち上げ上から底面までじっくりと見定める
どうやら普通?のようだ
「例えば、包丁なんかで半分にされてもこれなら元に戻せるから。それに他のゆっくりを混ぜたら
その性質を受け継ぐわよ」
ここでゆっくりれいむに帽子を渡し水槽の前に置く
するとれいむはまりさの用に帽子を舟代わりに水槽でぷかぷかと浮いている
「と言うわけだからあとはよろしく」
「って師匠、よろしくって言われても」
「貴方はこれからこの子の観察をお願い。まだ実験の途中だから何が起こるか分からないから
それと私は寝るわ」
その後、鈴仙が床に付いたのは昼過ぎだという…
最終更新:2008年12月04日 19:10