さくやとめーりん

さくやとめーりん

「zzzz……。」
ゆっくりの住む森の一角で、ゆっくりめーりんが昼食後の昼寝――シエスタをしていた。
巣の中ではなく、その入り口の前である。
というのも、冬が差し迫った近頃では珍しい小春日和だったためである。

そんな訳で、心地よくだらしなくヨダレを垂らして眠っていためーりんだったが、
「ゆっ!」
「じゃおっ!?」
突如何者かの体当たりによって起こされてしまった。
その何者かとは、
「ねてないで、ゆっくりはたらきなさい、めーりん!!!」
ゆっくりさくやである。
ゆっくりさくやはシエスタしているゆっくりめーりんを見つけると、それを邪魔することがある。
「じゃお……ゆっくりしていってね……。」
めーりんは眠そうにそう答える。
めーりんもさくやのこの習性にはなれたもので、特に文句を言うでもなく、適当にあしらって、
「……zzz……。」
また眠る。
「もうっ、もうっ!ゆっくりしないでおきなさい!!!」
さくやはまた何度も体当たりを繰り返すが、めーりんは狸寝入りを決め込んでいた。
「ゆぅぅぅぅ……!!!」
さくやが少しばっかり涙ぐむと、
「ゆっくりしようね、さくや。」
めーりんがゆっくりと、さくやにすり寄ってきた。
「ゆっくりするわ……。」
そう言って、さくやもめーりんにすり寄る。

しばらく何をする訳でも無く、2頭は体を寄せあったままゆっくりしていったが、
「……めーりん。」
さくやがめーりんに話しかける。
「じゃお?どうしたのさくや!!」
「きょうはめーりんのおうちにとまるわ。いいかしら?」
「じゃお!ゆっくりしていってね!!!」
「じゃあ、ゆっくりしていくわね!!!」
さくやがそう答えると、めーりんは目の前の巣に、――生涯のパートナーを招き入れた。

さくやは何故だかめーりんに素直に感情を表現出来ない。
さくやがめーりんのシエスタの邪魔をするのは、構って欲しいからなのだ。
多くのめーりんはそれを無視して、シエスタを強行するのだが、中には受け入れるめーりんもいる。
さくやはそんなめーりんと共に、ゆっくりと生涯を過ごしていく。

「うー☆」
「ゆ!おぜうさまぁ!!」
「うー、ゆっくりしね♪」
「いもうとさまもぉ!!」
ただし、忠誠心が優先なのだが。

「ゆっくりがんばってね!!さくや!!」
2頭の声を聞いて飛び出したさくやに、めーりんはエールを送った。


  • さくや可愛いよさくや……可愛い夫婦だ……鼻の奥から鉄の味がしてきた -- 名無しさん (2008-12-11 03:03:49)
  • さくやはツンデレなんですね、わかります。 -- 名無しさん (2008-12-11 21:50:08)
  • いい話だ…。咲夜さんとめーりんは王道ですね -- 名無しさん (2009-03-13 22:08:37)
  • めーさくれみさくめーふらぱちぇこあ・・・紅魔館は素敵だ -- 名無しさん (2010-12-01 03:18:45)
  • な なんだと
    めーりんが喋っているだと!!? -- 名無しさん (2011-04-27 19:29:12)
  • 愛で系は好きだなあ -- 名無しさん (2016-01-16 18:56:55)
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最終更新:2016年01月16日 18:56