ゆっくり愛で小ネタ8 うーぱっく

「う~♪う~♪」

どこからともなくゆっくりれみりゃがやって来る。ゆっくりれみりゃの体にはダンボールがくくりつけられている。
ゆっくりサービス【う―ぱっく】だ。
人間が友達のゆっくりに仕送りをしたいときや、逆にゆっくりからの仕送りを受け取るときにやってくる。
ゆっくり同士は言うまでもない。

「う~♪ゆっくり~♪」

ゆっくりれみりゃはゆっくりれいむとゆっくりまりさの群れに向かってダンボールを置いていった。
そのまま飛び去ろうとするので、れいむとまりさは

「あ、おとどけものだ!」
「ゆっくりまっててね!」

慌ててれみりゃにお礼の果物を渡す。そうしないとすねたれみりゃに次から届けてもらえなくなる。
そのくせれみりゃは荷物を届けたらすぐに飛び去ろうとする忘れっぽさがあるから困り者だ。


「なにかな?なにかな?」
「ゆゅぅ!なかでゆっくりうごいてるよ!!」「ゆっくりあけてね!」

うきうきとダンボールの中を空けてみせる。その中にはゆっくりれいむの赤ちゃんが入っていた。

「ゆっくりしてる~!!」
「なかま、なかま!」「あかちゃんがきたよ!」
「かわいいね~♪」「ぷにぷに!ぷにぷに!」

赤ちゃんはよたよたと擦り寄ってくる。まだ体が固まっていないためか、感触は他のゆっくり達に比べてぷにぷにと柔らかそうだ。
体の下の方が地面の硬さに負けてぺたりとつぶれていた。

「ゆっくりちていってね!!」

舌足らずな声で産声を上げる。なぜかその顔は自信満々だ。何の根拠があるのだろう。

ゆっくりは妖精のように自然発生するため、どこからともなくいきなり生まれる。しかし生まれたての赤ちゃんでは危ないので、
ゆっくりれみりゃが届けてくるのだ。れみりゃが届けて、お礼の果物を渡し、れいむたちが育てる。共生関係が出来上がっていた。

「いっしょにゆっくりしようね!」
「ゆっくり~♪」
「ゆっくりちていってね!ゆっくりちていってね!」

そして今日もゆっくりする。ゆっくりたちはさびしがりや。ゆっくり達は友達と一緒にゆっくりすることで生きていくエネルギーを得る。
仲間は多いほうがにぎやかで楽しい。





「「「ゆっくりしていってね!!「ちていってね!」」」」

  • うーぱっくによる繁殖だと生々しくなくていいなw -- 名無しさん (2010-09-15 17:57:52)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年09月15日 17:57