「まとりょーしか!」
そう言った次の瞬間、ゆっくりすいかがパカリと上下に分かれた。
「ウェッ!?」
中に小さなゆっくりすいかがいる。
「まとりょーしか!」
それが何度も続き、しばらくしてか……
一番小さなゆっくりすいかが「ぱいるふぉーめーしょん!」
と言ったらあっという間に元に戻った。
「どぉ、おにいさん!」
と、なんかやりきった笑みを浮かべているすいか。
「スマン、凄いとかそれ以前に怖いぞ、すいか」
「ゆがぁぁん!」
ちょいとかわいそうになったのであとでウイスキーボンボン買ってやろう……
「そういえばすいかよ、どこでマトリョーシカなんて知ったんだ?」
「となりのゆっくりてんこがみせてくれたんだよ、
きたない・まとりょーしかほんときたない、とかいいながら」
てんこよ何があったんだ、と思ったので翌日聞きに行った所、
「あぁてんこに露西亜土産のマトリョーシカを開けて見せた所、大変驚いたみたいで
それで友達にビックリしたの何の、と広めてたみたいでして」
「あぁ、そういえば汚いホント汚いっててんこにはねたみ半分驚き半分ですもんね……」
ゆっくり語を理解するのはまだ遠い……。
最終更新:2009年01月19日 20:26