ゆっくり愛で小ネタ99 朝の公園で

「ゆっくりおはよう!」
「斬新な挨拶だな、それ……」
朝に公園に散歩に出かけたら木の上からゆっくりまりさに挨拶された。
「おにいさん、おはようついでにたのみがあるの!」
「うん?」
「まりさをきからおろしてほしいの!」
「あぁやっぱり……」
大方木登り(どうやって登るかは不明)をして降りれなくなったか
子供に悪戯で木の上に置かれたのかだろう。
「ちょっと待ってろ……よっと」
「おにいさんありがとぉ!あれ?なんでまりさをもっていくの、ゆっくりおろしてね!」
「お前さん、帽子が結構汚れてるぜ?」
木の樹液がこれでもか、というぐらいにへばり付いていた。
「ほ、ほんと!?」
「ホントホント、ほれ」
一度帽子を外させて見せる。
「どうしようこれじゃあ、みんなにわらわれちゃうよ!」
「だから俺が洗っちゃると言うに……」
「おにいさん、ありがとう!!」
目の幅涙を流して喜びを表しているまりさ。水分何処から来てるんだ?

その間まりさは帽子がなくて落ち着かなかったのでサンタ帽を被せて待っていてもらった。
「……サンタまりさ、これはこれで」
と何か新境地が開拓できそうだったが気にしないでおこう。
とりあえず、汚れを取りきるには二日かかった、とだけ言っておく。
汚れが取れてホントの帽子を返した時のまりさの喜びっぷりは凄かった、とも。

名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年01月01日 22:24