ある日、森を散歩していたら、1匹のうーぱっくを見つけた。
基本的に他のゆっくりと一緒にいることが多いうーぱっくが、
単独でいるのも珍しいなあ、と思ったので、近づいてみた。
うーぱっくは寝ているようだ。寝言も「うー」なんだな。
ふと、うーぱっくの中に何かいるのが見えた。それはゆっくりのようだが、
緑髪で、こまちみたいな髪型をしている。そのゆっくりも寝ていた。
顔がどことなくれみりゃ種に似ているが、見たことないゆっくりだった。
このゆっくりに興味がわいたのでうーぱっく共々連れて帰ることにし、うーぱっくを持ち上げたのだが、
手をかけた瞬間2匹とも目が覚めてしまった。
じたばたする2匹に「お菓子あげるから」と言ったら喜んでおとなしくなった。
さて、家に連れて帰ったはいいが、こいつは何て名前なんだろうか。
約束通りお菓子をあげながら聞いてみた。
「きすめはきすめだよ。ゆっくりしていってね」
きすめというらしい。
きすめをうーぱっくから出そうとしたらすごく嫌がられた。
なんとか出しても、またうーぱっくの中に戻っていったり、その辺にあったゴミ箱や鍋に入ったりしていた。
どういうことかときすめに聞いたら、狭いところが好きらしい。なるほど。
しかし、いつまでもうーぱっくって訳にもいかないだろうし、
ゴミ箱や鍋に定住されても困るので、何か買ってやることにした。
うーぱっくやゴミ箱に入りたがるくらいだから、手頃な箱とか筒みたいなのがいいんだろうと思い、
うーぱっくに入ったままのきすめを連れて道具屋に向かった。
「らっしゃい」
眼鏡の店主が出迎えてくれた。頭がまぶしい。
きすめ達と商品を見ながらぐるぐると店の中を回っていたら、突然うーぱっくが止まった。
「どうした?」
「これがいい」
きすめの視線の先には、木の桶があった。
口の直径がきすめと同じか、わずかに小さいかもしれないような感じだった。
「この桶か?」
きすめは体を縦に動かした。うなずいたと見ていいだろう。
というわけで桶を買って帰った。
帰って早速きすめに桶を与えた。
きすめはうーぱっくから桶に飛び移った。きすめは桶にすっぽりとはまった。
そして満面の笑みを俺に向けた。
「ゆっくりありがとう」
そう言ってきすめは桶ごとはね回った。
なんで桶ごと動けるんだ…まぁゆっくりだし何でもありか。
- 一応言っておく。
道具屋の主人はこーりんでも霧雨さんでもないよ!
オンバトとか見てた人ならわかるはず。 -- 書いた人 (2009-01-01 23:51:01)
- なるほど、なんか例のアレをプレゼントされそうな店ですこと。
きすめがれみりゃに似てるというのは新鮮な見方だなあ -- 名無しさん (2009-01-02 13:34:48)
- どうみてもきすめぼんの影響です本当に(ry -- 名無しさん (2009-01-02 14:06:22)
最終更新:2009年01月02日 14:06