ゆっくり愛で小ネタ132 ふと思った。

「…はい、確かに受領いたしました」
「毎度ありがとうございます。今後ともどうぞ、ごひいきに」

紅魔館。注文されていた品を納品した僕は、軽くなった荷台を引いて帰路に就いた。

「ご苦労様です」

門まで来た所で門番の方に挨拶される。こちらも返事をしようとすると…

  _人人人人人人人人人人人人人人人_
  >   ゆっくりしていってね!!!   <
   ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
   ,, -''´ ̄   _/ヽ_ ` ''' - 、     
  /    、   ヽ ゆ /    ヽ、    
  i   、- -──,/ヽ!、_,    .i 
  ゝ/    、 ,ヽ,     ヽ、 ノ  
  /   メ  ,イ / '|  リ /  ン   
  /   (ヽ_/__!/,  i__、!__ハ、/  i    
 /   イ  (ヒ_]     ヒ_ン ! r_/ 
./  /ゝ. !'"    ,___,  "' i    
/  /  (´ハ    ヽ _ン   ノ)   
  /  ゝイ >,、 _____, ,.イy'|    
 /  / [><]      [><}   
./  / Lリゝ       Lリゝ

荷台から声が上がった。

「うわっ!…何ですか?これ」
「ああ、ゆっくりですよ。ここに来る途中拾ったんです。『中国さん』はご存知ないので?」
「『美鈴』です。『紅美鈴』。いや、話には聞いてましたけど見るのは初めてです…」

そうか。門番という職業上、ゆっくりの生息エリアに近づく機会がないのか…

「私のゆっくりもいたんですねー」
「どうです?『中国さん』に似てなかなかかわいいもんでしょう」
「『美鈴』です。かわいいって言われるのは嬉しいんですが、
『これに似てる』って言われると複雑な気分になりますね」

それもそうだ、と二人して笑った。そこでふと、今日はまだ帰ってからも仕事があることを思い出した。

「すみません、店の方に仕事が残ってますのでそろそろ…」
「あ、そうですか。お気をつけてどうぞ」
「ありがとうございます。最近寒くなってきましたからお体に気をつけてくださいね、『中国さん』。
行くぞ『めーりん』」
「ちょっと待て」



ゆっくり化すると名前で呼んでもらえる!ふしぎ!

  • この男の消息や如何に -- 名無しさん (2009-01-24 12:41:37)
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最終更新:2009年01月24日 12:41