「…はい、確かに受領いたしました」
「毎度ありがとうございます。今後ともどうぞ、ごひいきに」
紅魔館。注文されていた品を納品した僕は、軽くなった荷台を引いて帰路に就いた。
「ご苦労様です」
門まで来た所で門番の方に挨拶される。こちらも返事をしようとすると…
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ゆっくりしていってね!!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
,, -''´ ̄ _/ヽ_ ` ''' - 、
/ 、 ヽ ゆ / ヽ、
i 、- -──,/ヽ!、_, .i
ゝ/ 、 ,ヽ, ヽ、 ノ
/ メ ,イ / '| リ / ン
/ (ヽ_/__!/, i__、!__ハ、/ i
/ イ (ヒ_] ヒ_ン ! r_/
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/ / (´ハ ヽ _ン ノ)
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荷台から声が上がった。
「うわっ!…何ですか?これ」
「ああ、ゆっくりですよ。ここに来る途中拾ったんです。『中国さん』はご存知ないので?」
「『美鈴』です。『紅美鈴』。いや、話には聞いてましたけど見るのは初めてです…」
そうか。門番という職業上、ゆっくりの生息エリアに近づく機会がないのか…
「私のゆっくりもいたんですねー」
「どうです?『中国さん』に似てなかなかかわいいもんでしょう」
「『美鈴』です。かわいいって言われるのは嬉しいんですが、
『これに似てる』って言われると複雑な気分になりますね」
それもそうだ、と二人して笑った。そこでふと、今日はまだ帰ってからも仕事があることを思い出した。
「すみません、店の方に仕事が残ってますのでそろそろ…」
「あ、そうですか。お気をつけてどうぞ」
「ありがとうございます。最近寒くなってきましたからお体に気をつけてくださいね、『中国さん』。
行くぞ『めーりん』」
「ちょっと待て」
ゆっくり化すると名前で呼んでもらえる!ふしぎ!
- この男の消息や如何に -- 名無しさん (2009-01-24 12:41:37)
最終更新:2009年01月24日 12:41