【バレンタイン企画】チーズケーキを買いに。

暇なので電車に乗り買い物に出ることにした。
そして物産展を何気なくのぞいていたときのこと、そこには釜焼きチーズケーキの姿が!!
「ぬぅ、これは俺に買えという神の啓示に違いない」
普段だったら1ヶ月待ちのチーズケーキ……今買わずにいつ買えというのか!
うちのゆっくり達もテレビで見て食べたがってたし。

しかし……今日はバレンタインフェア、俺が一人で買ってしまったら確実に
【バレンタインで誰からももらえなかったから一人寂しく買っている男】
になってしまう……。いや半分くらいそうだけど。
と、とにかく戻ってあやつ等を連れてこねば!!


私は家に帰り、いつものように仲良く遊んでいる八雲家三ゆっくりをひっ捕まえた。
「お、おにぃさんなにするの!?かぜがつよいからゆかりんはそとにでたくないわ!!」
「ちぇぇぇぇぇぇぇん!!」
「ら、らんしゃまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

えぇい、話を聞けぇい!!
「さっき駅に行ったらお前らが以前食べてみたい言ってたチーズケーキが売ってたぞ(物産展やバレンタインフェア的な意味合いで)」
「「「おそとにいこうねおにぃさん!!」」」

えぇい変わり身の早いヤツラめ……。
「そういえばおにぃさんにはばれんたいんでもらえるひとはいないの?」
「ははは、職場があいてればなんかあったかもしれんが今日は土曜だしなぁ、なんもねぇよ!」
「せつないわね……、わたしもちぇんとらんがいちゃついててすっかりくうききゃらで……」
お前も色々とあるんだなぁ、と思いながら電車に乗りつつ目的地到着。
「すいませんチーズケーキふた……4つとザッハトルテ4つください」
「7392円になります……逆チョコですか?」
「いいえ違います、断じて。第一3つもやったら刺されます」
「それもそうですね」

店員の哀れみ溢れる視線が少し切なかった。
即日チーズケーキとザッハトルテが消えたのは言うまでも無かった。
「おいしいね、おにぃさん!!」
「それはなにより」

そして俺の財布が氷河期に入ったのも言うまでもなかった。

後書き・
筆者のリアル実話が元ネタです。おのれヴァレンタイン!

名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年02月16日 10:20