ゆっくり愛で小ネタ154 鳩

みかんを齧りながらふと思い出した話である。
「教授から興味深い話をきいたんだ」
「なぁになぁに?」「おしえておしえて!」
「おもしろいおはなしならききたいわ」
耳をパタパタ尻尾をふりふりちぇんズはコタツに入りながら聞いてくる。
なおゆかりんはコタツに入って兄の家から持ってきたらしいアーカム計画を読んでいる。
兄者よ、何読ませてるんだ……。
「よく鳩は平和の象徴だって言うだろ?」
「よくきくね!」「てれびさんでもそういってたよ!」
「よくそういっただんたいのマークにつかわれてるわね」
「そう言われてたもんだからある学者が二羽の鳩を同じ籠に入れて出張にいったんだ、
 で帰ってきたんだが……」
「ま、まさかしんじゃってたの!?」「しんじゃってたの!?」
「えさをわすれてたとかかしら」
「いや死んではいなかったんだが、片方の鳩がもう片方をフルポッポってレベルじゃないぐらいボコボコにしてたんだ」
「そ、それはこわいね!」「こわすぎるよぉ、がたがた」
「はとってレベルじゃないわね……こわいこわい」
「その有様を見た学者は後日実は草食とされる動物の方が残虐じゃないのか?という
 『モラルと武器』という論文を書き上げたんだそうな、と。」
あ……ゆかりんはそれほどじゃないけどちぇんズがガクブルしてる。
「まぁ普通の鳩は基本そんなことせんからな。さてちぇんズよ、今日は何が食いたい?」
「ちぇんはたまごさんが食べたいよ!たまごさんを食べるとポカポカするってやってたよ!」
「ちぇんもおなじだよ! いりたまごさんがたべたいよ!!」
「ゆかりんはめだまやきがたべたいわ!」
「えぇい、食い意地が張ったヤツラめ!! ちょいとバター切るから待ってろ!!」
「「「わぁい!!」」」

  • なんかこんな感じの日常いいな… -- ふらん (2012-08-26 11:01:39)
  • ほのぼのはやっぱりたまらんねぇ -- ばんちょ― (2014-03-08 13:17:49)
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最終更新:2014年03月08日 13:17