かわいいゆっくりゲットだぜ!!3-下

かわいいゆっくりゲットだぜ!!3-下(再会、母よ…)

  • ゆっくりれみりあ(れみりゃ)の捕食種設定ありです。俺設定もありです
  • ひどいあつかいのゆっくりと性格の悪いゆっくりや子悪魔(?)のような性格のゆっくりがいます
  • ゆっくりに対する暴力シーンと捕食シーンがあります。気分の悪くなる方は読まないでください
  • ティガさん(?)の「うっう~☆うぁうぁ~♪ れみ☆りゃ☆う~~♪」お借りしました
  • それでもよければどうぞよんでください





では、駄文開始です。


らんからちぇんとの出会いを聞いた。

ちぇんは過去の出来事をそんなに鮮明に覚えていたのか
だったら、れみりゃを飼う時にあれだけ反発したことも納得できる。
俺はどれだけ馬鹿者だったんだよ!!
あいつの気持ちも考えないで、自分の同情心かられみりゃを飼おうとした。
これであいつの事を自分の家族だなんていえるのかよ!!
最低だ。本当に最低だ。そんなだから俺は…

そして、俺は思わず壁に拳を叩きつけようとした時に後ろから声をかけられた。
「ごしゅじん。おちつくてんこ!!」
「むきゅー、じぶんをせめるよりもちぇんがさきでしょ!」
「こぁ、おふたりのいううとおりです」

ああ、少し落ち着こう。俺がでていったあとの会話内容を思い出せ。


時間は、飼い主が家を出たころにさかのぼる

「むきゅ、れみぃをかうのはむずかしいのかしら?」
「てんこ! ぱちぇにはわからないてんこ? かぞくをれみりゃにたべられたゆっくりのきもちが?」
「むきゅ、でもれみぃはゆっくりをぜったいにたべないとおもうわ」
「しんじられないてんこ! ちぇんのかぞくはれみりゃにたべられたてんこ!」
「それはべつのれみりゃよ! れみぃはゆっくりできるこよ!」
「こぁ、わたしのいけんはかいぬしさんのけっていをきくのがいちばんだとおもいます」
「むきゅ」
「てんこ」

全くその通りなので3匹はうずくまるしかなかった
だがその時1匹のゆっくりが3匹の前に飛び出してきた。

「じぇんじぇんわきゃってにゃいんだよ! れみりゃのこわさをおしえてあげるんだよ!」

そういうとちぇんは自分が少し前に経験をしたれみりゃの恐怖を語り始めた。

「あのときにりゃんしゃまがきてくれなかったら、ちぇんもしんでいたんだよ!」
「むきゅ…」
「てんこ」
「こぁ」

大人3匹が返す言葉もなく静かにしていると隣の部屋から大声でわめき声が聞こえる。

「まんまぁー!! れみぃ、まんまぁーたちといっしょにいたいんだどぉ!!」
「うるしゃいんだよ! ゆっくりできないれみりゃはそのなかにいればいいんだよ!」
「まんまぁー!! れみぃ、すりすりしてほしんだどぉーー!!」
「ばかにゃにょ! しぬにょ! れみりゃなんかとすりすりするゆっくりはいないんだよ!!」
「……まんまぁー……まんまぁー……まんまぁー」
「ばかにゃにょ! しぬにょ! れみりゃにいきてるかちなんて…」
「ちぇん! おちつくてんこ!」
バシッ

何かを叩く音が聞こえた。一瞬、何が起きたかわからなかったが頬の痛みにちぇんは気がついた
次の瞬間にちぇんは玄関にむけて走り始めた。
偶然だろうかちぇんの体当たりで左右にスライド式の玄関が開いてしまった。
いきおいよく走っていくちぇんをらんとこぁが追いかけたが見失ってしまった。
その後、ぱちゅりーたちと行き先を話し合っている時に飼い主が帰ってきた。

チクショー!!俺はどれだけ馬鹿なんだよ。鍵や大工箱なんて明日行けばいいことだったのに
いつもそうだ。あの時だって…
昔の事はいい。今はちぇんの行方を捜さなければいけない。

「らん、今までに探していないところはどこだ?」
「さんぽこーすはさがしたてんこ!」
「むきゅ! いえのまわりとものおきにはいなかったわ!」
「こぁ! かわのどてのほうにはいってません!」
「土手かちぇんは家族のことを思い出すから川の土手には行かない気もするが、念のために行ってみよう」
「うーうー!! れみぃもさがすのてつだうんだどぉ!!!」
「れみりゃはぱわ~あっぷしたんだどぉ~♪  すぐにみつかるんだどぉ~♪」
「ぱちぇはれみりゃの意見をどう思う?」
「むきゅ、信じても問題ないと思うわ」

私はとりあえずれみりゃをゲージから出してあげると庭に放り投げた。

「ゆっくりしないでちぇんを探しに行きなさい! 見つからなければ君はまんまぁーと暮らせない」
「れみぃ、まんまぁーたちといっしょにいたいんだどぉ!! うっぐひっぐ!」

うがあああああぁぁl!この肉まんマジでミンチにしてやろうか
泣いてる暇があれば、ちぇんを早く見つけてこいよ!!
そうだ。ちぇんを早く探さなければ、こいつの事はそのあとにでもどうにでもなるのだから
ぱちぇは家で留守番、らんは川の土手を、れみぃとこぁは空から探索するように指示を出した
私はこぁとらんを外に出すと家の鍵を閉めてちぇんの行きそうな場所を探そうと思った。
散歩コースと買い物コースをもう一度回ろうと考えて自転車で走り出した。





そのころのちぇん

「わきゃらない、わきゃらないよー……しくしくにゃーーー!!」
「ちぇんどうしてないているの?」
「むかしここにすんでいたちぇんのこどもでしょ! なにをしているの?」

ちぇんが墓の前でないていると近くに住んでいたれいむとまりさの家族が心配そうに話しかけてきた
「じぇんじぇん、わきゃらないよー! どうすればいいじぇんじぇん、わきゃらないよー!」
「とりあえず、れいむたちのすでゆっくりするといいよ」
「そうだよ! おやさいさんをわけてあげるよ」

ちぇんは2匹のゆっくりにつれられて巣の中に入っていった

「おばさん、おじさん、どうすればいいかわからないよー……」
「ゆっくりしないでごはんをたべるといいよ!」
「うんうん、わかるよ! いただきだきます!」
「にゃーにゃー!!しあわせだにゃ!! おいしいにょ♪」
「「「「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ♪」」」」」

お兄さんが作ってくれるよりおいしくないご飯。
でも二人の気持ちがこもっていておいしいと感じた
他の子ゆっくり達はいつもどおりのご飯に満足していた。

「ちぇん、どうしてあんなばしょにいたのかゆっくりせつめいしてね!」
「おにいしゃんがれみりゃをひろってきたんだよ!」
「「!!」」

ちぇんは飼い主はどこかからかれみりゃを連れてきて自分の家で飼うとみんなに話したという。
それに怒りを覚えたちぇんは家を出てきて家族の墓の前で呆然としていたというのだ

「ちぇん、そんないえにすむひつようないよ」
「そうだよ。よければまりさのいえにすんでもかまわないよ」
「うんうん、うれしいんだよー! でもおきゃーしゃんたちとすんでた、すにすむんだよ!」

そういうとちぇんはれいむとまりさにすりすりすると家の外に飛び出していった。
この近くには自分の住んでいた巣があるはずだ。
そこでゆっくり暮らせばりゃんしゃまもおにいしゃんも反省してくれるに違いない
れみりゃを追い出して自分を迎えに来てくれるはずだと…
あのれみりゃさえいなければちぇんは満足なのだから帰ってあげてもいいと思っていた。
このちぇんは生まれて4週間ほどしかたっていないから知らなかった

自分がどれだけ幸運に恵まれていたのかを…

生まれた家族が餓死寸前だったなら…

生まれた時に両親が死んでいたら…

れみりゃに家族が食べられてしまった時にらんが来なかったら…

今の飼い主に拾われなかったら…

小さなちぇんは、自分がこれからも幸せに暮らせると信じているのだ。
それがどれだけ贅沢な願いであるかを彼女は直後に知ることになる



私は、自転車に乗るとらんの買い物コースを走り続けた。
やはりいないのだろうかほかにいそうな場所は…
ゆっくり屋に保護されているか。
ちぇんの両親の墓がある川の土手か。
酸欠なのか息切れをして頭がフラフラするがゆっくり屋に向かって走りだした


ちぇんは自分が住んでいた巣の前にいた川の土手の木の下にある巣だ
父親がモグラさんの穴を広げて作った自慢の巣だ。
土が盛り上がり、落ち葉でうまく偽装していたがちぇんはそれをどかしていった。
奥には枯葉のお布団があってとてもゆっくりできる場所があるはずだ。
そう思っておくにはいっていくと誰もいないはずの巣の奥から声が聞こえてくる

「ゆ…ゆ…」

なんだろうかと思い。ちぇんはそろりそろりと巣の奥に入っていった。
そこで彼女が見たものは…食料庫のあった場所に半分になったゆっくりの死体があった
そして、食料庫から奥の寝床をのぞいてみると…忘れることのできないあいつが眠っていた。
ずんぐりむっくりした幼女のような姿に、ふくよかな手足。
大きな下ぶくれ顔と、ピンクのスカートと洋服、背中には黒い悪魔のような羽…
そう、ゆっくりれみりゃだ。1メートルぐらいの大きさで額の中央の鼻の上辺りには丸い傷痕が残っている
自分の両親を食べたれみりゃに違いない。

「う?♪ れみりゃおねむだどぉ?☆ う?・・・ねむねむぅ・・・z z z z z 。」

れみりゃは両親が一生懸命作ったベッドの上でスヤスヤとと寝言を言っている。
ちぇんは体の震えが止まらなかった。両親の敵が目の前で眠っている。
だが、本能は捕食者から逃げるべきだと言っている。
大人だった両親が勝てなかったのに自分が勝てるわけがない。
悔しいがこの場は逃げてさっきあったまりさとれいむに相談しなければとれみりゃに背を向けた瞬間

「さくや♪ おはようさんだどぉー♪」

運が悪く、れみりゃの目覚めの時間に来てしまったようだ

「うー♪ でなーのじかんだどぉ?♪ 」

立ってしまうと頭をぶつけてしまうのでれみりゃは四つんばいになってちぇんのいる食料庫に近寄ってきた

「うー♪ あかいあまあまだべるどぉ♪」

れみりゃは半分に割れていたゆっくりれいむを口にいれて食べ始めた

「うー! ぱさぱさであまりおいしくないんだどぉ!」

どうやら死んでから何日か経ったゆっくりはおいしくなかったのか不満げな顔していた

「れみりゃ☆うー! 」
 ガコン
「いだいどぉー! いだいどぉー!」

そのあとに巣の中で立とうとしたが、れみりゃの身長ではたてず頭をぶつけて横になって泣き始めた。

「うぁーーん! さくやぁー! さくやぁーどこぉーー!?うっぐ、ひっぐ… ぷっでーんたべたいんだどぉー!!」

そういいながらごろごろと巣の中を転がり大声で喚いていた。
れみりゃと同じ巣穴の中に居るという状況に置かれ、絶望のそこにいたちぇんは泣きそうになるのを我慢していた

『りゃんしゃま…おにいしゃん…ぱちぇ…ちぇんがわるきゃったよ!たすけてほしいんだよ!』

と心の中で思い続けることしかできなかった。

「うっぐ、ひっぐ…」

れみりゃの動きが止まったのを見てちぇんは入り口に向かって走り出した。
だが運悪くその振動で天井からの土がれみりゃの顔にかかってしまった。

「うー! なんかふってきたんだどぉ!! あそこにちょこれーとのおまんじゅうがいるんだどぉ!!」

ちぇんのすがたを見たれみりゃは四つんばいになって追いかけようとしたが狭い通路の為に思うように進むことができない
ちぇんは巣を出ると一目散にれいむとまりさの巣に走っていった。
だが、巣の入り口まであと10歩という時にれみりゃにつかまってしまった。

「うー♪ あまあまつかまえんたんだどぉ♪」
「わからないよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ! ちぇんはたべられたくにゃいんだよ ぉ ぉ !」



その頃 私 ゆっくり屋

「ちぇん種の子供を見ませんか?」
「ウチでは扱ってないよ…!! それより胴体付きらんをゆずってくれぇぇぇぇ! 」

ぱちゅりー種も品切れだから譲ってくれとかちぇんをゆずってくれとすがりついてきた
…何が起きたんだよ。いったい
すがりつく店主から逃げようとして周りの通行人から白い目で見られていた
犬がいなくなった時もそうだがこいつは本当に何をしているのだろうか・・・主人公のくせに



場所は戻って川沿いの土手

「うー♪ あまあまつかまえんたんだどぉ♪」
「わからないよお ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ! ちぇんはたべられたくにゃいんだよ ぉ ぉ !」
「うー! やめるんだどぉ! ゆっくりをたべるのはこうまかんのおぜうさまじゃないんだどぉ!」
「うー♪ あまあまはあげないんだどぉ♪」
「てんこ! ちぇんをすぐにはなすてんこ!」
「こぁ! ゆっくりちぇんをはなしてください!」

そこに75センチぐらいの胴体付きゆっくりが2匹、バレーボールほどのゆっくりが1匹いた
らんとこぁとれみぃ(れみりゃ)である。
3匹とも土手ちかくでちぇんの叫びを聞いて駆けつけてきたのだ

「こぁ、だめりゃさまだから! ひとじちをとるんですね! おお、ぶざま、ぶざま、」
「れみりゃ、おぜぅさまだからそんなてにひっかからないんだどぉ!」
「てんこ! ぶただからぶーぶーいってみろてんこ!」
「れみりゃ、おぜぅさまだからそんなことしないんだどぉ!」
「れみぃみたいな、えれがんとなこうまかんのおぜうさまはこんなものをもってるんだどぉ!」
「く・く・くくっきいぃぃーーだどぉ! ほしいんだどぉ!」

それまではちぇんに集中していたが犬用のクッキーを見た瞬間にれみりゃの様子が変化した。
このれみりゃは瀟洒なメイドさんが本物の主人のように大切にしているれみりゃだった。
普段はクッキーなどには目もくれないが今は久しぶりに見るクッキーに目がいっている。

「おなじおぜうさまだから♪ あげるんだどぉ♪」
「さすが♪ こうまかんのおぜうさまなんだどぉ♪」

そういうとちぇんをもっていないほうのれみりゃはクッキーの袋を渡した
受け取ったれみりゃは片手で袋を開けようとするのだがビニール袋を片手ではあけれない。
仕方ないので持っていたちぇんを下におろした。
その瞬間、いきおいよく飛んできたこぁがちぇんをくわえて戻ってきた
人質がいなくなって状況は3対1だ。
だが、相手のれみりゃはビニール袋のクッキーの袋を開けれずに大声で泣いてる。

「くっきーたべれないんだどぉ! さくやぁーどこぉーー!?うっぐ、ひっぐ…くっきーたべたいんだどぉー!!」」

その様子をみているとどうしたもんかと3匹は顔を見合わせてしまった。
ちぇんだけは先ほどの恐怖かららんの腕の中で「ごめんなしゃい」といいながら泣きじゃくっている。
そのときだったれみぃとぱちぇに呼ばれているれみりゃがちぇんに近づいてきた
ちぇんは体を硬直してしたがれみりゃはゆっくりとちぇんの顔にすりすりをはじめた。
れみりゃはちぇんの頭をやさしく撫でながらニコニコしながら話しかけた。

「まんまぁーにおしえてもらったんだどぉ♪ かなしいときやうれしいときはこうするんだどぉ♪」
「わからないよー! ちぇんはれみりゃにひどいこといったんだよー」
「しかたないんだどぉ! れみぃはまんまぁーのやくそくをやぶったわるいこだから!」
「!!…じぇんじぇん、わきゃらないよー!」

れみぃはすこし長い話にあると前置きをおいて話し始めた

「れみぃはここで、ぱちゅりーまんまぁーとこぁまんまぁーにひろわれたんだどぉ」
「!!…」
「でもれみぃのせいでまんまぁーたちはすむばしょをなんこもなくしたんだどぉ!」
「!!」

そんな自分たちにもゆっくりできる場所を見つけた。
だが、自分が迷惑をかけてばかりでいると知ったれみぃはある行動に出た。

「れみぃは…ふゆさんがくるまえにすだちをしたんどぉ
 まんまぁーたちとわかれてからずっどぉーー、すごいさびしかったんだどぉ
 そのあとにちかくのゆっくりとあそべててたのしかったんどぉ
 でも、しょくりょうがなくなったときにれみぃをたべることになったんだどぉ」
「…!! わきゃらにゃいよ! それはいたいことなんだよ!」
「たしかにいたかったんだどぉ…でも、れみぃはたべられるときにはぱちゅりーまんまぁーとのやくそくまもろうとしたんだどぉ」
「やくそくってにゃに?」
「だめよ。れみぃ。あなたはぜったいにゆっくりをおそったりけがをさせちゃだめなの。わかった?
 おねがいよ…れみぃ。あなたは、ほかのれみりゃみたいにならないでちょうだい。って約束したんだどぉ!」
「わきゃるよ!! すごいいいことばだよ!」
「でも…れみぃはわるいこだったんだどぉ…まんまるいあかいおつきさんをみたらゆっくりたちをたべていたんだどぉ」
「…どうしてにゃにょ?」
「らんにはわかるてんこ! らんのまえのごしゅじんさまもまんげつをみるとあばれたくなるといってたてんこ!」
「なんでゆっくりをたべたかわからないんだどぉー・・・だけど
 それでからだがあつぐなっでまんまぁーにたすけてもらおうとおもったんだどぉー
 まんまぁーにすりすりしてもらっおかげでれみりゃはぱわ~あっぷしたんだどぉー
 れみぃはぱわ~あっぷしたからなんでもできるとおもたんだどぉー♪
 ごはんをいっぱいとれるとおもってーまんまぁーのごはんたべたんだどぉー♪
 でも、あまあましかたべたいとおもわなくなったんだどぉ…
 まんまぁーたちはれみぃをおいてでていちゃったんだどぉ。
 わるいこのれみぃははるさんがくるまでひとりでいようともったんだどぉ
 でもこぁまんまぁーがむかえにきてうれしかったんだどぉ。」
「わかるよー。れみぃはいまのちぇんとおなじなんだよ! ひとりぼっちなんだよ!」

れみぃは首を振りながらちぇんにはなしかけた。

「ちがうんだどぉ! れみぃにはとおくにいてもまんまぁーたちがいるんだどぉ」
「ちぇんにはらんやおにいさんやみんながいるからひとりぼっちでないてんこ!」
「りゃんしゃま、ちぇん、おにいさんのいえにかえってもいいの?」
「もちろんだてんこ!」

ああ、もちろん問題ない。
土手の木の後ろで様子をみていた私は、いつれみりゃを蹴とばそうか悩んでいた。
だが、問題解決したために出れずに困っていたのだ。
さてとこれからどうしようかと悩んでいると倒れてたれみりゃが大声をあげ始めた。

「さくやぁー! さくやぁどこぉーー! くっきーたべたいんだどぉーーー!!」

無償で自分に命を懸けて尽くしてくれる存在、さくや。
れみりゃ種にとっては、その名前を叫ぶことは本能的なものなのかもしれない。
だが、今の状態ではたいした意味を持った言葉ではなかった。
むしろ、周りの空気がさめていくことに気付かないのだろうか
ここら辺が幕引きだろうと私がゆっくりたちの前に出ようとしたときだった。

「うっぐ、ひっぐ…ちょこれーとのおまんじゅうでがまんするんだどぉーー!」

愚図っていたれみりゃが立ち上がりちぇんに向かって歩き始めた。
その時だったれみぃと呼ばれるれみりゃが相手のホッペにビンタをかました

「いいかげんにするんだどぉ! どこまでだめりゃなんだどぉ! まんまぁーは!」

…今、れみぃはなんて言った
まんまぁーという事は相手のれみりゃはれみぃの母親なのか
泣きそうになっていた相手のれみりゃの顔が満面の笑みに変わった

「う~~♪ よくみたらむかしいなくなったれみりゃのあがじゃんなんだどぉ♪ いっしょにあいつらをたおすんだどぉ♪」
「まんまぁーはれみぃがいなくなったときにどうしてたすけにきてくれなかったんだどぉーー!!」
「さくやぁーがさがしにいってくれたんだどぉ♪」
「さくやはかんけいないんだどぉ! まんまぁーはなにをしてたんだどぉ!」
「まんまぁーはさくやのぷっでぃ~んをたべてたんどぉ♪ さくやにまかせればだいじょうぶなんだどぉ♪」
「…ここにすんでるのはれみぃをにさがしにきたんかどぉ?」
「ちがうんだどぉ♪ ふらんからにげたらここにいたんだどぉ♪ でもさくやのいうとおりだったんだどぉ♪」
「…なにがだどぉ?」
「れみりゃのあかちゃんはりっぱなかりしゅまおぜうさまになったんだどぉー♪」
「…」
「れみりゃががげんいんではないってさくやはいったんだどぉ♪ あかちゃんはしあわせになってるっていったんだどぉ♪ 」
「…」
「いっしょにこうまかんにかえるんだどぉーー♪」
「…」

れみぃは悲しそうな諦めた様な表情をしていた
あの母れみりゃはれみぃがちぇんにはなしていた内容を少しでも聞いていたのだろうか
子ゆっくりが1匹だけで暮らすのにどれだけの苦労をしたかあの贅沢なれみりゃにはわからないのだろうか
いきなり、れみぃが母親のホッペに右手でビンタをかました

「うっぐ、ひっぐ! やめるんだどぉー!」

れみぃが母親のホッペに左手でビンタをかました。そして、交互にビンタをしつづける。

「こんなのえれがんとじゃないんだどぉ!」
「うー! れみぃはひとりぼちでたいへんだったんだどぉー! まんまぁーなにじでだんだどぉー!」
「うー! あがじゃん、ごめんだどぉー! ごめんごめんだどぉーー!!」

膝を曲げて、頭を胸に寄せて、頭に手をのせてうずくまっている 。
母れみりゃの顔は、涙と鼻水らしきものでぐしゃぐしゃになっているのがわかる。
だがあの涙は娘の苦労を理解してなのか、自分の頬の痛みに対してなのだろうか?

「どぉーじでだどぉー! うぁーーん! さくやぁー! さくやぁーどこぉーー!? たすけてほしいんだどぉ」

そんな親の泣き声を無視してれみぃは無言で帽子の上から頭にビンタをしつづける。
その様子をゆっくり達は何も言わずに見ていた。
私自身は母れみりゃに対しても同情の余地があると思うが何も言わなかった。
PA…さくやという存在はれみりゃを悲しませないために嘘をついたのではと考えたからだ。
うずくまって泣いている母れみりゃに背を向けてれみぃはちぇんにあやまった。

「れみぃのだめまんまぁーがひどいことしてごめんだどぉ! れみぃがかわりにせきにんとるんだどぉ!」
「じぇんじぇん、わきゃらないよー!」
「れみぃがあのこうまかんでていくんだどぉ!」
「じぇんじぇん、わきゃらないよー! 」
「こぁまんまぁー! ぱちゅりーまんまぁーによろしくだどぉ!」

そういってれみぃは泣いている母親を引きずってどこかに飛んで行こうとした。
その様子をみていたちぇんが大声をあげた

「じぇんじぇん、わきゃらないよー! れみぃはいいこなんだよー! いっしょにすみたいんだよ!」
「よく言ったちぇん。この場は私が責任を取ろう」

ちぇんが問題ないなららんも文句ないはずだ
れみりゃ親子の前に行くとれみぃにぱちゅりーと一緒に住みたいのかと聞いた

「すみたいんだどぉ! でもだめりゃまんまぁーが!」
「ここにいる家族に聞く。れみぃが一緒に住むのに反対のものはいるか?」
「じぇんじぇん、わきゃらないよー!はんたいするいみがわからないよ」
「もちろん、はんたいしないてんこ」
「こぁ、はんたいしません」
「もちろん、私も反対する気はない。というわけでれみぃも今日からうちの家族だよろしくな」

私はだめりゃを持っていた紐で縛るとれみぃの頭を撫でてあげた。
新しい家族のお祝いだと落ちていた犬用のクッキーを開けてゆっくりに食べさせた

「「「「むちゃ、むちゃ、しあわせー♪」」」」
「くっきーたべたいんだどぉーーー!!」

こいつもいたっけ。だめりゃには空っぽになったクッキーの袋をあげた。
中に残っていたクッキーの粉を口の中に流し込んでいた。

「うっう~☆うぁうぁ~♪ れみ☆りゃ☆う~~♪」
「にゃんにゃん~☆にゃあにゃあ♪ ちぇん☆ちぇん☆にゅう♪」

れみぃはちぇんとすりすりしながらうれしそうな顔をしている
こぁとらんはその様子を嬉しそうにみていた
これならどうにかなりそうだなと私はほほえましい光景を見ていた。
留守番をしてるぱちぇ達も心配だし。さて家に帰るかな。


「さすがうちのちぇんだぜ。意地っ張りな時もあるんだぜ。でも本当は素直でかわいいやつなんだぜ」

どうも親馬鹿でした。




【あとがきと質問】
Q何故、れみりゃがちぇんが住んでいた巣の中にいたの?
Aふらんに負けた腹いせにらんに復讐に来たけどらんはいなかった。仕方ないので巣の中で待ち伏せをしていた

Q主人公は何故、外の世界の物(テレビや犬のオヤツや自転車)を持っているのか?
A博麗神社周辺で拾ったり香霖堂で買ったりしています。それと…

Qさすが○○だぜとか副題は何?
Aだぜはゴッグ板で検索してください(もとはさすが○○だ)副題は某アニメからとったりとらなかったり

Q題名のオマージュ作品書き忘れ続けてるけどなんなの?
A最近まで書かなければいけないことを知りませんでした。すみませんでした。
 題名の元はなんとかマスターを目指す少年と電気ネズミが活躍するアレです


作者名無しです。

文章が少ないので上・中・下は多かったと後悔しています。

なのにエピローグつけるって ばかなの! しぬの! と自分をせめます。

次もかわいいゆっくりゲットだぜ!!

書いたもの

かわいいゆっくりゲットだぜ!! 1・2・3 外伝1


  • ちょっとれみりゃの扱いがひどい・・・かな?
    まあいいと思うけど・・・
    あと楽しみにしてますね
    次の話 -- 名無しさん (2009-02-28 16:43:48)
  • 特にこだわりがないならゆっくりの台詞は漢字に変換したほうがいいかと。
    特に今回のような大量のゆっくりが出るときなどは。

    文章が読みにくいと敬遠されますよ。それはもったいない。 -- 名無しさん (2009-03-01 21:06:02)
  • 明らかに怒りの矛先がおかしいだろ主人公。
    勝手に保護しといてひでぇ言い草www
    れみりゃ不幸だな… -- DQN (2009-07-28 19:56:43)
  • 助かったからいいか。
    乙 -- DQN (2009-07-28 19:57:04)
  • 作者が主人公を完璧人間にする気がないのだろうな。
    自分の思い込みで勘違いもすれば間違いもする。
    勝手なエゴも言えば自分勝手な愛情や怒りをぶつける…
    そういう主人公をかこうとしているのではと思う -- 名無しさん (2009-07-29 03:31:17)
  • なるほど。
    それならわかるよー。 -- DQN (2009-07-29 08:13:16)
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最終更新:2009年07月29日 21:19