ゆっくり愛で小ネタ160 ゆっくりバス

「はぁ? ゆっくりバス? ネコバスじゃなくて?」
「こないだそう言う話聞いたのよ」

と相変わらず灰色の髪が目立つ我が友人(別の仕事をしていた時期があるらしく私より一回り以上年上だ)
は何処から仕入れたのか判らない噂話を疲労してきた。

曰く
【夜の0時にバス停の前にゆっくりが立っていると巨大なゆっくりが転がってくる。
 このゆっくり、実は体内がバス状になっており、体内にゆっくりを乗せてゆっくりプレイスに連れて行くのだそうだ】

というシンプルな話である。
「これが最近ゆっくりの間で広まっているらしいお話らしいのよねぇ」
「……発信源は学食のてんこか」
学食にいついているてんこはどこからともなく色んな噂を持ってきている。
ただし、その噂の真相を知るにはかなり特徴的なてんこ言語を耐え切らないとならないが。
「あら御明察」
「あいつ、またどっかからわけのわからん噂を見つめてきたのか」
「なんでも本人は試してみたんだけど来なかったんですって。『汚い、兎本当に汚い』って言ってたわね」
「またてゐ経由かよ! ほぼ最初からガセじゃねぇか!!」
それを聞き、そう言えばそうだみたいな顔をしてポンと手を打つ友、情報量渡す前にお前も気付け。
「まぁ、面白いお話だと思えばいいじゃない」
「ともあれゆっくり間に広まる都市伝説か……試してみるか」

翌・23時50分・とあるバス停前

私はゆっくり達と一緒にバス停の前に立っていた。
「さむいよおねぇさん!」「ねむいよおねぇさん!」
「ゆかりんもおねむよ!!」

「まぁまぁあと10分だけ我慢してくれ、明日はお礼に准教授がこないだ余ったからってくれた店のザッハトルテあげるから」
「「「がまんするよ(わ)!!」」」
で、00時00分
「「「こないね」」」
「そうだなぁ、まぁ寒いからコンビニでカップ汁粉でも買って家に帰るか」
そう言いながら、私達が離れようとしたまさにその時!


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そして巨大なゆっくりは道路を転がっていった。
「「「「………」」」」


「いたな」
「いたね……」「ころがっていったね」
「ほんとにいたのね、ゆっくりばす……」

翌日友人にその話をしたら何故写真を撮らなかったと怒られた。

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最終更新:2009年03月09日 16:44