ドンドン! と朝も早くからドアをたたく音がする。
家賃はいつも払ってるし(かなり遅れてるが)騒音も出していないはずと思いながら、
徹夜でレポートを書き上げてハイになった頭でインターフォンのボタンを押す。
「はいはいどちら様で?」
「ここにちぇんがいるときいてきたよ!」
「部屋違いです」
ブツン
やれやれ、最近のらんはマナーがなっていn
ドンドンドンドン!!
『うそつかないでね! らんはちゃんとしらべたんだよ!! ちぇんにあわせてね!!』
ポチッ(再びインターフォンを押す音)
「えぇい黙れ! 今何時だと思ってやがる(午前5時30分)!! 近所迷惑だ出なおして来い!!」
ブツン(再びインターフォンを切る音)
ふぅ、これで静かになった……。
「むにゃ、おねぇさんどうしたのぉ?」
と子ちぇんが眠い眼を尻尾でこすりながら炬燵布団から出てきた。
「いや悪い悪い、おねぇさん徹夜二日目ですこしアッパーになって変な幻覚が見えただけさ、
ほらまだ起きるには早い時間だからちぇんはもう少しおねむりなさい」
「まだねてていいんだねぇ、わかるよぉ……」
といいながらいつもゆかりんと親ちぇんと寝ている炬燵に潜っていき、数分も立たないうちに寝息が聞こえてきた。
フゥ………、レポートもやっと出来たし私も少し寝るかぁ。
ドンドンドンドン!!
「あけてね! ちぇんにひとめあうだけでいいんだよ!! おねがいだよおねぇさん!!」
ブツッ(おねぇさんの何かが切れるがすんでのところで持ちこたえた音)
「ちょっとそこで待ってろ、らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
ドアに立っていたらんを引っつかみ、炬燵に持っていき、寝ているちぇん親子とゆかりんを見せた後
「今日は私の体力が(色々な意味で)限界だからまた別の日に来い!! その時にちゃんとちぇんに会わせてやるか面接してやるから!! 生半可な気持ちじゃうちのちぇんはもう見せんからな!!」
私の(おかしな)迫力に負けたのか
「わ、わかったよおねぇさん! またべつのひにせいせいどーどーとちぇんにあってみせるよ!!」
とらんは去っていった。
「つ、疲れた……」
そしてわたしはそのままベッドに倒れこみ
起きた時間はレポート締め切り時間・午後三時の5分前だった。
最終更新:2009年03月09日 16:48