どうも猫です。
注意事項
- 自分設定のオンパレードです。
- 変なオリジナルゆっくりがでます・・・。
- 現代設定。
- 暴力シーンが含まれております。
- 無駄に長いです
---------本編------------------
「れいむはうーぱっくにのらないでおそらとびたいよ」
この一言が全ての始まりだった。
僕はれいむの飼い主でただの会社員である。
「れいむ・・・」
「ごめんね・・・いまのはゆっくりわすれてね・・・」
そう言い残すとれいむはぴょんぴょんと寝床へ飛び込んだ。
その後れいむの泣きじゃくる声がしばらくこの部屋に響いた・・・。
翌日。
僕は友人の家へ来ていた。もちろんれいむも一緒に。
この友人はゆっくりの生態観察や製品開発に携わっており、こいつが出版している「ゆっくり大辞典」はゆっくりを飼う場合には
推奨されるほどの完成度で好評である。そして僕とは学生時代からクラスメートである腐れ縁でもある。
その友人が飼っているゆっくりまりさがこちらを見つけて
「ゆっ!れいむ!ゆっくりしていってね!」と話しかけてきた。
れいむも「ゆ!おにいさんあそんできてもいい?」と聞いてきた。
僕は「行っておいで」とれいむに声をかけたときには既にまりさと一緒に庭へ跳ねていった後だった・・・。
「実は昨日れいむが・・・」僕は昨日の経緯を説明し協力を頼んだ。
「ふむ・・・状況は分かった・・・が出来ると思っているのか?」真剣な表情で僕へ聞く友人。
「現状じゃあ無理だろ」僕は言い返したが・・・。
「いや、可能だ」友人はうっすらと笑って返答した。なんかしゃくに障ったので一発殴っておく。
基本僕はゆっくりや人間に手を上げることはしないがこいつに限っては遠慮も躊躇いもない。
叩かれた部分を摩りながら友人は説明を続けた。
「ゆっくりはほとんどは思い込みで動いている・・・これは証明されてる。そもそもゆっくりとは・・・(中略)というものなんだよ」
「訳分からないんだが・・・」僕は専門用語が散りばめられた友人の熱弁をばっさりと一刀両断。
「よし!分かった、お馬鹿で学生時代に下から数えたほうが早い順位に居た君にも分かりやすく説明してやろう!」
ニヤニヤと笑っていた友人に見下されている気分がしたのでさらに一撃。
「相変わらず暴力的だな・・・君は」友人は小さく「おぉ痛い痛い」と言いながらまりさとれいむを呼ぶ。
「こいつ・・・案外マゾか?w」僕は友人の「おぉ痛い痛い」と同じぐらいの音量でつぶやく。
「ゆ!おにいさん、なんのよう?」まりさはぽよんぽよんと縁側に乗る。れいむもまたその後に乗ってきた。
「何・・・簡単なことさ、君たちは鳥が何で飛べるか知っているかい?」友人はまりさたちに聞いている。
「「そんなのかんたんだよ!はねさんがあるからにきまってるよ!!」」見事なシンクロした口調で答えた。
僕は「抱きしめたいな!れいむっ!!」と心の中で叫んだが心の奥底に封印しておく。
「よし、ご飯にしようか」友人がそう言った瞬間れいむ&まりさは目を輝かせている。
・・・「よだれが出てるぞ、れいむ」と言いたかったがこれもこれで可愛いので黙っておく。
「「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」」2匹の声のハーモニーを聞きながら僕は友人に聞いた。
「んでさっきの質問とれいむが空飛べることとどう関係しているんだ?」友人は予想してたかのようににやけながら・・・。
「なんだ、そんなことも分からないのか。馬鹿なの?ゆっくりにとって体の機構なんてどーでもいいんだ。れいむが空を飛べると思い込ませられればそれで飛べてしまうんだ」
友人はやはり見下している感じで僕へ説明を続ける。れいむには「優しいお兄さん」ということで居たいためここでは殴れず歯を食いしばって耐えた。
「そのためにはその思い込みを確信に変えるためのパーツが必要なんだ、それが羽だ!」友人が僕に向かって人差し指を立てた。僕の中の堪忍袋の緒がブツっと切れた。
「れいむ~まりさ~少しでいいからゆっくり目をつむって欲しいんだ」僕は優しく問いかけた。友人が「やば!」という表情をしている。
「「ゆっくりりかいしたよっ!!」」ゆっくりは物分りが良くて助かる。そして僕は友人にコブラツイストを決めた後に目を瞑っているのに
口を開けっ放しになってる可愛らしい2匹の口にご飯を入れてやる。
「ゆ!やっぱりれいむのおにいさんはやさしいね!」まりさは僕を褒め称える。
「じまんのおにいさんだよ!」れいむも照れている・・・僕は激しく萌えた。
羽の製作は友人の知り合いの和菓子の専門家に依頼することにした。友人は「人件費で1億円くれ」と言っていたが数秒後には「タダでいいぜ・・・」と言っていた。
その日は仕事は休みなのでれいむと自宅で遊ぶことにした。
数日後の休日。
友人から「ゆっくりの羽が出来たけど僕がむーしゃむーしゃしていいかな?」と電話が来た。明らかに誘っている・・・なら乗ってみるか。
「いいともーーー・・・って言うわけねーだろ!」僕は一方的に電話を切りれいむを抱えながら友人宅で急いだ。
あいつなら本気で食べかねない・・・。
友人がニヤニヤしながら家の前で立っていたので僕はれいむの抱えてないのほうの腕を横に伸ばして友人の隣を減速せずに駆け抜けていった。
どうみてもラリアットです。本当にありがとうございました。
「ゆゆ!おにいさん!いきすぎだよ!」れいむは僕に注意した。もちろんラリアットなんて知ってるわけもないが・・・。
まりさが「おにいさんどうしてたおれてるの?」と木の棒で白目をむいてる友人をつついている。
とりあえず友人はれいむへの羽の接合手術を始めた。僕に出来ることはれいむの無事を祈るしかなかった。
30分後・・・友人が出てきた。
「どうだった?」僕は友人に真剣な表情で話しかけた。
「いや・・・」友人はバツの悪そうな顔をして顔を背けた。
「もしかして・・・れいむは・・・」僕の脳裏に最悪な光景が浮かぶ。
「いや・・・トイレに行くだけさ」友人はニヤニヤしながら僕の肩を叩く。
とりあえず3発パンチをぶち込んでトイレに行かせた。
さらに1時間後・・・友人が出てきた。
「まさか・・またトイレとか言うんじゃないだろうな?」僕は同じオチはないと思いながらも問いかける。
「成功したよ、どうぞこっちへ」友人は僕を自称・手術室へ入っていった。
「ゆぅ・・・ゆぅ・・・・」と寝息を立てるれいむ・・・しかしその背中には天使の羽が見事についていた。
「おぉ・・・すごいな・・・」僕はれいむに見とれていた。
「この瞬間、ゆっくりれいむと人間の禁断の恋が始まりました・・・」友人が勝手なナレーションを入れたので僕は蹴りを入れておいた。
眠っているれいむを起こさないように自宅へ帰ってきた。
「ゆっくりしたらはねさんがはえてきたよ!!」れいむは喜んでいるようで僕はとても幸せな気分になった。
「うんうん、喜んでくれて僕も嬉しいよ。さぁ、僕にれいむのゆっくりした姿を見せてくれないか?」僕はれいむを撫でながら言った。
「ゆ!ゆっくりりかいしたよ!!ゆっくりみていってね!!」れいむはついたばかりの羽で空を飛んで・・・天井にぶち当たった。
「おい・・・大丈夫か?」僕は落ちてくるれいむをキャッチしてぶつけたところを撫でていた。
「ゆぐっ・・でもれいむはあきらめないよ!!」きっと手足があればファイテングポーズを取っているに違いない。
さらに数日後にはれいむは自由に空を飛びまわっていた。
「おにいさん!れいむは空を飛べるようになったよ!!」・・・いつの間に漢字使っているんだ?羽が生えたから知性が上がったというのか・・・。
でも僕にはそんなことはどーでもよかった。れいむは満面の笑みで空を飛び僕はその煌びやかに光るれいむの羽と太陽の光が交わる光景を眺めているだけで
幸せなのだから・・・。
余談だが、友人はそれから「ゆっくり専用の羽」を販売開始し、一部のゆっくりには天使の羽が生えて空を飛んでいるのはまた別のお話である。
------あとがき--------
コメディ調にしようとしたらおにいさんが友人をフルボッコにするSSになってしまった・・・。
とりあえずオリジナルぽい(既存だったらごめんなさい)このエンジェルゆっくりは自由に使っちゃっていいですよ。
天使の羽が生えたれいむ・・・想像すると可愛いけど・・・絵心が無いんでSSで表現しました。
- これはイイですね~♪
ほのぼのした天使ゆっくりという感じで、見ていて幸せな気分になれました。 -- 名無しさん (2009-03-18 16:50:00)
- 天使の生えたゆっくりなんて・・・想像しただけでマジ鼻血でる♪
-- 名無しさん (2009-04-29 03:29:46)
最終更新:2009年07月12日 21:58