※赤ちゃんゆっくり注意
『かさねゆき』
「~~~~♪……」
初めに聞いたものは、お母さんゆっくりの子守唄。
それは目も開かぬゆっくりの幼生が感じることのできる、唯一の世界。
“ゆぅ……”
“ゆっくち……”
“していっちぇね……”
“……”
“おか~しゃんと はやくしゅりしゅりしちゃいよ……”
“……”
“おね~ちゃんやいも~ちょとも ゆっくちしゅるよ……”
“……”
“……”
“いっぱいゆっくちして……いっぱいほめられちゃいよ……”
“……”
“いっぱい いっぱい ゆっくちしゅるよ……”
“……”
枝生するゆっくりは天然の揺りかごの中、まだ見ぬ世界を夢見る。
歌声が遠くなってゆくのは、微睡みのためだろうか。
“……”
やがて薄れ行く世界の中。
赤ちゃんは自分の運命を、
“ゆっくち……うまれりゅよ……”
ただゆっくりを
願う。
“……”
・ ・ ・ ・
・
・
・
(( ぽて ))
「ゆっ!?」
突如生れ落ちた赤ちゃんは、その反動でぽてちんと体を弾ませた。
「ゆ……ゆぅ……」
まだ目覚めが浅いのか、ぷるぷる体を振るわせる。
やがて餡子に染み付いた本能のおもむくまま、口を開く。
あの言葉を紡ごうと、懸命に、
「……ゆっくちぃ、ちて……」
そしてせいいっぱいの声をあげた。
「ゆっくちしていっちぇね!!」
ちいさな体は“ちあわちぇ~♪”な気持ちでいっぱい。
「ゆっくちうまれちゃよ! ゆっくちちていっちぇね! おかーしゃん! ゆっくちちていっちぇにぇ!!……にぇ?」
かすかに生まれる疑問符。
そしてゆっくりと、つぶらな目を開いて、
初めての光を吸い込んでいく。
――ようこそ、赤ちゃん。
ここはコンクリートと垂れ込めた曇天の、灰色の世界――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
天を仰ぐ。
無機質な壁面に切り取られたそれは今にも泣き出しそうで、
橋を掛ける電信ケーブルがユラユラリと震えていた。
枯葉が柱の下に吹き溜まって土の上で腐ることもできず、誰かに除けられるのをじっと待っている。
どこまでも続くように見えるアスファルトはその実誰も通りにいないことの証であり、
時折思い出したように、遠くで乾いた排気音が罅鳴っていた。
それは寂漠たる冬の光景。
「ゆぅ~……!」
――でも生まれたてのゆっくりには、ただただ眩しいばかりだ。
思い描いていたような生命あふれる野山ではなかったとしても、
目にするもの何もかもが新鮮だった。
「おそりゃがぴかぴかだにぇ……!」
雲を抜けた残滓が、微かな昼を知らせる漏れ日の頃。
青い空も輝く太陽もまだ知らない。
そんな赤ちゃんは、何やらもじもじしている様子。
ちっちゃな底面にささやかな力を込める。
ゆっくり、ゆっくり、力を込める。
「ふにゅ~っ……!」
歩こうとしていた。
じっとしてはいられなくなった。
この先に何があるかを見たくなった。
そして何よりも。
――くぅ~
「ゆゆっ? おにゃかがなっちゃよ?! おにゃかしゃんなきゃないでにぇ!」
おなかがすいていた。
見たところ餌になりそうなものは体の届くところに無く、
周りに親どころかゆっくり一人いないようだと分かれば自ら歩き出す。
「ゆ~しょ……ゆ~しょ……ゆっくちありゅくよ……!」
これが、はじめのいっぽ。
やがて進みだしてしまえば、あとは我が足になり、体が自然に動かせるようになった。
ごはんをゆっくりさがすよ。
おか~さんもきっとみつかるよ。
ゆ! あれはなにかな?
ふと、ブロック塀にゆっくりの若枝――自分が生まれたと思しきもの――が刺さっていたのをみつけた。
しかしいくら体を伸ばしても届かないし、いくら“おにぇがい♪”しても落ちてこないので、諦めて踵を返す。
その傍らに轍が路面に色付けていた跡には目が留まる事も無く、一回りも二回りも大きなそれは、看取られぬまま、閑かに、朽ちて、黒ずんで、いった――。
「ゆっくちはぁ~~あるいちぇこにゃい、だぁ~かりゃあっるいちぇゆくんだにぇ~♪」
歌いながら闊歩する世界は、さながら巨人の町。
遠い屋根。突き出た木々。聳え立つ柱。全てを遮る高い壁と生垣。
それらが彼らの“おうち”だという事を何とはなしに理解していたが、触れもしないものに現実味は薄れていく。
或いはただひたすらに道であるそこは、ひどく遠大なだけの迷路のようでもあった。
およそ出口もわき道も無い――というより生まれたばかりの足では、まだそんな距離を進めるものでもないのだ。
そんな道中、転がる瓶底を覗いては変な顔をしてみたり、
誰ぞが描いた落書きを見ては
「これはげ~じゅちゅだにぇ!」
なんて批評してみたり。
そんな赤ちゃんの体が突如として
グイ、
と持ち上がる。いや、
「ゆゆぅ! おしょ~りゃ~を~とんぢぇ~いるみちゃああいいいいい!?」
――吹き飛ばされていた。
木枯らしに身の軽い赤ちゃんは舞い上げられ、
「ゆぺっ! ぷ~、かぜしゃん、いたずりゃしにゃいでにぇ!」
不意に落下し、ころころと転げ、から風にぷんすかと膨れる。
が、
「ゆゆぅ! おしょ~りゃ~を~とんぢぇ~いるみちゃああいいいいいりたぁ~んじゅ!?」
何度も道を転げては、跳ねて歩いたり、道の端で風を避けたり、そんなことを覚えた。
試しに、路肩の枯葉を食べてみる。
「むーちゃ、むーちゃ、ちあわ♪……っ! ぺっ、ぺっ、かちゃくてたべられにゃいよ……」
ゆっくりの閉じた内燃機関が、これは餌ではないと反応する。
元より栄養もなさそうだ。
路上は冬の大気に閑散として、およそ食べるものは見当たらなかった。
空気と想像だけを糧に歩けど歩けどそんな状況は変わることなく、
変わるのは日の暮れに色褪せてゆく周りの景色ばかりだった。
いつしか通りを侵食していた暗黒が寒気すらも呼び込んでいるかのようで、赤ちゃんは体を震わせる。
「ゆ……ゆ……ゆっくちょんっ! ゆぅ、にゃんだきゃ、さみゅきゅなっちぇきちゃにぇ……」
餡子が硬くなってきた事に身を竦ませて周りを見る。
と、なにやら思いついたようで、今しがた齧っていた落ち葉をかき集めはじめた。
やがて饐えた匂いの小山ができて、小さな体をゆっくり潜り込ませる。
「ゆっ! こりぇはてんにぇんしょざいひゃくぱーしぇんとのおふとんだにぇ~」
カサカサだが吹き曝しよりは保温効果があるようで、赤ちゃんはゆくぬくと目を細める。
このまま“のじゅく”しよう――
だってほら、どうせくらくてもうなにもみえないし、みちにはへんなてんてんがついてるよ。
きょうはつかれたからもうおねむだね。
みんなさがすのはまたあした。
……
なんだか、おもくなってきたよ?
妙な重みを背中に感じ、赤ちゃんは微睡みから覚醒する。
それは雨で湿った寝床の重さだった。
昼から不機嫌な顔を見せていた空。
それが夜になって崩れ出し、しとしと、しとしと、その涙を巷に降り撒き始めていた。
夜闇に閉ざされた世界を更に色濃くしてゆく、水の固まり――
「ゆっ、ちべちゃい!」
体中がふやける感触。
枯葉の隙間から次第に体を濡らすそれに戦慄を覚え、赤ちゃんは動き出す。
ここにいてはゆっくりできなくなってしまう!
暫くは枯葉のヴェールを雨除けにしながら歩いていたが、
雨の量に役に立たなくなり、自分と帽子だけになって跳ねてゆく。
「ゆう……! ゆう……!」
やがて見つけたブロック塀の飾り穴に滑り込み、赤ちゃんは外を見る。
枝に揺られながら夢に見たそこには何も無かった。
果たしてどこかには、自分がゆっくりできる場所、ゆっくりぷれいすはあるのだろうか――
「ゆ~。ぽんぽんがせつにゃいにぇ……」
少しずつ磨り減っていく自分を感じ、赤ちゃんは目を閉じる。
そうして雨の音の響く夜闇の中、ただじいっと待っていた。
朝と、晴れ間と、家族を。
ゆっくりと。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そして、夜が明けた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
しろ。
しろ。
しろ。
強いて言うなら、白銀。
一夜で様変わりした道を歩いてゆく。
雨はいつしか雪へ。
世界はいつしか白へ。
降り注ぐ氷の結晶に目を奪われながら、ゆっくり、ゆっくり、歩いてゆく。
「ゆふぅ……ゆふぅ……、ゆっくち……ゆっくち……」
きれいだね。
ふわふわだね。
ゆっくりしているね。
口に含んだそれは、やがて儚くとけた。
少しだけ、渇きが癒えた。
こんなにきれいなものがみられたのは。
もうすぐおわりだからなのかな。
そんな風に思いながら。
ゆっくり、ゆっくり、歩いてゆく。
歩くたびに、後には白い筋が写る。
けれどもそれはすぐに覆われて消えてしまった。
待っていたものは、もう来ない。
今ここが、
何も無いこの世界が全てだ。
――いつの間にか、広い場所に出ていた。
「ゆ……?」
見上げた拍子に、帽子に積もっていた雪が音を立てて落ちる。
そこは原っぱだった。
だが今や枯葉も石も雑草も覆われて、絨毯を敷いたかのようにただひたすらに真っ白な空間でしかない。
ただそこには一本の木が、物言わぬ主の如く鎮座していた。
雪を身に重ねるその姿は、さながら純白の華を着飾っているかのようで――
見たことは当然無いけれど、不思議な懐かしさを覚えてそうっと近づき、木に体を預ける。
「……ゆ……」
しんしんと、静かに降り続ける。
帽子に残っていた雪が、少しだけ落ちた。
薄い目で見る世界。
そこには何が映っていたのだろうか。
赤ちゃんは身を返すと、幹を登り始めた。
ゆっくり這いあがるが、雪で滑って何度と無くずり下がる。
「……ゆっくち……のぼゆよ……」
しかし段々要領を覚えてゆき、トライする高さは徐々に上がっていく。
少しずつ、少しずつ、距離を縮めてゆく赤ちゃんは、
最後の力を振り絞ってようやく、最も低い枝に届いた。
風が ビョウ と唸り声を上げた。
そこからは、あの壁の向こう側が見えていた――がそちらは一瞥だけくれて、枝の先へと向き直った。
視線の先には、雪のこんもりした膨らみがある。
それは空きっ腹で地表を歩いていたときから、木々を見上げて気になっていたものだった。
疲労で焦点が定まらないのかぼんやりしていたが、やがて盛り上がったそこに、ほう、と息を吹きかける。
雪がさらりと解ける。
木の芽だ。
皮の硬い芽だ。
だがその実は柔らかくて。
生まれて始めて目にした、食べられそうなものだ。
やった。
やっとみつけた。
顔を輝かせ、
ゆっくりと、顔を近づける。
そして、赤ちゃんは幸せそうに、
――ほお擦りした。
「しゅーり……しゅー……り……ゆっくち……」
おさなごをあやす様に、優しくさする。
「ゆっくち……ちて……いっちぇね……」
木枯らしが吹きぬける。
自分の体を支えるちからはのこってない。
空に、浮かぶ。
目の前には。
「おそりゃがきらきらできれいだにぇ……!」
次第に遠のいてゆく我が空をみながら、
ふわりふわり、
まるで雪のように、
儚く、
微笑んで、
落ちていった――
ねぇ、赤ちゃん。
おなかすいたでしょう?
“ゆぅ~”
“ぽんぽんすいちゃねぇ……”
なぜ、あのめをたべなかったの?
“ゆゆっ?”
“だっちぇ、”
“ゆっくちしちぇほちいよ……”
“せめてひちょりくらい、”
“ゆっくちしちぇほちかったんだにぇ……”
じぶんがしんでも?
“しにゅか、しなにゃいかのもんだいじゃないにぇ……”
“だれか、”
“………………”
“だれかが、”
“ゆっくちしちぇくれりぇたら、そりぇでまんじょくだにぇ……”
“だっちぇ、”
“ゆっくちできちゃにぇ!”
“まんまもにゃいし、”
“いたずりゃにゃかぜしゃんもいりゅけど、”
“きらきらっちぇまぶちいかりゃ、”
“いきてりゅっちぇかんじたかりゃ、”
“このちぇかいは、”
“ゆっくちできりゅよ!”
“だかりゃ、”
“おかーしゃん、うんでくれちぇありがとうにぇ!”
……とてもゆっくりしたこだね!
だから、せめて、
ゆっくりしていってね――
_、 ____ )`,
シ, '´:::::::::::r ´ヽフ
テ;;;;;;;;;;;;;;;;;;(, );ノァ おかーしゃん……?
〈(ノイ人从メ/ノン ヘ
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見知らぬ。
空。
誰かの声を聞いた気がして、赤ちゃん――てんこは目を開く。
ここはどこだろう。
その黄色い空は天井。
狭い壁は部屋。
ここが“にんげんさんのおうち”の中だとなぜか分かった(本能)。
雪原で凍えていたはずの赤ちゃんは、いつのまにか毛布にくるまれている。
「ゅっ? きがちゅいちゃにぇ!」
声がした。
振り向くとそこには、薄い氷の羽に水色の髪。
おかっぱ頭に花の飾り。
ゆっくりが二人そこにいる。
てんこと同じ赤ちゃんのゆっくりだ。
「はじめましちぇ! ゆっくちしちぇいっちぇね!」
「ゆっくちしちぇいっちぇね!」
「ゆっくち……していっちぇにぇ……? こきょは、どきょ?」
「ここはあきゅぅのおうちだょ!」
人間の家に住むゆっくりらしい。
てんこは知らぬことであったが、そこは八百屋を営む女性の一間だった。
「ちるにょがちゅれてきちゃんだよ!」
「あちゃいっちぇばさいきょうにぇ!」
「ゆ……ゆぅ……!」
ゆめうつつで話を聞いていたてんこ。その心にじわり、じわりと響いてくる。
あ、そうか。
そこでやっと気が付いた。
自分が、生きているということに。
――感謝する。
てんこは毛布から飛び出して、水色のゆっくりちるのに頬擦りした。
雪の中を生きる数少ないゆっくり。
あのひとりぼっちの白間から救い出してくれたのだ。
「ちるにょ、ありがちょうにぇ!」
「ゆゆっ!? あちゃいっちぇばちめちゃいのよ! ゆっくちはなれちぇにぇ……」
ちるのはくすぐったい顔をして、どこか寂しそうに声をつむぐ。
確かに氷精ゆっくりのちるのの体はひんやりとしていた。
その感触は頬を通して伝わってくる。
あまりゆっくりの体に優しいものではないのかもしれない。
だが。
「そんなこちょないにぇ! とっちぇもあたたかいにぇ!! しゅーりしゅーり!」
「ゆゆぅ……!」
この暖かさは本物だ。
心に灯った仄かな明かり。
いまここで、ゆっくりできることを、感謝する。
「ゅぅ! あきゅうもしゅりしゅりさせちぇにぇ! しゅーりしゅーり、ちあわちぇ~!」
あきゅうも負けじと輪の中に加わる。
襖から家主の女性が覗いていたようだったが、顔をほころばせてそのままにしていた。
――窓の外には雪が悲しみを覆い隠すように、優しく降り続けている。
この白銀の世界も、陽光によってまた色を取り戻してゆくのだろう。
ゆっくりと。
“おかーしゃん、ありがとうにぇ……!”
いまは唯だ。
てんこは楽しそうに
眩しそうに
愛おしそうに
「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」
そんな風に
笑った。
――かさね雪
――重きを忍び
――桃花咲く
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/ i イ レ\ ハノ! /i i ,'::::/:::::!__!::|:::::/|::_L_:::|:::::|:::::::::| ,' i ' ; ゝ人人ノノノノ / ノ 人
└rイ レイ (ヒ_] ,___,ヒ_ン)ハヘ| .!:::::i:::|::l(ヒ_] ヒ_ン )!::::|:::::::::| iヽ .ノ ⌒,___, ⌒ / / i ヽ
く_ノ 〉 i"" ヽ _ン " iハ |::i::;|:::!/// ー- /// !::::!:::::::::! !| \|"" ヽ _ン ""( /| ヘ
ハ. i ハ、 人| `7::|__;!、 /:;':/:::::::i:::! ヽV人 ヽノ 人 ヽ
レヘハレへ〉、 _____, ,.イリ |:::/|::::/>.,、,___ . イレ'/___/ヽ! 、_)ノノ >.、_ ,.イ/ ( (._ \
ヽ;!`'レ
==
というわけで、
年賀状てんこのちょっと前のお話でした。
ちなみに、3ゆっくりと八百屋との関係はこんな感じです。
ちるの:裏の空き地に住み着いている。⑨シスターズの自称リーダー。気分がいいとフリージングしてくれる。
あきゅう:唯一おばちゃんちの子。金銭管理が苦手なおばちゃんの代りに帳簿をつけている。
てんこ:裏の空き地に住み着いた。八百屋に来ては果物(特に桃)を頻りに勧める。近所のお兄さんの真似をして、最近口調が変になった。
- ゆっくちしていっちぇね!!! -- ゆっけのひと (2009-03-31 02:49:31)
- 献身ってのは犠牲の言葉じゃ無いんですね
良い子やわぁ -- 名無しさん (2009-04-01 19:58:24)
- 見ていて温かくなりました。とてもいい話でした。 -- 名無しさん (2010-01-23 16:56:48)
- このてんこには母や姉妹の分も生きてほしい -- 名無しさん (2014-04-05 11:59:49)
最終更新:2014年04月05日 11:59