ゆっくり愛で小ネタ179 乗り物酔い

  • 時間軸は三月中旬。 お食事中の方にはあまりお勧めできません。


―――電車の中。
ガタンゴトn
「おねぇさん、なんでゆかりん達はでんしゃさんにのってるのかしら?」
「Zzz……」「Zzz…」(籠の中)
ガタンゴトン
「地元に帰るからだよ。 というか、行くって言ったろ?」
ガタンゴトン
「そういえばそんなこともいってたわね。 それにしてもすごくゆれるわね……」
ガタンゴトン
「まぁ、電車だからな。因みに兄も帰ってるはずだぞ?」
「え? どうして?」
「母に兄の居場所を売った」
「……」
ガタンゴトン ガタンゴトン
「きゅ、急に黙ってどうした?」
「ぎ、ぎぼぢわるいの……」
「は、吐くなよ!? ここで絶対に吐くなよ!! 袋あるから吐くならこれに吐けよ!?」
結局吐きはしなかったもののそれから数時間ほど、ゆかりんは電車の揺れから来る吐き気と闘う羽目になったようだ。
誰だ、振り子列車を特急車両に使った奴。

……秋田の実家に到着した時のゆかりんの状態は言うまでも無く顔面蒼白だった。
電車の後に母の殺人ドライブテクニックに付き合って蒼白ですむあたりは凄いというかなんと言うか。
「うっぷ……」
「おねぇさんのおうちについたね、おかぁさん!」「そうだね! ゆっくりねれたね! ……ゆかりしゃまどうしたの?」
「ちょ、ちょっとゆれがきつくてね……」
すまんゆかりん、帰りは酔い覚まし用に梅干と錠剤持ってくから今日は休んでくれ……。

書いといてアレですがゆかりんの設定(少女臭とかそういった匂い設定)を考えると
匂いがごった返す電車の中とかは凄く酔いそうな気がして書いた。 反省はかなりしています。

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最終更新:2009年04月01日 09:38