査問内闘(さもんないと) - サモ茶 @ wiki

査問内闘(さもんないと)

古代中国で行われた儀式。

西暦２８０年頃、
当時の中国各地では未だ統治が取れておらず荒廃していた。
幾多の者達が天下統一を夢見たが、
自軍内での意見の食い違いもあった。
そこで自軍内での抗争が勃発した際、
命を賭した戦い『内闘(ないと)』が行われる。
勝ち残った者は、
打ち勝った者達を無条件で呼び出す権利「召喚」を得られた。

しかし力は力を呼び、また争いを生む。
内闘によって力を得た者達の是非を問う「査問会議」もしばしば行われた。
内闘で得た部下を連ねる者は「召喚師」と呼ばれ、
幾度も血の修羅場を潜り抜けた。

そう、これが『査問内闘(さもんないと)』の始まりである。

数百年後に発売されたゲーム「サモンナイト」との関連性は、
不明である。

ちなみに「黒子」とは、
この内闘を公正に裁く為に立ち会う者達の名称である。
黒子はとても強いが、権力には興味が無く、
争いを見るのが楽しみだったという。
それで引き分けになった際、
両成敗という事で参加した者達全員をこの黒子が「食べる」のだ。
つまり「食らう子」が訛り、黒子に変化したという説がある。

それが後の日本に流れ、独自の文化を形作ったのは言うまでもない。
また、今でも日本のとある場所で暗躍しているという噂があるが、
確証は得られていない。

　　　　　　佐伯書房：「ほとばしる血識 －夜の俺は獣属性－」より抜粋