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ソフィア王国戦乱記の世界

惑星フィズ

アンドロメダ銀河に存在する。ふたつの月が惑星を公転しており、生物の生存に適したハビタブルゾーンに存在する惑星。地球よりもやや小さく年間の平均気温はやや冷涼であり、表面の80%を海が占め、陸地は主に2つの地域に分かれている。多数の生命が存在しており、人類のほかに亜人種と呼ばれる人類に準じた知的生命体も存在する。

惑星フィズの地域と国々

パトリシア

北半球に位置する地域。人類が事実上支配している。おおよそ地球と同等の環境や植生を有している。パトリシア東方は中央帝国が支配しており、そこからさらに東方は寒冷な砂漠や荒野が広がり、やがてシルヴィア地域に通じる
  • パトリシアの国々
国名 人種 備考
アリシア共和国 人類 第1次パリック大戦によりクラリッサ帝国から分離独立した共和国。アリシア共和国はクラリッサ帝国からの断絶を主張し、ソフィア王国はクラリッサ帝国の後継を主張しているが、国力そのほかの観点からもアリシア共和国がクラリッサ帝国の後継と見做される事の方が多い。民主主義と自由主義を謳うが植民地帝国でもある。イデオロギーやソフィア王国への影響力の拡大の観点から議会派を積極的に支援する。近年は多くの植民地で独立運動や反アリシア運動が展開しており、植民地支配にほころびが生じている。1931年にフィンスタアニア共和国との全面戦争に突入し、段階的に内戦から撤退する。
イーゼンステイン王国 人類 オーディンを祖とする歴史深い国家。イースラントとニーベルングからなる連合王国である。強力な軍事力を背景にした独立と中立を国是とする国家であったが、第1次パトリシア大戦の後には力の均衡による国際社会の安定に方向転換し、ソフィア王国等の小国を独立保証してパトリシアの勢力均衡を志向した。ソフィア王国内戦には中立を表明。元々内戦前の軍縮などによる兵器調達のキャンセル等国民福祉党政権に疑念があったため、中立を表明していながらも議会派政府と比べて王党派政府との関係を重視していた。
中央帝国 人類 クラリッサ帝国とのライバル関係にあった老帝国。勃興したルーンラントからルーンラント帝国、ガーネット・ティアラ王朝に由来してガーネット・ティアラ君主国とも呼ばれる。パトリシア最大にして惑星フィズ最大の帝国。
ソフィア王国 人類 物語の舞台。西パトリシアに位置する王国。旧クラリッサ帝国のムーンストーン直系を君主とする。この国をクラリッサ帝国の後継とするか、アリシア共和国を後継とするかは議論があるが、国土や植民地などを継承しているのはアリシア共和国である。
レオネッサ王国 人類 サファイア王室による王国だが、20年前からファシスト政権による半独裁体制が敷かれている。アリシア、イーゼンステイン、中央帝国と並ぶパトリシアの列強の一つであり、レオネッサ国王はソフィア王国王室との姻戚関係にある。王党派に軍事的、経済的援助を行う。


シルヴィア

パトリシア地域を除く地域。この地域では様々な人間型生命体が生まれた。その代表的なものは平原で栄えた獣人種や、恐竜の子孫である竜人である。彼らはデミ・ヒューマン(亜人種)と呼ばれ、人類からは差別されている。しかしこの中でもアキピテリア共和国のように人類に非常に重用され、人類と同等の待遇を受けた人種も存在する。シルヴィアは豊かな自然と天然資源に恵まれているが、経済的な発展とそれにともなう技術発展がパトリシアに比べ遅れていた。第一次パリック大戦により人類の進出を許し、今日では亜人種によって統治されている国家はごくわずかな国に留まる。

国名 人種 備考
アキピテリア共和国 竜人種(6肢翼竜人) クラリッサ帝国からソフィア王国に至るまでの800年にわたる伝統的な同盟国。寒冷な気候で山岳地帯の多い国土の為豊かとはいえない国家だが、教育の推進、工業地帯の発展を進め、国力の増大を図っている。ソフィア王国を伝統的に重要なパートナーとして位置づけ連携している。ソフィア王国内戦ではアキピテリア共和国との関係見直しを進めてきた議会派を警戒し、伝統的なパートナー関係の維持を主張する王党派を支持し、軍事支援を行う。また、シルヴィアの独立国桜花皇国との同盟関係も模索し始める。
桜花皇国 獣人種 狐狸系の獣人種からなる国。代々神事は狐系が、政治は狸系が執り行ってきた。皇帝は代々狐の血統であり、古来は狐系の勢力が強かったが、第1次パトリシア大戦後は狸系の政治的影響力が強くなっている。長らく龍帝国と覇権をめぐって争い、第1次パトリシア大戦までは劣勢にあったが、中央帝国との同盟を締結して龍帝国を攻撃している。フィンスタアニア共和国のの赤化を強く警戒し、軍事力の増強に努めている。
フィンスタアニア共和国 獣人種 龍帝国崩壊後に独立した獣人種の共和国。イーゼンステイン王国やエーデルワイス連邦などの穏健な人類国家やアキピテリア共和国、桜花皇国といった独立国との連携によって穏健な自由民主主義国家として発展してきたが、国民感情では人類に対する恩讐がくすぶっており、憎悪感情を利用した極左勢力の政権奪取により従来の政策を一転して軍事力の増強と拡大政策を続けている。

惑星フィズの生物/怪異

人類 哺乳類 ホモ・サピエンス。パトリシア地域で発達した。
獣人 哺乳類 獣の特徴を持つ亜人種。普通動物を擬人化したような容姿だが、犬耳や狸耳、狐耳、猫耳、兎耳等の動物の耳とその動物に対応する尾を有する人間のような外観の獣人もいる。コボルトは彼らに対する蔑称である。
竜人 竜人類 恐竜から進化した亜人種で、爬虫類的特徴をもつレプティリアン/ディノサウロイド種、尾や角を持つが収斂進化の結果人類とあまり変わらない外見を持つ標準竜人種、半身を鳥とし、背に翼を持つ六肢翼竜人(ハーピィ)などの総称。知性も人間と同等で、シルヴィア地域では獣人種と双璧となる一大勢力を持つ。翼竜人はオークや鬼、リザードマンとは彼らに対する蔑称であるが、レッサードラゴンは蔑称にはならない。ハーピィ種は基本的に雌のみであり、他種族と交接して子孫を増やす。
エルフ 精霊類 人類によく似た亜人種。白エルフ、黒エルフ、ドワーフ等とも。生物的には哺乳類や竜人種とは違う生命である。人類と同様の知能を持つが人類より長寿である。外見は整っていることが多く、美しいと評される事が多いが、特に白エルフはその外見のために商品価値が高いと見做され、しばしば白エルフ狩りが行われていた。一方で白エルフは自身の外見への自身から彼らはその特性から人類や他の亜人種を見下していた。黒エルフは褐色肌のエルフを指し、ドワーフは黒エルフの中でも小柄で山岳に住み、一般に鍛冶を得意とする民族を指した。第一次パトリシア大戦でクラリッサ帝国による殲滅作戦で大部分が死滅し、残存していたわずかな国土も龍連邦の森林邦侵攻で滅亡した。今日ではわずかにフィンスタニアに逃れた少数の難民と人類諸国の動物園で僅かに飼育されるのみである。ゴブリンはエルフ全体に対する別称であるが、エルフに対しては最大限の蔑称として機能する。
高い知能と教養を持ち、非常に長寿で魔法や仙術を用いることができた種族。竜人たちには神と称される(最上位者たる神龍を皇帝とする龍帝国は魔王との戦いに勝利して長くシルヴィアに君臨していたが、神龍の死後帝国は崩壊し、滅亡した。もともと龍の数自体が極少で今は竜人に姿を変えて慎ましく暮らしているという。
エクスカリブー 哺乳類 巨大なトナカイ
グリフィン 怪異 前足と頭は鷲、胴体と後足はライオンの翼の生えたキメラ動物。中央帝国の象徴にも用いられている。
ヒッポグリフ 怪異 前足と頭は鷲、胴体と後足は馬の翼の生えたキメラ動物。グリフィンの近縁。ヒッポグリフは有翼騎兵の象徴としてクラリッサ帝国軍騎兵部隊紋章の意匠としても用いられている。
巨大怪獣 怪異 惑星フィズに生息する体高50mの怪獣。魔王も神龍もこの巨大怪獣には勝てなかったとされる。核融合エネルギーによって生存している。
魔王 怪異 かつて龍とシルヴィアの覇権を争った存在。外見は角の生えた人類のような存在であったとされる。ゴブリンのような低級の精霊類を使役したとされる。龍魔戦争で龍に敗れ滅びたが、ごくわずかな魔王の血族が生き残っており、そのうちの一体がゴルグント公爵妃であったとされる。
アンデット 怪異 死霊術士によって操られた死体。ネクロマンシー戦争で猛威を振るい、惑星フィズでは火葬が原則となった。基本的に死霊術士の死霊術によってのみ存在し得るため、死霊術士が死ぬと活動を停止する。物理的な破壊の他、焼却が有効。死霊術は死者に対する冒涜、愚弄であり、禁忌であるとされ、死霊術の術式手順などが喪われており、アンデットが生み出されることはないとされる。

惑星フィズの宗教

宗教一覧

アキピテリア多神教 多神教/拝一神教 アキピテリア出身の竜系有翼人種に信仰されている。このアキピテリア多神教の世界観では合同教会の唯一神を頂点とする神の他にそれに仕える複数の高位存在がいるとされており、高位存在の1柱は腕が翼のハルピュイアがそのために不便な生活をするのに哀れみ、罪人の腕をもぎ取ってハルピュイアにその腕を与え、取り付けたのが六肢有翼人種の始まりだとしている。このため、アキピテリア多神教では合同教会の唯一神の仕える高位存在を信仰している。歴史的には、もともとこの神話には別の主神がおり、その主神に高位存在が隷属していたが、クラリッサ帝国との交流が進んだ結果、元来の神と合同教会の唯一神を神がすげ変わったのではないかと考えられている。
狐狸神道 多神教 桜花皇国で信仰される宗教。神話によれば、桜花皇国の狐狸それぞれはある女神の子の2人の兄弟神から作られ、狐氏と狸氏に分けられたとされている。彼らにはそれらの神のほかに、悪霊や英霊を神として祭ることがある。
古き神々の信仰 多神教 ニーベルングやイーゼンステインで信仰される神話。古くは中央帝国の領域でも信仰されていた。合同教会の唯一神とは異なり、主神は知識や戦争の神であり、恐るべき恐怖の神でもあった。人々はそれぞれの職業や属性に合った神を信仰する。
龍神信仰 一神教 龍華で信仰されている宗教。古来より長らく龍華を収めてきた神龍を信仰する宗教。
唯一の神と我らの為の信仰 一神教 普通は合同教会と称される。惑星フィズにおける一神教である。「全知全能であり、世界の創造者で慈悲深い唯の一神」を信仰する。この特性を基準にいくつかの主流な宗派に分かれており、宗教的な教義も宗派により相当な隔たりがある場合もあるが、信仰上対立を避けるために各宗派の頂点である宗教指導者による合議を原則とする議会を設置し、合同教会として統一を維持している。

*

  • 魔法と魔法科学
 古来惑星フィズには魔法が存在しており、人類も亜人種も魔法を利用していた。魔法はごく一部の人が使用できるものとされており、その代表がシルヴィアで猛威を振るった魔王であったり、あるいはネクロマンシー戦争のきっかけとなったゴルグント公爵妃であった。この不思議な力を利用するために古来より魔法の研究は盛んにおこなわれ、今日では一般に魔法の殆どは当時の科学的に説明のつかなかった現象を魔法と称していたに過ぎず、その原理は科学的に解明されている。しかし、魔王が用いたとされる魔法やゴルグントの死霊魔法のような魔法、また一部の地域で用いられる自然治癒力を高める魔法で真正のものは解明されておらず、これらを魔法を科学的に研究することを魔法科学と称する。


惑星フィズの年表

  • 40億年前:惑星フィズ誕生
  • 1億年前:龍誕生
  • 6000万年前:竜人誕生
  • 5000万年前:人類誕生
  • 前1200年頃:シルヴィアで龍帝国建国
  • 前117年頃:桜花皇国建国
  • 前87年:シルヴィアに魔王顕現
  • 前14年:パトリシアでクラリッサ・ソフィア王国建国
  • 0年:人類、基準歴制定
  • 278年:パトリシアでイーゼンステイン王国建国
  • 500年:パトリシアでクラリッサ帝国建国
  • 524年:パトリシアで中央帝国建国
  • 652年:シルヴィアで龍魔戦争勃発
  • 674年:魔王滅亡。龍魔戦争終結
  • 813年:ネクロマンシー戦争勃発。クラリッサ帝国、中央帝国と第1次中央同盟締結、クラリッサ帝国、有翼人と同盟締結
  • 826年:ネクロマンシー戦争終結。ゴルグント公国滅亡
  • 1495年:イーゼンステイン王国、ニーベルング王国を併合
  • 1802年:第1次パトリシア大戦勃発
  • フィンスタニア共和国建国
  • 龍帝国崩壊。森林邦建国
  • アリサ条約締結、第1次パトリシア大戦終結。クラリッサ帝国解体。アリシア共和国建国、レオネッサ王国建国、アキピテリア王国、共和制に移行。
  • 第2次パトリシア大戦勃発
  • 第2次パトリシア大戦終結
  • 1925年:森林邦戦争。レオネッサ王国、森林邦に侵攻し森林邦を征服する。
  • 1931年:フィンスタニア戦争勃発
最終更新:2026年07月29日 23:24