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ーーある女の話をしよう
虐待的なまでに苛烈な父と、超が付くほどの溺愛を捧げる母の元に生まれ育った戦士の娘。
戦士は選ばれるがために妹を謀略で死に追いやった。
そして、女はーー




天羽組若手、飯豊朔太郎は死の寸前に己の無知を悟った。
いくら極道の端くれ、元暴走族とてカタギを巻き込むような殺し合いなど言語道断。
ベリアルとかいうコスプレ野郎にこの拳をぶち込んでやろうと意気込んだ矢先の事。

突如として出会った見るからに何処ぞの大金持ちのご令嬢のような女性。
巻き込まれたカタギかなと気になって話しかけてみたのが間違い。
その彼女は状況を理解した途端、妙な名乗り文句を言った後に襲いかかってきた。

妙に銃の取り扱いが上手な女だった。片腕に拳銃、片腕に仕込み銃の傘を持った女だった。
少なくとも銃の腕前ならば小峠の兄貴に比類するほど。
だがそれでも弾数さえ分かっていればやりようがある。

相手が弾切れを起こしたがチャンス。一気に距離を詰める。拳を込める。
だがあり得ない七発目が飛んできて肩を穿たれた。だがそんな怪我程度で天羽組の下っ端を舐めるなと。
その決意と根性の元、女の方へ向かってーー








絶対にありえないはずの"八発目"が、飯豊朔太郎の脳天を貫いた。
飛び散った脳髄の暖かさ、冷たくなる身体を実感しながら。
その生命が終わる瞬間まで、不適に笑う彼女の底知れなさと、弾切れしたはずの傘の仕込み銃から放たれる大量の弾丸を瞳に刻み込んだ。


【飯豊朔太郎@ヒューマンバグ大学 死亡】





「⋯⋯おっかねぇ能力してやがるぜ」

その女の恐るべき異能を、ロットンという男は目の当たりにし、心底恐怖した。
弾切れしない銃弾。永遠に弾を打ち続ける。湯水のごとく、装填無しに打ち続けることが出来る力。
当人は「もう一丁機関銃があればよかった」と愚痴ってはいたものの。
勿論、それを超えし超常の力には意味がないとしても、普通に戦う分ならばこれで十分。
プライドを投げ捨て、謙って土下座をしてでも付き従う選択をした甲斐はあった。

「⋯⋯これが、改めて身の程を思い知りました?」
「お、おう⋯⋯嬢ちゃんの力は身にしみて理解したぜ」

猛獣の如き女の眼光に、思わずロットンも怖気づく。
つくづく恐ろしい女である、亥の戦士だとか言っていたが、その二つ名に相応しいというわけで。
付き合う相手は今後次第で変わることがあれど、当分は彼女の元で働く他は無く。

「身の程を弁える男は嫌いじゃないわ。この先の働き次第じゃ私の十三番目の恋人に加えてあげてもいいわね」
「⋯⋯へへっ、そいつは悪くねぇな」

悪くない誘い文句に、それはそれで悪くないなと思いながらも。
やはり離反の考えは見抜かれているように思えてしまう。
当分は平穏なんて訪れないと辟易しながらも、そのぐらいのリスクを負わねばこの先生き残れないと覚悟して。

「ーーそれに。最後に勝ち残るのは。この私なのですから」

そして、この彼女は。
十二大戦ではないこの殺し合いの場にて。
全くの未知たるこの殺し合いの舞台において。
亥の戦士。異能肉は。

ーー願いを叶えるために、愛を欲する為に。遍く敵を『豊かに殺す』のだ。
その証左とばかりに、粗挽き肉団子と化した誰かの残骸だけが残っていた。


【ロットン@遊戯王5D's】
[状態]:健康、異能肉に対する恐怖と警戒(中)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1〜3
[思考]:なんとしても生き残る
1:当分はこのおっかない女(異能肉)に従う。こいつよりましなのがいればそっちに裏切る
[備考]
※参戦時期は坑道でダイナマイトを爆破させ、崖に落ちる遊星と鬼柳を見届けた直後


【異能肉@十二大戦】
[状態]:健康
[装備]:RABBIT-224式拳銃@ブルーアーカイブ、ロベルタの傘@ブラック・ラグーン
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1
[思考]:優勝して願いを叶える
1:当分はこの男(ロットン)を従者としてこき使う
2:十二大戦ではないようだけれど⋯⋯
[備考]
※参戦時期は十二大戦参戦前
※異能「湯水の如く(ノンリロード)」により所有する重火器の弾数制限は異能肉がそれを所有している限り無制限です


『支給品紹介』
【RABBIT-224式拳銃@ブルーアーカイブ】
異能肉に支給。Rabbit小隊隊員である風倉モエの所有する拳銃。拳銃にもかかわらず高い連射力を保有しているため、弾倉を瞬時に空にすることができる。

【ロベルタの傘@BLACK LAGOON】
異能肉に支給。ラブレス家メイドにして元コロンビア革命軍 (FARC) の凄腕テロリストたるロベルタが保有する、ショットガンと防弾繊維で構成された傘。命中すれば人間を5m以上吹き飛ばす過剰な威力の弾丸がある。
最終更新:2026年02月16日 21:43