「ブルーブルー。そこのお嬢さん、落ち着きなさい」
「ひいあああああああああああ――――――っ!!」
どこか青みがかかった壮年の男性が、狂乱している女性を落ち着けようと話しかけている。
確かに突如引き起こされた殺し合いはパニックになるにふさわしいかもしれないが、いくらなんでもこの女性はパニックになりすぎではないか、と思う者もいるだろう。
しかしそれも無理もない。
なぜなら彼女は、さっきまでエジプトで店の受付をしていたと思ったら、入口からいきなり脚が千切れた黄色い男性が飛び込んできたと思ったら、持ってこいと命令された挙句血を吸われて死んだはずなのだ。
にも拘わらず気づけば殺し合いにいるとなれば、おかしくなっても仕方ない。
だがそんなこと、男には関係ない。
「静かにしてもらえないと危険な参加者やベリアルの言う魔物が寄ってきてしまう……ならば仕方ない」
男は女性を宥めるのを諦めた。
ならば見捨てて逃げるのかと言うと、そうではない。
「お前に生きていられると、私に都合が悪い。
なので死んでくれ! 死んでここでこのゲームを終わりにしてくれ!」
男は女性に対し殺意を向ける。
すると空から前触れもなく女性に雷が降り注ぎ、ごくあっさりと彼女の命を奪った。
【DIOにスチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするように脚を持ってこいと言われた女性@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
「許してくれ。私には世界を青く塗って世界を幸せにしないといけないのだ」
男は殺した女性に対し謝罪をする。
殺しておいて何を言うのか、と思う方もいるだろうが、彼は本気でそう思っている。
彼の名前はカーペインター。
とある世界の田舎の村、ハッピーハッピー村にてハッピーハッピー教団という組織の長を務めている。
ハッピーハッピー教団の使命は世界を青く塗ることで、世界を幸せにすることだ。
その邪魔をするものは排除もやむなし。
さっきの女性も普段なら殺さなかったが、この状況ではやむなし。彼は申し訳なさを覚えつつも、後悔はしなかった。
ここで彼は、最初の場でベリアルが告げていた言葉を思い出す。
「そういえばあのベリアルが、色んな世界と言っていたね。この世には他の世界があるのかな?
なら元の世界だけでなく、全ての世界を青くして幸せにしないといけないね」
しかしいくつあるかも分からない世界のすべてを青くするなど、たとえどれほどの金と人脈があってもできるはずがない。
ならば――
「優勝してすべての世界を青くしよう。
そうすればみんな幸せになれるんだ。これを聞いているだろうベリアル、君もだよ」
カーペインターは優しく微笑み、全てを幸せにしようと手を伸ばす。
彼の優しさはこの殺し合いの主催であろうと例外ではない。
だからこそ彼は優勝を目指すのだ。
その思いそのものが、彼の元の世界の過去に現れて、侵略の為に暗躍する宇宙人ギーグがもたらした幻影マシーンによって作られたものだと、想像だにしないまま。
【カーペインターさん@MOTHER2】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:優勝し、全ての世界を青くする
1:騒がしくなったのでひとまずこの場から離れる
2:ネスはこの殺し合いにいたら優先的に殺さなければ
3:ブルーブルー
[備考]
※参戦時期はネスと戦うより前です
※DIOにスチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするように脚を持ってこいと言われた女性の死体と彼女のデイパック(基本支給品一式、不明支給品×1~3)は解錠のどこかに放置されています
最終更新:2026年02月17日 23:21