126:Re:Ex-Otogibanashi ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:25:59 ID:llxW2XVI0
かぐや姫は月に帰る。
それは御伽噺において定められた絶対の規律(
ルール)。
運命の荒波、物語の不文律。
乗り越えることは出来ても、その現実に抗うことは不可能。
「ーーそれは、悲しい物語でしたね」
こと『聖女』もまた、「御伽噺」には詳しい類なのである。
だからこそ今の前の彼女の話にもまた、そういうことが出来たのだ。
地上を夢見た人魚の姫が王子様に恋をするも、最後は泡となって消える。
竹より生まれたかぐやの少女は、優しき祖父母に育てられ、帝の求婚を受けるも、最後は月に帰る。
御伽噺とは必ずしもハッピーエンドでは終わらない。
時には悲しい結末で終わることも多々ある。
「⋯⋯悲しい物語って言われるのは、ちょっと悄気込んじゃうかな⋯⋯」
それでも、かぐやは精一杯に頑張った。
月に帰るという結末は避けられなくとも、それまでを楽しい思い出で埋め尽くすことが。
超新星の爆発のごとく、その思い出で覆い尽くせば、できる限り悲しくならず出来ると。
「これでも、かぐやもみんなも頑張ったんだよ」
そう、頑張ったのだ。
自分も、彩葉も、みんなも。
頑張って、頑張って。ハッピーエンドには程遠かったけど。
「ああでも、いろはの作ったパンケーキ食べたかったなぁって」
仕方なかったけど、約束破っちゃっただとか。
彩葉絶対泣いてるだろうな、だとか。
ハッピーエンドに連れて行くとか言ってて結局こうなっちゃった、みたいな心残りだとか。
心残りだけでも数え切れないほどある。
それでも、知ってしまったことだから、仕事ほっぽりだしてそのまま、というわけには行かなかったし。
そんな自分の我儘にこれ以上巻き込ませるのも良くないと思っていた。
だから、現実を受け止め、できる限りの納得はした。
それでも、かぐやという姫(わたし)にとっての、必要最低限のハッピーエンド。
楽しいことや楽しい思い出を携えて元の居場所に戻っただけ。
そう、だから、だから大丈夫。
127:Re:Ex-Otogibanashi ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:26:13 ID:llxW2XVI0
かぐや姫は月に帰る。
それは御伽噺において定められた絶対の規律(ルール)。
運命の荒波、物語の不文律。
乗り越えることは出来ても、その現実に抗うことは不可能。
「ーーそれは、悲しい物語でしたね」
こと『聖女』もまた、「御伽噺」には詳しい類なのである。
だからこそ今の前の彼女の話にもまた、そういうことが出来たのだ。
地上を夢見た人魚の姫が王子様に恋をするも、最後は泡となって消える。
竹より生まれたかぐやの少女は、優しき祖父母に育てられ、帝の求婚を受けるも、最後は月に帰る。
御伽噺とは必ずしもハッピーエンドでは終わらない。
時には悲しい結末で終わることも多々ある。
「⋯⋯悲しい物語って言われるのは、ちょっと悄気込んじゃうかな⋯⋯」
それでも、かぐやは精一杯に頑張った。
月に帰るという結末は避けられなくとも、それまでを楽しい思い出で埋め尽くすことが。
超新星の爆発のごとく、その思い出で覆い尽くせば、できる限り悲しくならず出来ると。
「これでも、かぐやもみんなも頑張ったんだよ」
そう、頑張ったのだ。
自分も、彩葉も、みんなも。
頑張って、頑張って。ハッピーエンドには程遠かったけど。
「ああでも、いろはの作ったパンケーキ食べたかったなぁって」
仕方なかったけど、約束破っちゃっただとか。
彩葉絶対泣いてるだろうな、だとか。
ハッピーエンドに連れて行くとか言ってて結局こうなっちゃった、みたいな心残りだとか。
心残りだけでも数え切れないほどある。
それでも、知ってしまったことだから、仕事ほっぽりだしてそのまま、というわけには行かなかったし。
そんな自分の我儘にこれ以上巻き込ませるのも良くないと思っていた。
だから、現実を受け止め、できる限りの納得はした。
それでも、かぐやという姫(わたし)にとっての、必要最低限のハッピーエンド。
楽しいことや楽しい思い出を携えて元の居場所に戻っただけ。
そう、だから、だから大丈夫。
128:Re:Ex-Otogibanashi ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:26:51 ID:llxW2XVI0
「うん、そーだよねー。そうそう、彩葉は絶対寂しがってる」
頑張りやさんで、時には無茶してぶっ倒れることもあるけれど。
かぐや姫はそんな酒寄彩葉が大好きである。
今まで使い込んだお金はちゃんと返しておいた、何故ならかぐや姫は出来る女だから。
キラッキラの物語、彼女がいたから最後の時まで明るくいれた。
できる限り湿っぽいのは避けることが出来た。
「でも彩葉は強いから、いつかかぐやがいなくてもめげずに立ち上がってくれるってかぐやは信じてる」
だから彩葉も、多分最初はへこたれちゃうんだろうけど。
無理しちゃうレベルでかぐやの為に頑張れるちょろちょろチョロいちょろはだから。
いつか何処かで乗り越えて、立ち直って、前を向いて、いつか彩葉自身の歌を自分が生み出すだろうって。
信じるだけでも意味はある、信じることには価値はある。
「でもやっぱりーーかぐやと彩葉揃ってのハッピーエンドが一番! だよね!」
でもやはり、かぐやが望むハッピーエンドは、二人が再開し、揃っての大団円!
帰ってきた暁には復帰ライブと洒落込むのが最高シチュエーション!
それが一番やりたいこと、それが一番たどり着きたいお話の終わり方!
そう、ちょっとナイーブだとかセンシティブだとか、思い出に浸ったへなへな姫になっていたけど。
彩葉のことを考えたら容易に元気が湧いてきた。
「これからはかぐや100%!!!!! かぐやは負けなーい! 絶対彩葉の所に戻ってハッピーエンドにたどり着いてやるのだー!!!」
「ふふっ、可愛らしいお方ですね。人魚姫もこのかぐや姫のように活発なら、結末はもう少し変わっていたかも知れません」
元気復活、やる気十分。月での仕事はまあ何とか終わらせてやれば良いと気分一新。
引き継ぎさえすれば認めてくれそうだし月人も冷酷ではないだろう、多分。
だからまずやることは、このベリアルとかいうのが開いた殺し合いなんかに乗らない。
ベリアルをぶっ倒して、必ず元の世界にーーそして最後は彩葉の元に帰るのだ。
「それに私、あなたの事が気に入ってしまったのかも知れません。付き合いますよ」
「えっいいの!? あっでも求婚とかはノーサンキューね!」
「ふふふ」
何をどう思ったら求婚にまで思考が発展するのやら、と『聖女』は微笑する。
でも原典のかぐや姫は5人の貴族に無理難題を吹っかけて実質的に断った。
まあそういうかぐや姫ジョークなのだろうと、『この先』の事を考えながら。
「まあ私自身が、ベリアルという方が気になってる部分もあります」
「気になる? まあかぐやはムカつくって意味では気になるけどあの破廉恥デビル」
『聖女』は、ベリアルというこの殺し合いを開いた元凶の事が気になっていた。
かぐやの方も怒りだとかの部分でベリアルが何者なのかが気になることはあれど。
どうしてツクヨミのアバターのままでかぐやが現実であろうここにいるのかだとか。
この『聖女』は一体何者だろうかとか。
まずはそういう事は頭の片隅にかぐやは一旦片付けて。
「⋯⋯⋯やはりかぐや姫、いつ見てもいと美しいものです」
「あの? ちょっ、近い顔近い!? キスはダメだよ! いろPと関係者以外お触り厳禁!!」
「ご心配なさらず、ファーストキスを奪うようなことは流石に」
突如として顔を近づける『聖女』の艶美な表情に思わず動揺しながらも。
やんわりと断ろうとしたかぐやの態度に、冗談ですよと言わんばかりに『聖女』は微笑んで。
「ーーあなたがいつか自分から望んで、でなければですが」
かぐやの肌に、『聖女』のその指先の爪が触れた。
129:※※※※※※※※※※ ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:27:24 ID:llxW2XVI0
ーーみすてないで ■■■さま
130:※※■※※■※※■※ ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:28:19 ID:llxW2XVI0
残りカス(■■■)に有効活用先が出来た、とほくそ笑んだのは事実。
彼のお陰で自分は目覚めることが出来たのだから、こういう形の恩返しも悪くはないと思っただけで。
彼女がハッピーエンドを望んだのだから、自分もハッピーエンドをあげてやろうと思っただけで。
そう、御伽噺は出来ることならハッピーエンドと。
好きな人と永遠にいられるハッピーエンドを授けてあげようと。
自分のハッピーエンドとは致命的に噛み合わないが、彼女のハッピーエンドが帳尻を合わせられる程度なら叶えてあげてもいいかという、そんな小さすぎる善意(よくぼう)からなるわけで。
「ーーだずけて、いろは」
ぐじゅり、ぐじゅり。
蠢く。かぐやの心(おもい)を、作り変える。
残骸になろうともある程度養殖しておいた⋯⋯なんとかの残骸は有効に使う。
彩葉という少女への感情が大きそうなので、もっと愛してあげれるよう増幅させた。
「わたしが、わたしじゃ、なくなっちゃう」
かつて、『聖女』も味わった事だ。
内部から精神そのものを変質させられるというのは。
最初は抗ったものの、結局作り変えられてしまったが。結果としてそれは『よかった』事だ。
何せ、あんなものが見られるだなんて思いもよらなかったから。
あんな『楽しいこと』を、あんな良いものが。
「いやだ、わだじ」
かぐや姫は、抗ってる。
自らの愛に、抗っている。
楽になればいいのに、どうせ抗えないのに。
『聖女』は慈愛の笑顔のまま。
「いろはを、よごしたぐない」
がんばれ、がんばれと言いたそうな笑顔で。
聖女が、慈愛の顔で笑っている。
最初は誰だって苦しいものだと、自分の経験談を語りながら。
彩葉と永遠にいられるハッピーエンドを手伝うと囁きながら。
「ごんなの、かぐやののぞんだはっびーえんどじゃな」
「いいえ、ハッピーエンドになりますとも」
131:◯※■▼●■※□■※ ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:28:55 ID:llxW2XVI0
「好きな人と永遠に離れることがない、愛に塗れた最高の結末へ」
それは、ままならぬ善意である。
ただ唯一の人が、人以外に差し伸べる尊釈の慈悲。
聖女もまた幸せな結末が、御伽噺のお姫様が王子様と結ばれる結末が。
自分の知ってる人魚姫こそ悲哀であれど。
「かぐやと彩葉が一緒に暮らせる、ハッピーエンドにあなたは、たどり着けますから」
どうせ、貴女が彩葉を愛している理由は自分のためだけになる、と嗤いながら。
それでも、御伽噺のかぐや姫が幸せな結末になるのも悪くないと嘯きながら。
聖女はかぐや姫を嘲り、去っていく。
残されたのは、彩葉を思う■んだ気持ちだった。
【かぐや@超かぐや姫】
[状態]:ツクヨミアバター、ゼパル(残骸)寄生による身体変質、彩葉に対する感情増幅(極大)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]
基本:殺し合いには乗らない! 彩葉と一緒のハッピーエンドまでたどり着く
1:いろは、いろは大好き、いろはを■■⋯⋯違うかぐやはいろはを違う違う違う⋯⋯!?
2:たすけていろは、このままかぐやがかぐやじゃなくなっちゃう
[備考]
※参戦時期は月に帰った後以降
※魔神柱ゼパルの残骸を寄生されたことで、身体に変質が発生しています。
※上記の寄生の影響により、彩葉への感情が肥大化しています
132:絶望顕現:結末変生(ハッピーエンド) ◆TwHuOn7D8s:2026/03/15(日) 16:29:52 ID:llxW2XVI0
★
ーー其は至天なりて。其は絶望の顕現なりて。
「お預けを食らった、と言いたい所ですが、そうでもないみたいですね」
獣の予兆、而して未だこれは羽化には至らない。
知性を溶けた牛酪の如く融解し沸騰させる、快楽の海に引きずり落とす。
「ですが、これはこれで過程を省略できたというもの」
数多を救う救世主の才覚を併せ持ちながら、その全てを己が欲望(ハッピーエンド)に使い尽くす。
「SE.RA.PHの時間で1年待つよりは、短く済みそうで助かります」
人よ畏れよ、これは世界を滅ぼすもの。
「出来ることなら、愉しみましょう。挑戦者という立場も、存外悪くはないかも知れません。」
人類が滅ぼすべき悪の始まり、人類を滅ぼす自己愛(ハッピーエンド)である。
其の名はーーー
【殺生院キアラ@Fate/Grand order】
[状態]:健康、恍惚
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]
基本方針:私の願い(ハッピーエンド)を叶える
1:せっかくですので、愉しみましょう
2:かぐやさんが自分の欲望(おもい)に素直になってくれればいいのですが⋯⋯
3:ベリアルとか言いましたか、いつか会って話をしてみたいですね。⋯⋯なんだか、気が合いそうですので
[備考]
※参戦時期はCCCコラボ、教会エリアで爪の先のゼパルくんとの対話中
※全体的に出力は制限されています、未だビースト幼体にはなっていません。
※ゼパルの残骸をかぐやに寄生させました。
最終更新:2026年03月16日 10:53