「”ベリアル”……ねぇ」
思い起こすのは、かつて暴虐を誇った闇の巨人。
そんな思いも漫ろに、黎いタキシードスーツを着た青年は市街地を彷徨う。
「そこのお前、止まれ」……束の間、彼はスーツ姿の、どこか気品漂う同年代の男に呼び止められる。
タキシードの男は止まり、…ニヤ、と相手方に向けて笑みを浮かべる。
「…人に指図するなら自分から名乗るのが筋だろう?」「……そうだな、私は呉島貴虎だ。これで満足か?」
「あぁ」対峙する男はどこか頭を痛めながら……しかし、獲物を見つけたかのようにどこか上機嫌だった。「それで俺に何の用だい、『お坊ちゃん』?」
「……幾つか質問をさせてもらう。先ほど演説をしていた、ベリアルという男について心当たりはあるか?」「……無いね。」
「そうか、そして本題だが——」目の前の、空気が威圧感を帯びる。
「お前は、この殺し合いに乗っているのか?」
「……興味ないね」と、タキシードの男はそっぽを向いた。
「……本当か?見るからに、貴様の放つ気配は……」
瞬間、男が駆け、……気が付けば、瞬間的に移動したかのように背後に迫っていた。「……つ!」「まぁ落ち着けよ。せっかくのパーティーだ、エンジョイしようじゃないか」
間髪入れず、タキシードの方は貴虎に蹴りを放つ。「……っ!」支給品を取る暇すらない。……そして、奴の蹴りは妙に重い。
それでも尚、彼の方は手加減しているとでも言わんばかりに飄々としていた。
「来いよ。ウォーミングアップには丁度いい。」「……戯言を」
『メロン!』貴虎は、支給品——メロンロックシードを出した。「…変身」
『メロンアームズ!天下御免!』「……ほう」
「この殺し合いに巣食う悪意は、俺が駆逐する」「……かっこいいねぇ」
貴虎は目の前の男に対し、容赦無く発砲する。……それを、彼は持っていた刀で受け止めた。「こんなものか?」「言わせておけばッ!」
斬月と、対峙する異能の男との戦い。鍔迫り合いの音が、静かに周囲に響く。
斬月は網目模様の盾……メロンディフェンダーを揺動に投げた。タキシードの男はそれを躱して辻斬りを行うが、斬月の無双セイバーに受け止められる。
瞬間、投擲した盾がブーメランの様に却ってくる。「(これで一手……!)」貴虎は、これが牽制の一打になると思っていた。
だが——そのメロンの盾は、タキシードの男が異形化させた左腕に受け止められた。
「(なっ……!?)」怯んだ隙に、斬月は切り伏せられる。
「こんなギミックすら、隠し通せると思ったか?甘いねぇ」言った先から、彼は盾をも利用した斬撃を浴びせる。「ぐぁっ……!」
「……ま、そろそろ温まってきたかな?」「……まだだ!」
貴虎に、敗北の二文字が過ぎる。しかし、尚も立ち向かおうとする所を——タキシードの男は掌で制した。「……及第点だ。よく聞けよ?俺は殺し合いに乗っていない」
「……何を」「ま、俺如きがこんな茶番劇で殺される訳ないんだが、だ……一応、この殺し合いのレベルが気になっているから試させてもらった。それで理由は十分か?」
男はどこかニヒルな笑みを浮かべる。……間違いない。只者ではないどころか、貴虎の目にはあからさまな脅威にしか映らなかった。
137:理由のない悪戯 ◆4Bl62HIpdE:2026/03/15(日) 20:50:01 ID:/pBSDHlQ0
だが、理は通っている上に、奴の言葉は隙をつくための罠とも思えなかった。
「……解った。話を聞こう」第一、先刻の居合から奴はまだ本気を出していない事自体は伺えている。無双セイバーを下ろし、変身を解除する。
「……お前は散々しておいて、名前すら名乗らないのか?」
そうだな、と男は被りを振った。「……ジャグラーだ」
【ジャグラスジャグラー@ウルトラマンオーブ】
【状態】健康、スーツが少し破損
【装備】蛇心剣@ウルトラマンオーブ
【道具】基本支給品、ランダム支給品x0~2
【思考・状況】
基本方針:この殺し合いの調査。
1:ま、一先ずは様子見だ
2:ついでに、同行するなら貴虎を鍛えてやってもいい。
3:……あいつ(オーブ)もいるのか?
[備考]
※参戦時期は劇場版ジード終了後。
【呉島貴虎@仮面ライダー鎧武】
【状態】疲弊(小)、ダメージ(微小)
【装備】戦極ドライバー+メロンロックシード@仮面ライダー鎧武
【道具】基本支給品、ランダム支給品x0~2
【思考・状況】
基本方針:ベリアル、そしてこの殺し合いに巣食う悪意には屈しない
1:……なんだ、こいつは。
2:目の前の男(ジャグラー)に対して情報収集を行う。
3:あの左腕は……この男もオーバーロードとでも言うのか?
[備考]
※参戦時期はMOVIE大戦フルスロットル終了後。
最終更新:2026年03月16日 11:00