アットウィキロゴ
 天司が告げる突如始まった、空に浮かぶ島での殺し合い。
 その島のどこかで二人の男が戦っていた。
 一人は黒を基調とした道着を纏った、逆立った髪の毛が特徴的な男。
 もう一人は紫を基調とした中国拳法使いのような道着を纏った、白髪と一本おさげが特徴的な男。

 男たちは互いに拳をぶつけ合う。
 だがそれは殺戮に悦びを覚えるからではない。
 確かに強者との戦いに心躍らせることはあるが、今戦っているのは別の理由だ。
 それは――

「貴様、一体何をそんなに憎んでいる?」

 白髪の男が敵に問う。
 彼は戦っている相手の拳から、猛烈な憎しみを感じていた。
 だがなぜ憎まれているかが分からない。
 確かに憎まれるだけのことを起こしている自覚はあるが、目の前の男は完全に初対面。
 もしや自分の行いをどこかで知ったのか? 一体どうやって? などと、疑問が尽きない。

 その答えはすぐにもたらされる。
 ただし、予想もつかない方向で。

「俺が憎んでいるのは、全ての人間だ」
「何?」
「世界は美しい。空に浮かぶ星々も、星にある自然達も。
 だが人間は悍ましい。故に滅ぼすのだ。
 神が生み出した唯一の過ちを俺が贖罪する。真の神としてな!!」

 黒い道着の男は熱く語る。
 その振る舞いに一切の虚飾も虚勢もない。
 この男は本心から己を神と断言し、人間を滅ぼすことを正義と断言する。

「フッ……」
「貴様、美しき神の正義を笑うか」
「いやなに、わしは人間だが同じことを思っているのだ。
 地球の自然を守るためには、人間を滅ぼすしかないとな」
「ほう……」

 白髪の男の言葉に感心する黒の男。
 彼は目の前の相手の言葉に嘘がないことを感じ取っていた。
 何があったか知らないが、この男は本心で人間は滅ぶべきだと分かっていると。

「しかし悲しいな。
 もしかしたら同志となれたかもしれないが、人間である以上、俺はお前を殺さなければならない」
「構わん。わしは元々病で長くない身だ。
 この殺し合いに呼ばれず人類抹殺を成し遂げたとて、そこに己の居場所などない」
「大した覚悟だ」

 黒の男は素直に称賛する。
 それほどの覚悟を持っているのなら、多少なりとも称えはする。
 なので彼の次の行動は決まっていた。

「やめだ」
「なんだと?」

 唐突に戦いを打ち切り、背を向ける黒の男に驚く道着の男。
 しかし理由はすぐに察した。

「まあ、確かにここで我々が潰しあう意味はない。
 雌雄を決すにしても、それは最後の二人になってからでいいだろう」
「そういうことだ。
 ああそうだ。もしこの殺し合いに参加していたらだが、孫悟空とベジータ。それからトランクスという男に気を付けておくといい。
 奴らは俺の正義を理解せぬ愚かな罪人だが、強さだけは一級品だ」
「ならばわしからはドモン・カッシュという男に気を付けておくよう忠告しておこう。
 奴はかつてのわしの弟子だが、今や袂を別った敵だ」
「そうか。覚えておこう」

 二人は簡単に情報交換を行い、別れようとする。
 しかしここで二人はあることを忘れていることに気づく。

「そういえばわしの名前を名乗っていなかったな。
 我が名は東方不敗・マスターアジア。貴様の名前はなんだ?」
「俺の名前は……」

 ここで黒い道着の男は一瞬止まる。
 まるで何かを迷うかの様に。
 なぜ名前を名乗るのに迷いが生じるのか疑問に思う東方不敗だが、すぐに男は名乗った。

「俺は……ブラックだ。
 今の俺はザマスも孫悟空も相応しくない、そんな気がするからな」
「よく分からんがブラックよ、再び相まみえる時を楽しみにしていよう」

 こうして人類を滅ぼす二人の男の殺戮が始まる。
 彼らを止める者は宿敵か愛弟子か、あるいはまだ見ぬ誰かか。


【ゴクウブラック@ドラゴンボール超】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:人間は全て殺す。参加者も主催者も
1:東方不敗……人間でなければな……
2:ザマスや孫悟空にベジータ、トランクスもこの殺し合いにいるのか?
[備考]
※参戦時期は少なくともザマスと融合する前です。
※殺し合いに問題ない程度に制限がかかっています。飛行能力はかなり削られ、空から会場の脱出はできません

【東方不敗・マスターアジア@機動武闘伝Gガンダム】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:参加者も主催者も皆殺しにし、元の世界に帰る
1:他の参加者を探す
2:ドモン……
[備考]
※参戦時期は少なくともドモンと最後の戦いを始めるより前です。
最終更新:2026年02月01日 12:39