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もういいかい

――まぁだだよ

もういいかい

――まぁだだよ

そんな問いかけすら、この世界ではできやしない。
今自分は、かつてと同じように、クローゼットの中にいる。

中にあるのは自分だけ、かくれんぼを中断されて、殺し合いに呼ばれた、というのはわかってる。
でも、始まると言われて、送り込まれたのはこのクローゼット、送られると言われた支給品とやらもない。
もしかして、夢だったんじゃないのか?あまりに退屈して見た自分の夢だったんじゃないのか?

そんな事を考えていると、外から足音が聞こえる。
とことことこちらに足を進める音、おそらくは6番の足音だ。
まだ6番は探している、やっぱり殺し合いなんて夢だったんじゃないか。
そう思い安堵してると、うっかり足で中を蹴ってしまった。
まずい、6番に気づかれる、そんな警戒を露わにするよう、足音がこちらに近づいてくる。
また一つ、また一つと自分に歩みを寄せてくる。

覚悟を決めた、あれを言われる瞬間を。
足跡が止まった、扉に手をかけられる音がした。
そしてあの声が


―――みぃつけた!


そんな声は響かず、目の前にいたのは瓜二つの赤い姿じゃない。
「おっと、もしやって思ったら…」
「え…?」
見たことない、人間だった。


どうしたものか。と、護廷十三隊八番隊…いや、総隊長、京楽春水はそうつぶやく。
滅却師との戦争のさなか、ベリアルに策謀に巻き込まれ、このように殺し合いに参加させられた。
さてはてどうしたものか、とにかく味方を探さねばと思い、東奔西走…と思いビルの外に出ようと思えば、何処から物音が。

そして、出所を探したら、"それ"と出会った。
「だ、誰…?6番じゃない?君は…?」
「…人間でも、虚でもなさそうだねぇ…」
青い体色に黄色いひげ、明らかに人間ではない。
だが虚かと思えば霊圧はない、ただの人間のようだ。
だが、霊圧の無い人間に京楽は見えないはず、さてこの状況どうするか。

「…あ」
青い怪物が京楽の足元に目をやる、自身のディパックだ。
「あ…じゃあ、本当に殺し合いは始まってるの…!?よく見たら風景も違うし…!」
「どうやら互いに状況を飲み込めてないみたいだね」
少なくとも、この怪物に敵意は無い、戦闘に向かう可能性は無いだろう。
そう思い、京楽は話しかける。

「僕は京楽春水、君の名前は?」
「名…前…僕の名前は…わからない、知らないんだよ」
「知らない、どういうことだいそれは?」
「気づいたらこの姿で、僕は何も覚えてないんだ」
京楽は思案する、嘘を言ってるようには見えないおそらくは涅隊長がやるような実験の成果物のようなもの、非人道的に生まれた生命体の可能性が高い。
ならば異型と名前が分からないことにも納得だ。

さて、京楽は話をさらに進める。
「ところで、バッグの中身は見てないようだけど…」
「あぁ、そうだね!とりあえず中を見てみようよ!」
向こうも誘いに乗った、京楽も背中のディパックを下ろし、中を漁り始める。

「さて、僕の支給品はと…」
京楽がディパックを漁る。
出てきたのは謎の果物。
メロンのような形状をしており、周りを葉で包んでいる、すくなくとも、口に入れてよくなさそうな代物だ。
「こっちは…なんだろうこれ」
「ん…どれどれ…ッ!」
怪物のディパックから出てきた物、それに京楽は驚愕を隠すことはできなかった。

間違えない、この筆は---
「和尚の…斬魄刀だねぇ…」
「え?斬魄刀?それはなに?」
その名は知らぬ、だが確かに持っていた記憶がある。
零番隊、兵主部一兵衛の斬魄刀、一文字だ。
「…少し貸してもらってもいいかい?」
「いいけど…」
怪物が一文字を手渡す、そこには紙…説明書も一枚付いていた。

「なるほど、一文字…ね…」
説明書をみながら、その能力を確かめる。
一文字に切られたものは名が"半分"になり、力も半分になる。
一文字で文字を書くと、その文字に合わせた力が発揮される。
卍解はあるが、使えない。
この斬魄刀は、本来の所有者制限を超え、誰でも使える。
そう記されていた。

「…ねぇ、僕たちこれからどうするの、かくれんぼもこれじゃ続けられないし」
「…大丈夫、安心しなよ」
不安になる怪物、だがそれでも京楽は平静を崩さない。
「必ずあるはずさ、この邪悪のゲームを打破する方法がね…」
静かに、頭にかぶった笠を、さらに深くかぶった。

【Flumbo@Garten of Banban】
[状態]:健康、困惑(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2
[思考・状況]
基本方針:何をすればいいのか
1:まずはこの人についていくしかない
2:かくれんぼは続けられない、ごめんね6番
[備考]
参戦時期はクローゼットに閉じ込められていた時(0~8の間)の時期です

【京楽春水@BLEACH】
[状態]:健康
[装備]:一文字@BLEACH
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2、カゲカゲの実@ONEPIECE
[思考・状況]
基本方針:殺し合いの打破
1:まずはこの子と行動しよう
2:他に味方はいるか探さないとね
[備考]
参戦時期はリジェ戦後です

支給品紹介

カゲカゲの実@ONEPIECE
京楽春水に支給
王下七武海、ゲッコー・モリアが食した能力
他者の影を奪い、自身の力に変えることから可能。
また、モリアはこの能力を使い、死者に奪った影を入れる行為も行っていた。

一文字@BLEACH
Flumboに支給
零番隊、兵主部一兵衛の斬魄刀。
筆の形をしており、この筆で切られたものは、力を半分しか引き出せなくなる他、一文字で書いた文字は、その文字通りの力を発揮する。
最終更新:2026年03月21日 14:03