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 飛来するのは業火の炎。
 当たれば無傷では済まないだろう、炎の塊だ。

「無駄だ。Sin青眼(ブルーアイズ)、滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)。」

 されど、青き龍が放つブレスはそれを容易くかき消す。
 そしてそのまま二人が先ほどまでいた地面を大きく抉っていく。

「軽々と超えてきますね……!」

「直斗さん、単体攻撃だと殆ど通じない! 面で攻めないと!」

「ええ、分かってます! ならば、メギドラ!」

「無駄だ。Sin真紅眼(レッドアイズ)よ。」

 空中で起きる爆発。
 これも当たれば無傷とはいかないが、
 青き龍の対となる黒き龍が男を庇うように爆発から身を守る。
 当然、男は無傷であり冷静に盤面を見据えるように二人を見ていた。

「敵の面積が大きすぎて、攻撃がまるで通用しない……ッ!!」

 白い服装、否礼装に身を包む男性、藤丸立香。
 黒い学生服に身を包み、青い帽子を被る人物、白鐘直斗。
 二人は戦いが始まってほどなくして、まさに窮地に陥っていた。

 二人の出会いは特別派手なものではない。
 互いに場数を踏んでいる。だから命懸けの戦いを経験もしている。
 そして、どちらもベリアルの無法な殺し合いに対して、懐疑的な考えを持つ者同士。
 意気投合かはともかくとして、二人が共に戦うことになるのは自然なことであった。
 しかし、突如周囲の街並みの景色が反転したようなものへと変わっていくと、
 龍を使役している、白黒の仮面を被った金髪の男がその龍を以って狙いを定めていた。
 今度は避けられないように狙いをよく定めながら龍の顎が開き、死を予見させてくる。

「Sin青眼。もう一度攻撃だ。」

「クッ……マハラカーン!」

 直斗のペルソナが避ける前提の動きをしながらバリアを張る。
 いや、単なるバリアではない。魔法攻撃に対するバリアだ。
 相手の攻撃は息吹のようなもの。魔法攻撃かどうかは怪しくあったが、
 ブルーアイズの放ったブレスは反転し、逆にブルーアイズ自身を貫くこととなる。

「ほう。」

 ブルーアイズの攻撃は別の世界ではあるが、
 魔法攻撃としても扱われることのある性質を持つ。
 本来のブルーアイズではなくSinである以上別なのかもしれないが、
 とにかく、今回に限っては直斗の発想のお陰で何とか敵の数を減らすことができた。
 相手が物理ではなく、口寄せの類で召喚してるのでと言う理由で選んだ行動だが、
 運よくそれが功を奏していることになる。

「……貴方は、どうして殺し合いに乗るのか知りたい。」

 レッドアイズは今は守備を優先としている。
 今ならば、話し合う余地があるかもしれない。
 たとえ滅ぼす世界であったとしても、理解を深めないつもりはない。
 敵であってもそれは変わらない。それが、藤丸と言う男の美徳なのだから。

「……未来のためだ。」

「未来のため?」

 白黒の仮面を取り、端正な顔立ちを見せる男。
 精悍な顔つきながらも、自身のことを語る姿は何処か痛ましく見える。
 哀愁が漂う、と言うのが正しいのかもしれないが。

「そう。歴史を放っておけば世界は滅びる。
 私はその絶望的な未来を変えるために戦い、そして敗北して死んだ。
 私には、我々にはその滅びの未来を変えなければならない使命がある。
 敗北した私には既に最初の手段は絶たれている。故に、この手段を取らざるを得ない。」

 立香は思った。破滅のみらいいろ。それを変えるため彼らは時を費やし、
 未来のための道を辿っていった。つまり、彼の道は『未来を取り戻す戦い』だ。
 そう───彼もまた同じなのだと。自分の世界を守るため、他を犠牲にする。
 異聞帯(ロストベルト)の王、或いはクリプター達と似たような思想を持つ。
 その犠牲が、どれだけ存在を死滅させるとしてもなさなければならないものだと。

「……未来を変える、ですか。確かにそれは良いことかもしれません。
 ですが、その為に犠牲になる人のことを考慮してない以上、認めるわけにはいきません。」

 此処にいる参加者が全員が悪人と言うわけでもなく、
 藤丸のように善良な、しかも世界を救うような人物だっている。
 それらを犠牲にした上に成り立つ平和。直斗には到底認められるものではない。

「我々の世界を、数十億の人間を犠牲にするのと、
 数十人の他の世界を含む犠牲で叶う可能性のある願望の成就。
 私にとってどちらが重いものか……最早答えるまでもない。
 それとも、我々はただ滅びを待て死んでくれとでも言うつもりか?」

「……その手段を考える猶予は、残されてないんですね。」

 他者を犠牲に目的を成す。
 それは並大抵の覚悟ではできないことだ。
 特に未来と言う、全人類を救うことになる目的。
 探偵と言う職業柄直斗は分かってしまう。彼には時間がないのだと。
 だからもう手段など選べない。本当かどうかあやふやな存在であっても、
 縋らなければならないぐらいにどうしようもない段階に行き着いてると。

「そうだ。私は死に、友にも時間は残されてない。
 敗者となった私には、手段を選ぶ権利も猶予もない。
 私はSinサイバー・エンド・ドラゴンを特殊召喚する。」

 ブルーアイズの穴埋めをするように登場するのは、
 ブルーアイズをも超える規模の、機械で構築された三つ首の巨大な竜。
 素人目の二人でもわかる。さっきよりもはるかに強力なモンスターだと。

(機械で構築されてるドラゴン! マカラカーンで行くべきなのか、
 テトラカーンで行くべきなのか……しかもケルベロスのような三つ首。
 間違いなくそれぞれで攻撃できる。どちらを選択しても耐えきれない!)

 この短時間で必死に直斗は考え込む。
 しかし打開案は見つからない。自力が違いすぎる。
 アメノサギリのような強大な存在を仲間と倒したことがある直斗でも、
 次々と街を蹂躙しかねない、特撮の怪獣のような存在に思考が追い付かない。

「Sinサイバー・エンドの攻撃。エターナル・エボリューション・バースト!!」

 一度目の攻撃。二人はダッシュで辛うじて無傷で済む。
 二体目の攻撃。これも走り続けることで何とか躱すことができるも、

「あ───」

 先のブルーアイズの攻撃でできた瓦礫とサイバー・エンドの爆風。
 両方が合わさったことで直斗が運悪く姿勢を崩したことで躓いてしまう。
 探偵として鍛えられた身体とマヨナカテレビでの経験から転ぶことはなく、
 すぐに受け身を取って転がりながら起き上がるが、そのロスは大きすぎる。
 三体目のサイバー・エンドの口から放たれる攻撃が直斗を狙っていた。

「グッ……此処までなのか……!」

 足立を倒し、アメノサギリを倒し、
 ついにマヨナカテレビの元凶を倒した。
 その果てが何処かも分からない場所での殺し合いでの死。
 無念、と言うほかなかった。事件は収束を迎えてやがて日常が戻る。
 探偵としてはお役目ご苦労になる事柄だが、平和こそが一番だというところで、
 その矢先にこうして殺し合いに巻き込まれ、命を落とすことになるとは。

「させない!!」

 藤丸は目敏い男だ。
 巌窟王の試練のように敵を見据え、
 チャンスをものにしてきたように鍛錬されたものだ。
 少なくともサイバー・エンドの姿を維持してるのは、
 彼が左腕に着けている板のような機械。それを破壊すれば、
 サイバー・エンドは消滅する。それができるように行動する。
 同じようにさせまいとSinレッドアイズが立ちはだかるが、
 相手が召喚しているモンスターは、いずれも大型すぎるため細かい防御には向かない。
 支給品である短剣を投擲されてもそれを防御することはできず、デッキかデュエルディスクの損壊を狙う。
 アサシンのエミヤ等を筆頭に、様々な英霊から訓練を受けたのもありその投擲はかなり正確だ。

「稚拙な戦術だ。
 だが絆の、合わせた力は侮れん。
 私はそれを既に学んでいる。故に無駄だ。」

 だが、仮面の男は欠片も藤丸を甘くなど見ていなかった。
 逃げることしかできない無力な参加者とは思ってない。
 そも、ブルーアイズの攻撃を躱しながら冷静に物事を見据えている。
 判断力は極めて冷静だ。それは歴戦のデュエリストに匹敵しかねない程のもの。
 元より死んでいるのも相まって、彼には油断も隙もあったものではなかった。
 短剣を大きく後退する形て回避し、三つ目の首のサイバー・エンドが光線を放つ。

「さらばだ。我々の未来の礎になれ。」

 攻撃、無理だ。あの火力に対抗できるものがない。
 逃走、不可能。今から動いたとしても足が消し飛ぶ。
 防御、運が良ければ助かるが、5割の確率で死ぬ、そも通用しないかもしれない。
 救援、まず期待できない。相手は暗殺をも警戒している。
 せめてもの悪あがきとして反射系の魔法を繰り出そうとする直斗だが、

「直斗さん!」

「な、藤丸君!?」

 彼の身体が空高く飛んでいく。
 藤丸の一言から明らかに彼が何かしたことは明白だ。
 強制脱出装置。デュエルモンスターズのカードであり、手札に戻す効果を持つ。
 この戦いにおいては任意の人物を別のエリアへと飛ばす効果に置き換わっている。
 ゴルドルフやダ・ヴィンチならば自分の生存を第一にして使うべきだと言うのだろう。
 けれど。直斗は自分が戦うべき世界でも、修正するべき特異点の敵でも何でもない世界の人だ。
 たとえその世界を滅ぼす、消すとしてもその世界の住人と仲良くなるのが彼と言う人物である。
 だから、見捨てると言う選択肢は取れない。彼は立派な今を共に生きる仲間なのだから。
 (性別については気づいてないが)

「待ってください、藤丸───」

 言葉を紡ぐ途中で、直斗は消える。
 消えると同時に攻撃を外し、地面を抉る攻撃。
 残るのは、Sinモンスターが2体と藤丸、
 そして仮面を取った男、パラドックスのみ。
 状況だけで見れば絶望的な光景でしかないだろう。

「貴様には、命を懸けてまで奴を守る理由があったのか?」

「ある。それと、同じ未来を取り戻そうとする者同士として話をしたかったから。」

「ほう……私と貴様が同じだと?」

「元の時代に戻すために、いろんな場所を、
 時代を、世界を巡って、取り戻す旅をしてきた。
 そして……色んな世界を滅ぼしてきた。俺は、貴方の未来に近いかもしれない。」

 掻い摘んでだが、二人は短くではあるが語らう。
 相容れぬ敵同士ながら、目的の都合どこか共感ができた。
 未来のために、必死に考え付いたその果ての顛末を。

「同じもの同士か……なるほど、
 共感する部分はいくらかあるな。
 事実なのだろう。作り話にしては出来が良すぎる。
 だが、それを語れども私はそれでは揺らがぬ。そして、
 私のモンスターは貴様を一撃で葬るだろう。どうするつもりだ?」

 二体の龍が咆哮を轟かせる。
 支給品を全てを確認してない藤丸にとって、
 これらの龍に勝利できるビジョンは何処にもない。
 精々パラドックスをなんとかできる武器ぐらいだ。
 故に───走り出した。パラドックスに向かって全力で。
 一見すれば自殺行為。しかし、パラドックスは攻撃を仕掛けない。

(……なるほど、我がSinモンスターのほぼ全てが大型モンスター。
 先ほどもそうだったが小回りが利かず、逆に攻撃の巻き添えになりうる。
 近接戦闘においては我がSinデッキも活かしにくいのは事実だ。)

 デュエルモンスターズではモンスターのサイズは基本関係ない。
 しかし殺し合いとなれば話は別で、大きすぎる問題は多く生じる。
 無論巨大であり攻撃力の高いSinモンスターであれば攻めには強い。
 されど、こうして接近されると、守りに関してはどうしても手薄になりがちだ。
 これはデュエルモンスターズのルールにおけるSinと共通してる部分ではある。 
 藤丸は何も無策で挑むつもりはなかった。支給品が不明瞭な直斗を残すよりも、
 今手持ちの武装で勝てる可能性が十分にあると判断したから、その行動を選んだ。
 いや、勝てると言うわけではなく引き分けに近いものだが、それでも選ぶしかない。

「100Meter!」

 彼の手の中に握られるそれは。
 人類を一度世界から追いやり、時には救いの一手ともなった道具。
 メデューサ。距離とタイミングを宣言することで、人類を石化する光を放つ。
 普通ならば投げながら宣言するべきなのだろうが、この状況で彼は絶対にそれを見逃さない。
 故に接近しながら、自分も石化することを覚悟の上でパラドックスを石化することを選んだ。
 自分とパラドックス諸共、石化すると言う行為は一見すると自殺行為に見えるだろうが違う。
 彼の支給品にはその石化した状態から戻れる、復活液も限りはあるものの支給されている。
 逃がした直斗は聡明な人物なので、助けに来るのならばきっと解除までたどり着けるだろう。
 とは言え、いくらか賭けになっていることは間違いないし、石化も不安がないと言えば嘘だ。
 石化装置の名前と同じ、メドゥーサの力を何度もを見てきたのだからよりリアルに感じてくる。

「1……」

「だが一見正しいように見えて、それは間違いだ。
 罠カード発動、SinClaw Stream!」

 接近こそ正解ではあった。
 一方で、全てを理解したわけでもなく。
 デュエルモンスターズには魔法、罠の概念がある。
 藤丸自身も警戒していた。相手は言うなればキャスターである。
 陣地作成のような、自衛の手段を確立してるからこそ無防備に見えるのだと。
 けれどチャンスはそこしかない、と言うのもあり行動に出ざるを得なかったのはある。
 フィールドにSinモンスターがいる時、モンスターを破壊すると言うのがこのカードの効果。
 セットからオープンされたカードから光のようなものが飛び出し、藤丸へと襲い掛かる。
 回避は間に合わず、吐血しながらアスファルトの大地を転がっていく。
 転がり終えると同時に、内臓から逆流した血液を吐き出す。

「ゴポッゴホッ……!」

「……なるほど、人に破壊効果を与える場合そうなるか。
 デュエルモンスターズをいかように殺し合いに落とし込んだか。
 まだ学ぶべき点は多いようだな……しかし、今度こそ終わりだ───」








(───1Second。)

 パラドックスが攻撃宣言をする直前。
 藤丸の身体を中心に緑の光が放たれていく。
 メデューサは確かに宣言をしなければ発動はできない。
 だが、実は声が出ない状況であっても起動することはできる。
 これが存在した石の世界では、水中で起動させた男がいたので必ずしも宣言は必要ない。
 とは言え超至近距離である必要があるらしいので、転がってる最中に口の中に含んだが。
 受けたダメージははっきり言ってかなり大きいものの、死ぬような傷には至っていない。
 人理修復、特異点、異聞帯。様々な旅路で何度も死ぬかと思ったことはあり続けた。
 だからまだ折れない。この程度の傷で折れるならば、今まで折れることはなかったのだから。
 悪あがきのようにも思えるが、ある意味石化は一種の延命処置とも言えるものではある。
 石化すれば傷は一時的だが塞がる。支給品を全て使い切った彼が石化から逃れても、
 この傷のまま動けば助かる手段はない。確実に死に至ってしまう状況にある。
 だから、せめて此処で石化することで延命する。それが綱渡りの賭けであっても
 直斗が最初に見つけたのなら、その判断力からあえて復活させることを後回しにする。
 そういう可能性だって生まれてくる。細い糸を手繰るような机上の空論にも近しいものだが、
 今できるのはそれぐらいであり、苦痛に顔が歪みながらも光に触れたそばから石化していく。

「この光は……!?」

 効果は見ての通りだと判断できたので、直ぐに退避を図る。
 だが石化光線の速度は秒速36k。速度で言えば一般道路を走行する自動車のようなもの。
 いくら体幹に優れていることが多いデュエリストであっても人間の脚力では退避は不可能だ。
 故にすぐにSinサイバーエンドに乗ることで退避を図ろうとするも、
 既に二体のモンスターは石化光線に包まれており、そのままでは飛び移れない。
 メデューサは人間にしか効果を持たないのでモンスターには通用することはないが、
 乗る当人が人間では乗るに乗れず、指示を送りながら飛び移ることを選ぶ。

(ダメだ、間に合わん───!!)

 飛び移る寸前、石化光線がパラドックスへと追いつきはじめる。
 全身が迫りくる光へと覆われていき、そのまま更に光は広がっていく。
 人であれば、問答無用で石化する力はパラドックスにも当然有効である。
 そのまま光は広がり、範囲である100mを到達すると、次第に光は消えていく。
 この百メートルの中、残されたのは主なきSinモンスターと、石化した藤丸とパラドックス。










「紙一重、と言ったところだな……」

 否。パラドックスだけは石化していなかった。
 間に合わないと咄嗟に判断し、セットしていたもう一つの罠カード、
 SinForceを発動させることで彼もまた賭けに出ることにした。
 SinForceは装備カードとなり、装備したモンスターは魔法カードを受け付けない。
 先ほどのSin Claw Streamもモンスターではなく参加者相手に使用ができた。
 なので、もしかしたら自分自身を対象にして効果が発動できるのではないかと、
 数少ない時間の中で考えに行き着いたことで、咄嗟ではあるが発動することを選んだ。
 とは言え、これもほぼ賭けだ。あくまで受け付けないのは魔法カードだけである。
 パラドックスからしたら石化光線が藤丸自身の能力によるもの(モンスター効果)だったのか、
 支給品による能力(魔法効果)だったのかが判断できるだけの材料は持ち合わせてはいない。
 ずっと右手を握り締めていたのので、何かあるのではないかとは思っていたがそれだけだ。
 ほぼ運で勝てただけ。誇ることはないし、彼に対して嘲笑ったりするような行為は一切しない。

「その心の強さ。歴戦のデュエリスト達にも劣らぬ存在だ。
 お前を先に倒せたことについて、私は安心感を得てすらいる。」

 彼がもしもデュエリストだったり、
 時間が経過していて装備が充実していれば、
 確実に優勝への道の障害となる最有力候補となっていただろう。
 此処で先に倒せたことについては僥倖であることは十分に感じられた。
 落ちていた短剣と、強制脱出装置を回収した後、パラドックスは距離を取る。
 デイパックも彼が石化して動けないならすぐに破壊してはぎ取ろうと思ったが、
 派手な戦闘をした以上人が集まる。数の力がどれほどの脅威のものか理解してる彼に、
 二の轍は踏むわけにはいかないと言うことで、倒すことを優先とした。
 Sinの巨体さがつくづく仇になっているなと内心で少しごちる。

「Sinサイバーエンドの攻撃。エターナル・エボリューション・バースト。」

 Sinサイバーエンドの首の一つが火の玉のようなものを放つ。
 彼に抵抗できる術はなく、炎は石化した彼をバラバラに砕く衝撃となる。
 未来を憂う者の対決は、過去を消し去ろうとした男の形で勝利を迎えた。

【藤丸立香(男)@Fate/Grand Order 死亡】










「藤丸君……ッ!!」

 どこか分からない場所にて直斗は膝をつく。
 消耗は少なからずあるが、それ以上に藤丸の喪失だ。
 短い時間ながらも彼はどこか鳴上悠に似た部分がある。
 人を惹きつけるような、リーダーシップに長けた人物。
 この戦いにおいてもきっと自分以上の活躍ができたはずだ。
 それを失わせてしまった。彼が助かればよかったとまでは言わない。
 言えば、命を繋いでくれた彼に申し訳が立たないと言うものだ。

「……彼の分まで、戦わなくては。」

 帽子を深く被り直斗は動き出す。
 探偵王子と呼ばれた『彼女』が、
 暴力の蔓延るであろうこの世界でどれだけ足掻けるかは定かではない。
 けれど、きっと必要だろう。思惑を打ち破るために、自分の力が。

【パラドックス@遊戯王5D´s】
[状態]:フィールド魔法Sin World発動中、Sinレッドアイズ、Sinサイバーエンド召喚、本人にSinForth装備中
[装備]:短剣@不明、パラドックスのデッキ+デュエルディスク@遊戯王シリーズ(強制脱出装置@遊戯王OCG入り)
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本方針:優勝し絶望的な未来を変える。たとえまやかしであってもそれ以外に縋る以外なし。
1:デュエルモンスターズがこの戦いではどのような扱いかもう少し見極めが必要だ。
2:直斗と言う人物を追いたいが、場所が分からぬ以上仕方あるまい。
3:藤丸か。歴戦のデュエリストのような男だったな。

[備考]
※参戦時期は死亡後。
※デュエルディスク+デッキ以外の支給品はありません。
※Sin Worldは1エリアを超えることはありません。

【白鐘直斗@ペルソナ4】
[状態]:SP消費(中)、精神的疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~3
[思考・状況]
基本方針:主催の思惑を阻止する。
1:彼ら(悠達)がいるべきか、いてほしくないと思うべきか。
2:藤丸君……

[備考]
※参戦時期は少なくともアメノサギリ討伐以降。

※藤丸立香(男)と石化装置@Dr.STONEは消滅しました。
 支給品も一緒に消滅しています。

【石化装置@Dr.STONE】
藤丸立香(男)に支給。メデューサ、ドクターストーンとも呼ばれることがある。
作中の世界において人類を滅亡させた装置でもあり、時に人を救う装置ともなる。
距離と発動までの時間を宣言することで、人間のみを対象とした石化光線を放つ。
基本音声認識かと思えば、念じるだけでも発動する模様(水中でイバラが宣言しても機能していた)。
復活液とセットで支給されていた。

【パラドックスのデッキ+デュエルディスク@遊戯王シリーズ】
パラドックスにデフォルト支給。あらゆる時代から手に入れた、
最強のモンスター達を変質させたモンスター、Sinモンスターのデッキ。
デュエルリンクスではブルーアイズやレッドアイズも海馬や城之内本人から奪っていたらしいが、
本編でもそうだったのかは不明。アニメ版なのでOCGにおける展開の制限はない。

【強制脱出装置@遊戯王OCG】
藤丸立香(男)に支給。効果は以下の通り
①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に戻す。
普通に宣言をするだけでも効果は適用されるが、六時間に一回使用回数が増えるため乱用はできない。
普通のデュエルするカードとしてなら使用できるが、効果は素で使うのより弱いものとして扱われる。
最終更新:2026年03月22日 21:03