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拝啓
ルフィ達へ
どうやら俺は殺し合いとやらに呼ばれたそうです。
何を言っているのかわからないと思いますが事実です。
とにかく、俺は生き残って―――


「どわっー!」
爆発と少年の叫びが同時に響く。
何処かの廃ビル、床が崩れ、砂煙が立ち込み、破壊された壁から月明かりが入る。
「なんなんだよオメェ!急に襲ってきやがって!」
少年―――ウソップはそう砂煙に向かって叫んだ。
砂煙の中に人影が一つ、ゆっくりと歩いて来てる。

「あ〜ら、そんなの簡単に決まってるじゃない」
煙の中にいたのは、中華風の女。
手にはグレネードを携えており、それが爆破の根源であることがわかる。
「あんたをぶっ殺すからよ!」
国際犯罪組織"蛇"の幹部、リャン・チー。
リャンが再びグレネードを投げる。
グレネードはフラググレネード、同じバトルロワイヤル、apexゲームにて使われる代物。

「ッぶねぇ!」
すんでウソップはフラグを回避する。
このままグレネードの切れを狙う、だがウソップには懸念があった。
それは建物だ、リャンがこのままグレネードを続け、自身も逃げ続けていたら、壊れるのは彼の素人目にもわかる。
となると今目の前の凶暴な女に、立ち向かわなければいけないときが出るわけだ。
勇敢な海の男として―――

「なんかアイテムを…!これは…」
ウソップがディパックに手をやり、何かを取り出す。
「な、なんだこれ…あっ?紙も…何…皇帝(エンペラー)…」
手に握っていたのは、レコードのようなもの
ウソップは困惑する、皇帝(エンペラー)と書かれたそれに。
だがそれに目をやれば。
「何よそ見してんだぁ!」
「うわぁ!」
リャンがグレネードを投下する、今度はウソップの近くで爆散した。
「これで一人…ッ!」
リャンが勝ちを確信し、微笑んだ時だった。

「まだ生きてんの…!?あの距離で…!?」
「はぁ…はぁ…」
爆風によるダメージを負いながらも、ウソップは耐えていた。
「男には…!やらなきゃいけないことがある…!」
ウソップは立ち上がり、目の前のリャンを見据える。
「今のお前に…何が…」
「へへっ…お前に勝てる!」
「ッ!舐めやが…」
自信に溢れたウソップの姿に激高し、リャンがグレネードを投擲とした次の瞬間だった。

「なっ…!」
グレネードが、破壊されたビルの中腹で爆散する。
「ふぅ〜…銃は初めて使ったけど、やっぱ使い勝手は違うなぁ…」
ウソップに握られていたもの、それはリボルバー。
「いつの間に…!」
リャンは当然驚愕する、目の前の男が先程まで握っていたものは拳銃ではなくレコードのようなもの。
変わりにそのレコードが消え、銃が現れている。
それは何故か―――

「スタンド能力…だってよ…あのレコードに封じ込められてた力らしい…」
レコードの正体…それはスタンドのDISCだった。
そしてゆっくりと、銃口をリャンに向ける。
「さぁ終わりだ!これで…」
ウソップのスタンド―――皇帝(エンペラー)の銃弾が彼女を撃ち抜く―――ことはなかった。

「がっ…!」
「残念…こっちは隠し手持ってんのよ…!」
ウソップの腹部に穴が空く
リャンが握っていたのは、2丁の銃。
片方はピストル、片方はリボルバーの、赤と黒の銃。
「炎刀・銃…銃なのに刀なんておかしな話…さて」
今度は逆に、銃口はウソップに向けられる。
「じゃあ…死ねぇ!」


短い時間、ウソップは思案する。
(ここで死ぬのか…仲間にも会えずに…)
麦わら帽子の海賊と出会い、憧れの背中の父の背中を追うように始めた海賊。
辛いこともあった、苦しいこともあった、それでも仲間と一緒に乗り越えた。

(悪いな…お前ら、俺は…もう…)
もはやその夢は叶えられぬ、静かに目を閉じ、弾丸を待つ。
(…勇敢な海の戦士には…なれねぇ…のか…)
臆病風に吹かれたわけでもない、勇敢にリャンには立ち向かった。
だが、それでも、自分の定めたボーダーラインを越えることは。

(それだけは…悔しいぜ…)
できなかった。


だが。
「…危ないところだった」
「…は?」
「なっ!?」
神が彼を見捨てぬと言うなら。

「もう安心しろ、私が来た、人間」
その咎人を、救いの手として送るだろう。


「あ…えぇ〜!?きょ、巨人!?」
ウソップの前に立った男。
それは自分の知る者より遥かに小さかっただが、"巨人"と呼称できるほどの大きさを持っいた。

「…さて…」
「ッ!来るなぁ!」
リャンがピストルの方を男に向ける。
男が力む、そして。
「そこに隠れてろ!」
「お、おう!」
男は地面を蹴り上げ飛び上がった。
ピストルの弾丸が2発放たれる、男の元いた場所で空を切る。
銃口を男に再び向ける、だが、次の瞬間には。

「ふんぬぅ!」
「あがぁ!」
目の前に立ち、自身の懐に剛腕を振るっていた。
「がっ…」
炎刀を両方とも手放し、リャンは壁に激突する。

「…大丈夫か、とにかくここを離れるぞ」
「お、おう!い、行こうぜ!」
男は再びウソップのもとに飛び、歩き出す。
男は人にあらず、男の名はプロメテウス。
最初の外天界神(ファースト・アウターゴッズ)と呼ばれる男なり。

【ウソップ@ONEPIECE】
[状態]:健康、腹部に銃痕
[装備]:皇帝(エンペラー)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0〜2
[思考・状況]
基本方針:殺し合いから逃げる
1:とにかくこの人について行く。
[備考]
参戦時期はエッグヘッド編後です

【プロメテウス@終末のワルキューレ禁伝 神々の黙示録】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いの打破
1:この人間と行動する
[備考]
参戦時期は斉天大聖戦前です


「あ…が…」
プロメテウスの攻撃は加減されていた、壁の穴でリャンはもがく。

「殺す…!あの長鼻も男も殺す…!ゲフッ…!」
血を吐きながら、その憎悪は滾っていく。
その足掻きは、ただ一人の女の為に。

【リャン・チー@CANAAN】
[状態]:健康、ダメージ(大)
[装備]:炎刀・銃@刀語、フラググレネード×3@Apex Legends
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0〜1
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを優勝する
1:殺す!殺してやる!
2:もし優勝すれば姉さまの為に…!
[備考]
参戦時期は対テロ会議襲撃前です

【支給品紹介】
皇帝(エンペラー)のDISC@ジョジョの奇妙な冒険
ウソップに支給
スタンド能力、皇帝(エンペラー)の記憶が埋め込まれたDISC。
リボルバーを召喚するスタンドである。

炎刀・銃@刀語
リャン・チーに支給
四季崎記紀が作成完成形変体刀十二本の1本の刀
…なのだが、その実態はリボルバーと自動小銃である。

フラググレネード@Apex Legends
リャン・チーに支給
Apexゲームで使われるグレネード
使用感はほかのグレネードと変わらない。
最終更新:2026年03月23日 00:37