DSF
DSFは2003年10月頃にNeill Corlettにより策定された、広義の
PSF(Playstation Sound FormatではなくPortable Sound Format)に属する、ドリームキャスト -以下DCと表記- の内蔵音源でシーケンスされる音楽をエミュレートするためのファイル形式です。
How to play
DSFを再生できるプレーヤーは
Winampプラグインのin_ssf.dllがありますが、現在のところ最初期のテスト版しか存在せず、いわゆる公開はされていませんが探せば見つかるので自分で探してください(安易に質問するくらいなら正式版が出るまで待ちましょう)。なおin_ssf.dllはkbwinampを用いて
KbMedia Playerでも使用できます。
How to make
必要なもの
- Python (日本語版はバージョンが古いので英語版を使用して下さい)
- dsfmake.py (kingshriek氏のサイトにあります)
- bin2psf (PSF CentralのPSF UtilitiesのSimple PSF Utilitiesにあります)
- psfpoint (PSF CentralのPSF Utilitiesにあります)
- サウンドドライバー (ゲームディスク内にMANATEE.DRVというファイル名であると思います)
- サウンドデータ (拡張子が.MLTのものがそうです)
予めPythonをインストールして置いてください。
作成方法
1.dsfmake.py、bin2psf、psfpoint、サウンドドライバー、サウンドデータを同じフォルダに置きます。
2.dsfmake.pyをワードパッドで開き下記部分に探します。
# filenames
ndrv = '' # sound driver (usually MANATEE.DRV)
nmlt = '' # sound data archive (.MLT file)
ndrv = '' の''の所にサウンドドライバーのファイル名を入れます(例 ndrv = 'MANATEE.DRV' )
次にnmlt = '' の''の所にサウンドデータのファイル名を入れます(例 nmlt = 'SOUND.MLT')
入力できましたらdsfmake.pyを上書き保存してください。
3.dsfmake.py実行すれば***.MLTの***の名前でdsfファイルが作成されるはずです。
曲が1トラックしかない場合は.dsfのみ、
曲が複数ある場合は.dsflibとその曲数分の.minidsfを生成します。
.MLTのファイル名でdsfを生成するのでファイル名が被らないようにしてください
上手くならない場合は下記部分の探して変更すれば鳴るかもしれません。
# PARAMETERS
bank = 0x00 # sequence bank number ←音色バンクナンバー
track = 0x00 # sequence track number ←曲ナンバー
volume = 0x7F # sequence volume ←音量(0xFFが最大値ですが0x7Fが標準的な音量ですので変更しない方が良い)
MLTファイルに格納されてないサウンドデータのDSF作成方法が確立してないので.MLT以外では作成できません。
Note
- DCのソフトの音楽は内蔵音楽のものもありますが、GD-ROM領域にCDオーディオ的に置かれたトラックやADXなどストリームのものも多いため、まずはその判断が必要になります。
最終更新:2008年05月30日 15:10