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仙人
656 :創る名無しに見る名無し:2009/09/02(水) 21:48:05 ID:w/8Wib7b
「毎度思うんですがね。こうやって私がわざわざ訪ねてきたっていうのに、
挨拶もそこそこに食べ物に飛びつくのはどうかと思うんですよ」
まったく失礼なジジイである。花盛りの少女よりも安物のハンバーガー
の方に興味を示すなんて。だいたい、古風な身なりで立派な白い髭なんか
伸ばしてたりするお爺ちゃんが夢中になってジャンクフードにかぶりつい
てるのを見ていると悲しくなってくる。じっとしていれば威厳もあるだろ
うに。
「腹減ってたからしょうがないアルヨー」
「一応、仙人なんでしょ? 欲とか煩悩とかがあったらダメじゃないです
か」
「仙人だっておいしいもの食べたいアル」
中国のナントカ山を下りてこっちに渡ってきたのが千年前と言っていた
だろうか。いい加減、まともな日本語を覚えてもらいたいものである。
「そう思うなら働いてくださいよ。いい歳をした大人がうら若い乙女のバ
イト代にタカっていてどうするんですか」
「今時、ビザもない外人、仕事ないアルヨ」
「仙人なんだから特殊能力とかあるんでしょう?」
「空を飛ぶなら飛行機速い。分身したら食費も増える。仙術なんて時代遅
れアル」
仙人も就職難か。まったく世知辛い世の中である。
挨拶もそこそこに食べ物に飛びつくのはどうかと思うんですよ」
まったく失礼なジジイである。花盛りの少女よりも安物のハンバーガー
の方に興味を示すなんて。だいたい、古風な身なりで立派な白い髭なんか
伸ばしてたりするお爺ちゃんが夢中になってジャンクフードにかぶりつい
てるのを見ていると悲しくなってくる。じっとしていれば威厳もあるだろ
うに。
「腹減ってたからしょうがないアルヨー」
「一応、仙人なんでしょ? 欲とか煩悩とかがあったらダメじゃないです
か」
「仙人だっておいしいもの食べたいアル」
中国のナントカ山を下りてこっちに渡ってきたのが千年前と言っていた
だろうか。いい加減、まともな日本語を覚えてもらいたいものである。
「そう思うなら働いてくださいよ。いい歳をした大人がうら若い乙女のバ
イト代にタカっていてどうするんですか」
「今時、ビザもない外人、仕事ないアルヨ」
「仙人なんだから特殊能力とかあるんでしょう?」
「空を飛ぶなら飛行機速い。分身したら食費も増える。仙術なんて時代遅
れアル」
仙人も就職難か。まったく世知辛い世の中である。
〈了〉