あくる日の始業前、私は夏コミでゲットした同人誌をニヤニヤと薄気味悪い笑顔を浮かべながら読んでいた。
「佐藤さんはオタクですね」
安藤君は開口一番朝の挨拶もせずに、いきなり本題いきなりいちゃもんのコンボを仕掛けてきた。
「おはよう、安藤君」
だけど、私は動じない。2ちゃんで培ったスルースキルは伊達じゃない。
「佐藤さんって地味で真面目な感じですよね。眼鏡に三つ編み、昭和の香りがします」
「うん、この格好は真面目な委員長タイプのコスプレだから。似合ってるでしょ?」
ぴーっ、ががー。
安藤君は目を点滅させながら口からカタカタ細長い紙切れを吐き出した。
多分これはウルトラ警備隊とかでお馴染みのアレだろう。平成生まれの私にはそうとだけしか言えない。
だけど、このチャンスをオタクとしては放っておけない。
私は紙を手に取って、読む振りをする。所々にパンチングがあって何か深い意味があるのだろうけど、私はそんなのを読めるほどチートな厨設定はない。
「よし、解った!」
言うだけ言って私は読書に戻る。何処まで読んだかな、とページをペラペラ捲ると安藤君は煙を吹き出した。
「酷い人ですね、佐藤さんは!」
「ごめんね、安藤君は私の攻略フラグ立ててないからデレがないんだよ。だからツンだけ」
「佐藤さんは人生それで良いんですか!」
「うん。誰かそのうち私のフラグを立てるでしょ。そしたら私はツンデレになるから」
安藤君は私の言葉に脊椎反応したのか、わーにんわーにんとサイレンを鳴らし始めた。
「佐藤さんのフラグを立てる人間はいないですよ」
「んー、いるよ。ほら、この人カッコいいでしょう」
私は一番濃ゆいシーンのページを開いて安藤君に突き出した。
「二次元の人じゃないですか!」
「そうだよ。だって私はオタクだもん」
「………………」
安藤君はもくもくと煙を噴いて黙々と沈黙した。
BLはロボットよりも強し。名作ロボットシリーズだってBLな時代に相応しい結末。
「佐藤さんはオタクですね」
安藤君は開口一番朝の挨拶もせずに、いきなり本題いきなりいちゃもんのコンボを仕掛けてきた。
「おはよう、安藤君」
だけど、私は動じない。2ちゃんで培ったスルースキルは伊達じゃない。
「佐藤さんって地味で真面目な感じですよね。眼鏡に三つ編み、昭和の香りがします」
「うん、この格好は真面目な委員長タイプのコスプレだから。似合ってるでしょ?」
ぴーっ、ががー。
安藤君は目を点滅させながら口からカタカタ細長い紙切れを吐き出した。
多分これはウルトラ警備隊とかでお馴染みのアレだろう。平成生まれの私にはそうとだけしか言えない。
だけど、このチャンスをオタクとしては放っておけない。
私は紙を手に取って、読む振りをする。所々にパンチングがあって何か深い意味があるのだろうけど、私はそんなのを読めるほどチートな厨設定はない。
「よし、解った!」
言うだけ言って私は読書に戻る。何処まで読んだかな、とページをペラペラ捲ると安藤君は煙を吹き出した。
「酷い人ですね、佐藤さんは!」
「ごめんね、安藤君は私の攻略フラグ立ててないからデレがないんだよ。だからツンだけ」
「佐藤さんは人生それで良いんですか!」
「うん。誰かそのうち私のフラグを立てるでしょ。そしたら私はツンデレになるから」
安藤君は私の言葉に脊椎反応したのか、わーにんわーにんとサイレンを鳴らし始めた。
「佐藤さんのフラグを立てる人間はいないですよ」
「んー、いるよ。ほら、この人カッコいいでしょう」
私は一番濃ゆいシーンのページを開いて安藤君に突き出した。
「二次元の人じゃないですか!」
「そうだよ。だって私はオタクだもん」
「………………」
安藤君はもくもくと煙を噴いて黙々と沈黙した。
BLはロボットよりも強し。名作ロボットシリーズだってBLな時代に相応しい結末。
そんな訳で話は次回に続きます。
――To be continued on the next time.
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