世界樹のなりたち
世界樹のオリジナルとなる樹木は、世界数か所に既に存在していた。世界樹とは、霧の侵攻に対抗し発生した『地球の抵抗作用』ともいえる現象であり、
霧が侵食と破壊を繰り返す存在であるならば、世界樹は破壊を上回る創造と成長を繰り返し、霧の汚染を防いできた。
世界樹内には、様々な自然環境の変化にも対応できるように世界樹内にいくつもの階層分けされた区域が存在し、その区域ごとに様々な自然、生命が産み出されていた。
霧が侵食と破壊を繰り返す存在であるならば、世界樹は破壊を上回る創造と成長を繰り返し、霧の汚染を防いできた。
世界樹内には、様々な自然環境の変化にも対応できるように世界樹内にいくつもの階層分けされた区域が存在し、その区域ごとに様々な自然、生命が産み出されていた。
ハイラガード公国に存在する世界樹は『オリジナル』と呼ばれるものであり、エトリアに存在する世界樹は裏世界で創られた人工的なものであるのだ。
その計画を裏世界では『ユグドラシル計画』と名付けられた。
その計画を裏世界では『ユグドラシル計画』と名付けられた。
ユグドラシル計画
発起人は裏世界の遺伝子学者『ウィズル』が提唱したものであった。裏世界は表と異なり、既に人類の敗北が確定的であり、現在人類を地球上で存続させるための研究よりも、宇宙脱出など、この世界を棄てて生き延びるために行動するものが増えてきた中で、提唱されたものである。
ハイラガードを含め、南半球にすら存在がまだ維持されている世界樹。この地球上で今なお唯一同等に抵抗しているこの偉大なる植物を、『地球を覆うほど強力な世界樹を育てれば、その世界樹が霧を消滅させ、世界は浄化されるのではないだろうか』と考えたのがウィズルだ。
この計画は、世界樹の核となる物質『フォレスト・セル』を改造し、宿主に寄生することで発芽・成長させることで世界樹を育成させる。その宿主と育てる場所に選ばれたのが東京にある巨大な大空洞、その奥に隠されていた最重要機密とされる『ムサシ』ろと呼ばれていた生物だった。
ハイラガードを含め、南半球にすら存在がまだ維持されている世界樹。この地球上で今なお唯一同等に抵抗しているこの偉大なる植物を、『地球を覆うほど強力な世界樹を育てれば、その世界樹が霧を消滅させ、世界は浄化されるのではないだろうか』と考えたのがウィズルだ。
この計画は、世界樹の核となる物質『フォレスト・セル』を改造し、宿主に寄生することで発芽・成長させることで世界樹を育成させる。その宿主と育てる場所に選ばれたのが東京にある巨大な大空洞、その奥に隠されていた最重要機密とされる『ムサシ』ろと呼ばれていた生物だった。
この裏世界は、グリモアのストーリー上とは異なる、IFの裏世界であることが前提であるが、この計画を実行に移したのはアーヴィング博士という東京大空洞のAIプログラムによる維持を行っていた博士だ。
彼が最重要機密をウィズルに伝え、ウィズルとアーヴィングがムサシにフォレストセルを提供。彼を核とした世界樹が形成され、人類が敗北した後も、世界樹は成長と創造を繰り返していた。
彼が最重要機密をウィズルに伝え、ウィズルとアーヴィングがムサシにフォレストセルを提供。彼を核とした世界樹が形成され、人類が敗北した後も、世界樹は成長と創造を繰り返していた。
裏世界は1000年の時が過ぎ、世界樹はその長い長い時間の中で、地球を覆うほどの幾つもの階層を形成していた。
- 第六階層『真朱の窟』
ムサシがフォレスト・セルにより細胞の増殖を続け、東京大空洞の全体が彼の細胞により覆われた、世界樹の核である。
この階層で世界樹内の情報の伝達、それに基づく創造と創造した生物の配置を行う世界樹の心臓そのものである。
この階層で世界樹内の情報の伝達、それに基づく創造と創造した生物の配置を行う世界樹の心臓そのものである。
- 第五階層『遺都シンジュク』
人類が廃滅したかつての都は、世界樹の添木となり成長を助け、今ではその建物の一部が世界樹に取り込まれている。
世界樹から生み出された生物たちは地球上を生きるようになり、グリモアのレイドイベント『テイルズエンド』にて智花たちが戦闘を行い、レナなどの生き残った人類を襲った、魔物ではない本物の生物。
それこそが世界樹により無尽蔵に生み出された生物たちである。
世界樹から生み出された生物たちは地球上を生きるようになり、グリモアのレイドイベント『テイルズエンド』にて智花たちが戦闘を行い、レナなどの生き残った人類を襲った、魔物ではない本物の生物。
それこそが世界樹により無尽蔵に生み出された生物たちである。
- 第四階層『枯レ森』
シンジュクを含め、地球上を覆い始めた世界樹は霧を吸収し始め、世界樹内に霧を留め、其の浄化を行い始めた。だが、霧を吸収するということは吸収に使用した物質は汚染され、枯れ果ててしまうのだ。
枯レ森は、その膨大な再生と汚染の螺旋により生まれた膨大な砂漠であるのだ。
また、この階層には『モリビト』という、魔法使いと同様に炎を操ったり、強力な力を有する言語を有する生命体が存在する。
彼らはフォレスト・セルが霧の魔物との戦闘を考え生み出された、霧の記憶に残された魔法使いをイメージし作られた生命体である。
この生命は世界樹の力を用い魔法と同様の力を発揮するものの、世界樹がもしなくなってしまったらその生命活動を維持できなくなってしまう。
世界樹の終わりが、すなわち彼ら総べての死であるのだ。
枯レ森は、その膨大な再生と汚染の螺旋により生まれた膨大な砂漠であるのだ。
また、この階層には『モリビト』という、魔法使いと同様に炎を操ったり、強力な力を有する言語を有する生命体が存在する。
彼らはフォレスト・セルが霧の魔物との戦闘を考え生み出された、霧の記憶に残された魔法使いをイメージし作られた生命体である。
この生命は世界樹の力を用い魔法と同様の力を発揮するものの、世界樹がもしなくなってしまったらその生命活動を維持できなくなってしまう。
世界樹の終わりが、すなわち彼ら総べての死であるのだ。
- 第三階層『千年ノ蒼樹海』
枯レ森で多くの霧を浄化しつつある中で、ついに世界樹はその先にある目的『生命の復興』のための活動を開始した。
この樹海は多くの水で満たされており、水を嫌う霧の魔物を枯レ森より上に出さないための、何重もの水の壁の役割を成しているのだ。
この樹海は多くの水で満たされており、水を嫌う霧の魔物を枯レ森より上に出さないための、何重もの水の壁の役割を成しているのだ。
- 第二階層『原始ノ大密林』
膨大な水の壁から吸い上げた命の源は、次に原始林を生み出した。この区域は生命の密度が濃く、様々な厳しい環境を生み出す植物を形成し、世界に再び緑をもたらす。
そのためにどのような過酷な状況でも生き延びられるように生物を生み出し、遺しているのだ。
そのためにどのような過酷な状況でも生き延びられるように生物を生み出し、遺しているのだ。
- 第一階層『翠緑ノ樹海』
世界樹は最後に新緑を生み出し、爽やかな新緑の森を作り出した。
この世界を生きてきたものがあこがれ続けた風景、霧の汚染がなく、生命に満ち溢れ、全ての人間が日の光の下で歩くことができる、そのような風景。
フォレスト・セルが霧の中から聞いた理想の風景。それを最後に生み出し、生命は復活を遂げる。
この世界を生きてきたものがあこがれ続けた風景、霧の汚染がなく、生命に満ち溢れ、全ての人間が日の光の下で歩くことができる、そのような風景。
フォレスト・セルが霧の中から聞いた理想の風景。それを最後に生み出し、生命は復活を遂げる。
だが、千年もの間溜め続け、そして消滅しかけた霧が最後の抵抗を行った。
※この以下の設定は筆者が行うセッションの設定とする。各GMはこの設定に従い世界観を用意しても良いし、別の解釈を用いても構わない。
※この以下の設定は筆者が行うセッションの設定とする。各GMはこの設定に従い世界観を用意しても良いし、別の解釈を用いても構わない。
正確に言えば、霧を溜め続けたフォレスト・セル(裏転校生)が霧に汚染されたのかもしれないし、霧と戦う使命を終え、種子を残し消え果てることが最後の役目と知ったフォレスト・セルが抵抗したのかもしれない。
「この世界に霧がなければ、別の世界に往こう」と。
第五階層と第四階層を結ぶ地点で残った霧が収束。膨大な霧がゲートを作成し、世界樹が表世界に出現したのだ。
第七次侵攻の霧の脈動に共鳴したのか、侵攻中に発生したそれは地中を伸び、そして現在のエトリアに出現したのだ。
「この世界に霧がなければ、別の世界に往こう」と。
第五階層と第四階層を結ぶ地点で残った霧が収束。膨大な霧がゲートを作成し、世界樹が表世界に出現したのだ。
第七次侵攻の霧の脈動に共鳴したのか、侵攻中に発生したそれは地中を伸び、そして現在のエトリアに出現したのだ。
その中で世界樹の中に生きるモリビトは、ある異変に気が付いてしまう。
この世界樹を結ぶゲート、これを構成する霧が少しずつ減少していることに。
モリビトは霧と戦い、吸収し、消滅するために生み出されている。そのため、霧のゲートを通れば霧を吸収してしまい、そして果ててしまう。そのため、モリビトは枯レ森より下を知ることができない。
だが、それでも気が付いてしまう。
もし、フォレスト・セルのある第六階層とここが切り離されてしまったら切り離された先の世界樹は核を失い死滅してしまう。
そして、モリビトは世界樹と共に死んでしまうのだと。そしてそれは世界樹の中に住む生命全ても同様だった。
この世界樹を結ぶゲート、これを構成する霧が少しずつ減少していることに。
モリビトは霧と戦い、吸収し、消滅するために生み出されている。そのため、霧のゲートを通れば霧を吸収してしまい、そして果ててしまう。そのため、モリビトは枯レ森より下を知ることができない。
だが、それでも気が付いてしまう。
もし、フォレスト・セルのある第六階層とここが切り離されてしまったら切り離された先の世界樹は核を失い死滅してしまう。
そして、モリビトは世界樹と共に死んでしまうのだと。そしてそれは世界樹の中に住む生命全ても同様だった。
世界樹の目的
上記の通り、世界樹が行おうとしていることには複数の解釈が可能であり、原作ゲームに従うことも一つの選択肢であることだろう。
そのため、
そのため、