「さて、お前が誘(いざな)う先は絶望か?」
【名前】 |
ワイズマン |
【読み方】 |
わいずまん |
【声】 |
古川登志夫 |
【登場作品】 |
仮面ライダーウィザード など |
【登場話】 |
第8話「新たな魔宝石」 第14話「帰って来た映画監督」~ 第18話「魔力が食事」 第20話「近づく真相」 第22話「不死鳥の暴走」 第23話「決戦」 第28話「盗まれたベルト」 他 |
【分類】 |
ファントム/ ファントムの支配者(正体は魔法使い) |
【名前の由来】 |
賢者、魔法使い(英:wise man) |
【詳細】
普段は白いカーテンに隠された石室の奥に身を潜め、必要の際には怪人の姿で部下達の前に姿を見せる(後半からは布だらけの廃工場に居座る事も多くなった。)。
根城は特殊な結界に囲まれた森の中にあり、闇雲に歩いただけではアジトを視認する事ができず同じ場所を周回してしまう。
サバトの真の目的を知る唯一の人物で、「古の魔法使い(ビースト)」の詳細を知るなど魔法使いの知識に精通している。
ファントムのそれぞれの性質を良く見極めており、「
フェニックス」の「単に暴れたいだけ」という本心を見抜いた上で
フェニックスの出陣を認め、的確な作戦を与えたりと寛大な対応を見せる事もあるが、一方で
グレムリンのように隠している真実を探ろうとする同胞に対しては自ら処刑を下すなど、利用できるものは利用し邪魔に慣れば切り捨てるなど非情な面がある。
劇場版『MOVIE大戦アルティメイタム』ではミサ達を仲介に「アクマイザー」と結託し、「
無限モンスタープラント」による怪人製造を目論んだ。
第14話で姿を現し、胸部のコアから新たな魔宝石を自在に精製できる事が判明する。
常にアジトに滞在している訳ではなく、留守中にブラックケルベロスに導かれたコヨミに青い魔宝石を持っていかれてしまう。
第16話でコヨミは話を聞いた晴人を連れ、アジトに向かおうとするが、場所に辿り着けなかった(その際に2人を監視する姿が確認でき、場所を移した模様)。
「指輪の魔法使い」、「白い魔法使い」と度々計画の支障になる脅威の発生をミサから進言されているが、「何故か構う事ない」と他の事柄には目もくれず、引き続きゲートの絶望だけを銘じる。
正体は自身が創造した人造
ファントム「
カーバンクル」の姿を借りた「笛木奏(フエキ ソウ)」(白い魔法使い)。
サバトの「人柱」に必要な魔法使いを効率良く集めるのに、敵対勢力の
ファントムを裏で操ってゲートの絶望を促していた。
47話で最後のゲートが魔法使いに覚醒したことで潮時と判断して出撃し、魔法使いを手に掛けようとした「
メデューサ」を粛清して正体を現した。以後は
ファントムの首領「ワイズマン」ではなく、白い魔法使いのスタンツで行動を取るようになる。
【白い魔法使い】
かつて操真晴人やコヨミを「
ファントム」から助けた謎の魔法使い。
声を演じるのは高階俊嗣氏、変身者の正体が判明した後は池田成志氏が担当(ワイズマンも同様。)。
白いローブに身を包み、宝石を模した仮面を顔に付け、白い魔法使いドライバーを腰部に装着している。
自身が保護したコヨミの身柄を晴人に託し、ウィザードライバーやウィザードリングを授け、ウィザードとして戦力を与える。
ウィザードと同様に指輪と白い魔法使いドライバーを使う事で魔法を操れる魔法使いで、空間を操る高度な魔法を使いこなす高い実力の持ち主。「ハーメルケイン」という横笛型の剣を有し、接近戦に関しても非常に強い。
単純な戦闘力以外にも、ウィザードラゴンの魔力を限界まで引き出す魔道具を作成するなど技術も高い。
協力者と思われていたが、「魔法使い」側、「
ファントム」側の両方で暗躍する「笛木奏」の「魔法使い」側での姿。
目的は「ゲート」として役割から抗う事で生まれる「魔法使い」を集め、「サバト」を実行、娘の「コヨミ」を復活させる事。
終盤、計画も最終段階に入り、魔力が溜まり始め目的の遂行までもうすぐとなった時に、集まった魔力を目印にし仁藤攻介が駆けつけ、追い詰められながらももハーメルケイン」でビーストドライバーの封印を破壊、解放したビーストキマイラに集まった魔力を喰わせ消滅させるという大胆な奇策により「サバト」はまたも失敗。
激高しビーストを痛めつけ、怒りに燃えるウィザードも苦しめるが、コヨミが自分が生き返ることを拒み、更には「
グレムリン」がコヨミを奪いに来たので「ハーメルケイン」を腹部に刺して撃退。
かつての思い出の湖にてコヨミから晴人自身の魔法、インフィニティースタイルとなったウィザードと最後の激闘を繰り広げ、キックストライクによる相打ちとなったが、隙をついた「
グレムリン」に「ハーメルケイン」で貫かれ、最期は娘の目の前で消滅する事になった。
【仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!】
第6章でウィザードゴースト眼魂を生み出すのに用意された過去の怪人。
他の怪人と同様に本物の人格が使用されている模様。「白い魔法使い」は第5章で生み出された。
ゴーストと交戦、2度も戦って両方で魔法などの攻撃で追い詰めるが、2度目の戦いの中で「希望という想い」が「
仮面ライダーウィザード」の心と共鳴、フレイムウィザードリングを介し、ウィザードゴースト眼魂が誕生。
ウィザードゴースト眼魂でゴーストチェンジしたゴーストウィザード魂に追い込まれ、「オメガドライブ ウィザード」を受け爆散した。
【余談】
厳密にはワイズマンは別人が変身した姿で、本来の
カーバンクルとは似て非なるもの。
また、作中では言及されてないが、わざわざ人造
ファントムを生み出す必要があった事を考えると、元々「笛木奏」自身はゲートではなかったのかもしれない。
ワイズマンの声を演じる古川登志夫氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演は初となる。
最終更新:2018年10月23日 16:20