グレムリン

「そのファントムを生み出したのは貴方でしょ!?お義父さん♪」

【名前】 グレムリン
【読み方】 ぐれむりん
【声】 前山剛久
【登場作品】 仮面ライダーウィザード など
【登場話】 第23話「決戦」~
第51話「最後の希望」
【分類】 ファントム/上級ファントム
【宿主】 滝川空(ソラ)
【特色/力】 「ラプチャー」と呼ばれる刀を操る、
俊敏な身のこなし
【怪物モチーフ】 グレムリン
【他のモチーフ】 恐竜

【詳細】

ワイズマン」に協力する上級ファントム。

身軽で俊敏に動き、組み合わせればハサミとしても使用できる2本の刀「ラプチャー」を武器としている。
更に超高速のスピードに加え、壁を透過する能力を有し、予測不能の動きで相手を翻弄する。

フェニックス」の敗北後、「メデューサ」の補佐に名乗りを上げるが、得体の知れない態度から「ミサ」にも信用されていない。

実際に上級ファントムなのかは不明だが、ウィザード、ビーストを手玉に取る程の実力があり、第35話ではウィザードインフィニティースタイルともある程度渡り合えたが、ソラ自身「その姿になられたら敵わない」と言い退いている。

独自に魔法石を手に入れ(ハリケーンドラゴンとランドドラゴンリングの元となった魔法石)ウィザード側に流すなど物語の序盤から密かに暗躍を続けており、「ワイズマン」の指示で「メデューサ」の上司という扱いになってからはメデューサを動かしてゲートを絶望させるように動く。

サバトによって生み出された「ファントム」で、「ゲート」自体が黒い長髪の女性に執着する「シリアルキラー」で、猟奇的な犯罪者という強烈な自意識を確立して唯一「ファントム」側の人格を持たず人間の「滝川空」のままの人格でファントム化する。
自身をファントム名で呼ばれることを好まず、他のファントムも基本的に名前で読んでいる(ただし、他のファントムからは敬遠されていたが)。

「ワイズマン」の事は懐疑的に見ていて、目的として語る「サバトをもう一度開くこと」に対し疑問を持ち、さらに「賢者の石」に関しての知識を独自に入手した上でワイズマンと交渉。
上記にあるように「ミサ」の補佐としてゲートを絶望させるのに動く事になるが、中においても独自に調査を続け、「白い魔法使い」=「ワイズマン」の図式をかなり早い段階から察知。
自分達がやっている事が全ては魔法使いを揃える事だと知り、その後は賢者の石を得る事に躍起になり、ファントム側と決別、賢者の石を内包する人形のコヨミに執着するようになる。

コヨミを狙い白い魔法使いからの攻撃され、さらにコヨミが白い魔法使いによってどこかへ転送されたあとも諦めず、サバトが失敗した後笛木の家を強襲。
実力の差から追い込まれ、「ハーメルケイン」で腹部を貫かれるダメージを負ってしまう。

だが、目的は賢者の石を取り出せる「ハーメルケイン」を手に入れることだった(どうやってハーメルケインで賢者の石を取り出せることを知ったのかは不明)。
笛木奏を襲った際に切り裂いたカバンから落としたインフィニティーリングをコヨミが持ち出しどこかへ走り去る様子を目撃した笛木奏は「ハーメルケイン」を放置してコヨミの後を追う。
ウィザードと白い魔法使いが相打ちになるとフラフラになりながらも現れてハーメルケインで笛木のベルトを破壊し、彼自身にも致命傷を負わせ、さらにハーメルケインでコヨミを切り裂き内部の賢者の石を奪うことに成功する。

奪った賢者の石を取り込み、「グレムリン(進化体)」へと強化変身を遂げた。

その後、無差別に人を襲っていく中でウィザードと交戦。
凄まじい力で苦しめるも、ウィザードに賢者の石を奪われ元の姿に戻った後、「ホープリング」と呼応し放たれた必殺技「強化型ストライクウィザード」を受け大ダメージを負う。
死に際に「ソラ」の姿に戻ると「晴人」に対し、「他人の希望を奪っておいて、何が希望を守る魔法使いだ?」と皮肉を口にするが、「人の心を失ったお前は人じゃないだろ?」と晴人に一蹴され、「言うじゃないか」と発言すると笑いながら消滅した。

【進化体】

賢者の石を手に入れた「グレムリン」が石を取り込む事で進化した姿。
人間に戻るのに賢者の石に魔力を供給すべく無差別に人間を襲う。

賢者の石を取り込んだ事で大幅に強化され、魔力、肉体的な強さでインフィニティースタイルを上回る力を手に入れた。
また、白い魔法使いが所持していたハーメルケインを武器とする(反面、本来の武器・ラプチャーは使用しなかった)。

大量の「グール」を放って人間を襲い、グールを倒した仮面ライダーメイジ達を苦しめる。
駆けつけたウィザードも強力な攻撃でインフィニティースタイルからフレイムスタイルへと弱体化させるが、止めに降り下ろしたハーメルケインをディフェンドウィザードリングを犠牲にして防がれる。

動揺した隙を付かれて至近距離からのパンチで怯み、同時に融合していた賢者の石を奪われると元の姿に戻ってしまう。
ファントムのグレムリンは恐竜をイメージさせるデザインをしているが、進化体は頭部がより禍々しく、両肩の意匠も大型化し恐竜の頭部のような形となった。

【劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land】

他の上級ファントムと共に登場。ゲートとして「シイナ」を襲う。
ウィザード、ビーストと交戦、ドラゴタイマーで4体に分離した内のウォータードラゴン、ランドドラゴンの必殺技「ドラゴンスマッシュ」、「ドラゴンリッパー」を受け爆散した。

【仮面ライダー大戦】

地下帝国バダンの怪人として登場。

【余談】

「グレムリン」は20世紀初頭の飛行機パイロットに噂された存在として知られ、機械の不調や異常などを起こした悪戯好きと伝えられる。彼らを題材にした1984年に公開された映画「グレムリン」で有名になっている。
劇中でも悪戯好きなグレムリンの特徴が垣間見える事があり、掴みどころのない不気味さを醸し出している。
両肩は恐竜の頭部を模し、風貌はヒーロー然としている。

ワイズマンと同様に顕現した人型ファントムには(幹部を含めて)腹部か胸部に鳥の嘴のようなシンボルが必ず付いているが、ボディには何処にもない。

最終更新:2016年09月05日 03:30