バスコ・タ・ジョロキア怪人態

「なるほどね そういうことか・・・」

【名前】 バスコ・タ・ジョロキア怪人態
【読み方】 ばすこ・た・じょろきあかいじんたい
【声】 細貝圭
【スーツ】 浅井宏輔
【登場作品】 海賊戦隊ゴーカイジャー など
【登場話】 第31話「衝撃!!秘密作戦」
第39話「どうして?俺たち高校生」
第42話「宇宙最強の男」
第43話「伝説の勇者に」
第47話「裏切りの果て」
第48話「宿命の対決」
【所属】 バスコ・タ・ジョロキア一味
【分類】 宇宙人
【強化武装】 ラッパラッター、カリブラスター、カリブレード
【モチーフ】 海賊、髑髏、歴代の海賊設定のキャラクター
【名前の由来】 バスコ・ダ・ガマ+タバスコ+ジョロキア

【詳細】

「バスコ・タ・ジョロキア」が持っていた「レンジャーキー」をゴーカイジャーに全て奪われた後に変貌した状態。
バスコの真の姿。

「アカレッドも恐れた」と自称、言葉に違いは全くない戦闘力を発揮。
シルバーの右腕をへし折って至近距離からのエネルギー波で吹き飛ばし、ゴーカイスクランブルで放ったエネルギー弾を片手で受け止めた上で弾き返し、吹き飛ばされたレッド達5人が倒れる直前に高速移動で攻撃を行い、全員を変身解除に追い込むダメージを与える程の圧倒的な強さを見せる。

「カリブラスター」という拳銃、「カリブレード」という剣を主な武器とし、三段斬りによる衝撃波やゴーカイジャーの「ゴーカイブラスト&スラッシュ」に酷似した必殺技を繰り出す。

変身した際、相棒の「宇宙猿サリー」は腰を抜かす程に驚いており、相棒のサリーですら知らなかったと思われる。
本人曰く「かつてザンギャックに300万ザギンの賞金をかけられていたのはこの姿のため」らしく、実際に参謀長ダマラスは真の姿の事を知っており、実力を見込んで呼び寄せたのだが、止めを刺さなかった事に激怒していた(第32話)。

メガレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーに一旦は追い詰められるも形勢逆転となり、手駒として温存するべく重用している「サリー」が負傷、サリーを庇った後に逃走している(第39話)。

地上に降りたダマラスにゴーカイジャーに止めを刺さなかった事を追求され、力で追い詰められた後に強制的に協力させられる(第42話)。
ゴーカイジャーにカクレンジャーの大いなる力を見つけて欲しかったので密かに裏切り、背後から剣で突き刺すもダマラスに吹き飛ばされ、マーベラスにモバイレーツとレンジャーキーを返却した後にそのまま逃走(第43話)。

当然ながら私掠許可は取り消され、改めて1000万ザギンという以前の3倍以上の賞金が懸けられる(第44話)。

第47話ではサリーの首飾りに仕掛けていた爆弾をマーベラスに直撃させた直後、残るメンバーを一掃するのに変身、ブルー達を返り討ちにして、ゴーカイジャーも含む全てのレンジャーキーなどを奪う事に成功。

第48話で宇宙最大のお宝への扉となるナビィが逃げ出し、ゴーカイジャーのレンジャーキーを実体化させた上で探索に当たらせるが、コクピットから位置座標を送られたジョー達がガレオン内に侵入してしまう。

ジョー達のキーが実体化したゴーカイジャーをぶつけるがキーを奪い返され、ゴーカイガレオンから追い出される。
更にゴーカイレッドキーで実体化したレッドもオールレッドに変身した5人に倒され、ライジングストライク(スペシャルチャージ)を放たれるも弾き返し、再びブルー達を返り討ちにする。

その後、大怪我を負いながらも駆け付けたマーベラスにアカレッドの正体を告げる。
すでにアカレッドから自立していたマーベラスは動揺する事はなかったが、自身とマーベラスの成長が嬉しかったらしく、「マベちゃん」から「マーベラス」に呼び方を改めて一騎打ちを展開。

激戦の中でレッドがカリブレードを両者の片足に突き刺し、高速移動を封じられ、動きが取れない状態にし、ゴーカイサーベルとカリブラスターの攻撃で両者共にダメージを受け倒れる。

元の姿に戻るが、致命傷を負った自身とは違い、マーベラスの受けた弾丸は自身がサリーに渡した「お守り」の一部が受け止めており、自身の切り捨てた者がマーベラスを守ったという予想外の結果に笑いつつもマーベラスの実力を認め、最期は赤黒い粒子と化して消え去った(上記の台詞はその際のもの。)。

宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』ではネオキュータマを媒介に複製される。
同じ記憶を持つ精巧な存在。

【特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE】

エンターによってオリジナルの記憶を持つアバターとして登場。

ゴーカイジャー3人(レッド、ブルー、イエロー)と交戦するが、戦闘力はオリジナルに劣り、サンバルカンに豪快チェンジした3人に倒された。
同じくアバターとして復活したダマラスと異なり、記憶を持ったクローン人間の類、マーベラスを「マベちゃん」と呼んでいる事から記憶は最終決戦前だと思われる。

【バスコ・タ・ジョロキア】

宇宙帝国ザンギャック公認の宇宙海賊。人間としての姿、

宇宙猿サリーが相棒、ザンギャック戦艦に似た宇宙戦艦「私掠船フリージョーカー」を操る。
独自に入手した「レンジャーキー」をラッパ型のツール「ラッパラッター」にセットし、戦士の分身を召喚する事で大いなる力を強引に奪い取る。

中盤で3つの大いなる力(電撃戦隊チェンジマン、超新星フラッシュマン、光戦隊マスクマン)を入手する。
レンジャーキーをゴーカイジャーに全て奪われた後、アカレッドも恐れた「真の姿」へと変貌。

第43話でザンギャックに反逆、第44話以後から公認を撤回される。

【余談】

テレビ朝日公式サイトではバスコ完全体と記述されている。
第48話でマーベラスと相打ちになり、元に戻った際に流血していた血の色は緑色だった。
ザンギャックはゴーカイジャー対策の再編成を行ったが、バスコは懸賞金をかけただけで何も攻撃を仕掛けてこなかった結果、私掠船フリージョーカーが残り、ザンギャックにとって最大の敗因となった。

雑誌によれば、「モチーフは海賊仮面やブーバなどの海賊と設定された歴代シリーズのキャラクター」と「悪のレッド」をイメージした」らしい。
原画集『ザンギャックワークス~LOG~』の座談会によれば、「デザイナーが意識した訳ではないが、頭部の帽子が某ロボットに似ているため、放映時に初めて姿を見せた直後、『パイルダーオンですね?』とコメントが寄せられた」らしい。
大抵の強敵は一度はヒーローを追い詰めるも再戦時には逆転されるケースが多いが、戦力を失っても全員揃ったゴーカイジャーを苦しめるなど、本編における敵の中では最強の部類に入る。

最終更新:2016年08月28日 02:17