ジェミニ・ゾディアーツ

「サジタリウス様のためにも、私がフォーゼを倒す!」

【名前】 ジェミニ・ゾディアーツ
【読み方】 じぇみに・ぞでぃあーつ
【声/俳優】 今野宏美/清水富美加
【スーツ】 不明
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【登場話】 第43話「双・子・明・暗」
第44話「星・雲・儀・式」
【分類】 ゾディアーツ/ホロスコープス
【スイッチ】 ジェミニスイッチ
【最輝星】 ポルックス
【スイッチャー】 闇ユウキ(城島ユウキ)
【特色/力】 爆発性の高エネルギーを操る力、
爆発性の分身体を生み出す
【星座モチーフ】 ふたご座
【他モチーフ】 ジョーカー、道化師

【詳細】

「ジェミニ」のホロスコープススイッチで城島ユウキの別人格「闇ユウキ」が変身するふたご座のパワーを宿すホロスコープスの一員。

爆発性のある高エネルギーを操る力を有し、ピエロのように飄々とした予測不能な攻撃を行う。
触れた瞬間に爆発する赤いカード「リュンケウス」、任意のタイミングで爆発させる青いカード「イーダス」を使い分ける。

キグナス・ゾディアーツのように特殊な星座で、変身した瞬間にスイッチャーが2つの人格に分裂する特異性がある。
ふたご座の「星の運命(さだめ)」を持っていたユウキがレオ・ゾディアーツ、リブラ・ゾディアーツに強制的に変身させられた結果、彼女の深層心理に潜んでいた(と本人が自称している)「闇」が本来の人格の「光」から分離し、闇の方がジェミニのスイッチャーとなる(ユウキは前後の記憶が欠落していた。)。

更に2つの存在は互いに淘汰する性質があり、「弱い方が消える」という力を有する。
存在が「弱い方」は白いデスマスクで、当初は「闇ユウキ」が付けていた。

宇宙に執着したユウキの本性を曝け出すかのように学園で悪戯を重ね、徐々にエスカレートしていく。
当初は驚かしたりする程度だったが、美羽を建物から突き落とそうとするなどと徐々に凶悪化していき、ユウキを救出したフォーゼの前で変身、「ユウキが変身した」と思い込んで愕然とするフォーゼを前に逃走する。

その後、ライダー部は監視カメラで「仮面を付けた闇ユウキ」という事を見抜いたが、闇ユウキはユウキの部屋に侵入する。自分達のどちらかが消滅する事実を告げ、危機を察知して家に上がり込んだ弦太朗達の目の前で変身して逃走。

「光」を淘汰して消し去ろうと意志が強く、短時間で得た超新星によって分身に覚醒。
分身体の大爆発でメテオに重傷を負わせ、超新星を得た事で力が強くなり、戦いの最中にユウキの存在が薄くなり、顔が白いデスマスクと化す。

遂にユウキの顔を手に入れたのをいい事に自身を偽ってユウキの家に居座り、ユウキを追い出す。
更に「ここは私の居場所」だと食って掛かってきた彼女を更に精神的に追い詰め、自身が所有するジェミニスイッチを取られるが、逆に偽物を追い詰める結果になってしまい、変身してもまともに戦えないジェミニを不審に思った賢吾が気付いて逃走。

ユウキは無意識の内に幼い頃に弦太朗のある一言で「宇宙飛行士になろう」と決心した「大切な思い出の地」へやって来る。
リブラと、レオがユウキを拉致、真のジェミニを誕生させる「星の儀式」の生贄にしようと連れ去り、バガミールでその光景を見ていたライダー部のメンバーはユウキの救出に向かう。

儀式は既に始まっており、益々存在が希薄になったユウキにはほとんど記憶もない。
駆け付けたライダー部のメンバーの言葉も届かないが、「有効期限、一生の宇宙行きチケット」を探し出した弦太郎が幼い時の大切な約束(ユウキが宇宙に行く事になった際には弦太朗を宇宙に連れて行って貰う)を忘れていた事を詫び、固い絆を取り戻したユウキは元に戻る。

反動から闇ユウキの存在が一気に希薄になって元に戻ってしまい、最後の足掻きとして変身する。
フォーゼコズミックステイツを分身体の力で倒そうとするが、流星から受け取ったメテオストームスイッチで爆破エネルギーを吸収されて失敗し、コズミックステイツのワープドライブで宇宙に運ばれ、「ライダー超銀河フィニッシュ」を受け爆散した(闇ユウキは不気味な顔を浮かびながら消え去った。)。

敗北後、スイッチは立神吼によって回収された。

【余談】

ふたご座がモチーフとなり、左右でカラーリングの異なるデザインで、頭部の左右に小さな顔の意匠がある。
カードを使って攻撃する点からトランプの中でも唯一2枚存在するカード・ジョーカーをモチーフにしていると思われる。

デザイナーの麻宮騎亜氏によれば、「ピエロではなく、クラウン(道化師)をモチーフにした」らしい(原画集『麻宮騎亜 仮面ライダーフォーゼ デザインワークス~When You Wish upon a Star~』より)。
京都のザ・ホールが消えたのか、ゾディアーツスイッチを1度押しただけでホロスコープスになっている。
東映公式サイトによれば、「デスマスクは視聴する子供に恐怖心を与えないため、あまり怖くない物にした」らしい。
同エピソードで『仮面ライダーオーズ/OOO』の真木清人役の神尾佑氏がユウキの父親役としてゲスト出演。

声を演じる今野宏美氏は平成仮面ライダーシリーズでの出演はが初となる。

最終更新:2022年02月06日 09:06