ホロスコープス

「宇宙に夢を、星に願いを」

【名前】 ホロスコープス
【読み方】 ほろすこーぷす
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【モチーフ】 十二星座
【名前の由来】 西洋の占星術
(英:horoscope)

【詳細】

ゾディアーツの幹部怪人の総称。別名「十二星座の使徒」。

スイッチャーは天ノ川学園高等学校の教員や生徒、理事長・我望光明の関係者で占められている。
上記の台詞を合言葉の元にメンバーを増やしていく事を目的とし、「黄道十二宮」をモチーフとした12体が存在。
「ラストワン」を超越したゾディアーツが別の星座のゾディアーツから脱皮するように進化する(その際に抜け出たスイッチャーの身体も再融合される。)。
だが、他の作品のライダー怪人と同様に急速な進化は肉体に多大なダメージを負わせ、変身し続けていると肉体が消滅する危険性もある。

覚醒や進化の手順は決められておらず、ラストワンへの進化直後に変化する事もあれば、一旦消滅した後に復活し、最輝星が輝き始めたゾディアーツが進化する場合がある(一度ゾディアーツスイッチを押しただけでホロスコープスまで進化した例も存在するが、ザ・ホールの一極化でコズミックエナジーが日に日に増大しているからだと思われる。)。

共通項としては変身する「ゾディアーツスイッチ」が派手な外観のそれぞれの星座が描かれた物に変化している(「ホロスコープススイッチ」と呼称されている。)。
他にもそれぞれが装着している仮面も従来のゾディアーツの銀や金のものから黄金に変化し、金の装飾が入った黒い羽織を纏う事を認められるようになる(スコーピオンが着ていた物はキャンサー⇒アリエス、カプリコーンが使っていた物はアクエリアス⇒タウラス⇒サジタリウス、ヴァルゴが使っていた物はジェミニへと使い回されている。ピスケスはスイッチャーが当初からホロスコープスへは従わない方針を取り、羽織を着用する事はなかった。)。

更に進化や鍛錬を積んだ者は究極の力と呼ばれる「超新星」を使用できるようになり、様々な特殊能力を得る事も可能となる。

物語開始時点で5体(サジタリウス、ヴァルゴ、リブラ、レオ、スコーピオン)が覚醒、残りは随時に覚醒していった。
目的は我望光明が「プレゼンター」の元に赴くワープゲート「ダークネビュラ」の制御に必要な全てのホロスコープススイッチを集める事にあり、キャンサーのように新たな使徒が生み出されると傘下に入れ、戦力増加と共に芋づる式に次の使徒の覚醒を狙う。

ホロスコープスイッチは例え不完全な状態でもフォーゼの力では破壊する事ができない。
メンバー全員は同格でこそあるが、覚醒においての順番などからやや上下関係がある他、我の強いメンバーが非常に多くメンバー同士の関係は一枚岩とは言い難い。

物語開始当初はフォーゼやメテオの活躍により使徒覚醒が滞っていたが、第34話でリブラやレオによって京都のザ・ホールが破壊され消滅。
天ノ川学園高等学校へザ・ホールが集中し、同エピソードでリブラが超新星に覚醒した事で候補者の抜擢力が強化、第35話以降は残りの使徒が続け様に覚醒している。

最終話で敗北した我望光明が戦意喪失となり、ダークネビュラを開口する野望は便宜的に潰えたが、破壊不能のホロスコープススイッチは現存したまま。
12体全員が一斉に登場する事は不可能だが、夏の劇場版では複製ホロスコープスという形で12体全員が揃う。

※メンバーの名前、スイッチなどは以下の通り(登場順)、スイッチャーの名前は一部正体のアナグラム。
【名前】 【スイッチ】 【星座】 【スイッチャー】 【前身】
スコーピオン・ゾディアーツ スコーピオンスイッチ さそり座 園田紗理奈 カニスミノル・ゾディアーツ
リブラ・ゾディアーツ リブラスイッチ てんびん座 速水公平 不明
ヴァルゴ・ゾディアーツ ヴァルゴスイッチ おとめ座 江本州輝 不明
レオ・ゾディアーツ レオスイッチ しし座 立神吼 不明
キャンサー・ゾディアーツ キャンサースイッチ かに座 鬼島夏児 ペガサス・ゾディアーツ
アリエス・ゾディアーツ アリエススイッチ おひつじ座 山田竜守 うさぎ座のゾディアーツ
カプリコーン・ゾディアーツ カプリコーンスイッチ やぎ座 五藤東次郎 こと座
アクエリアス・ゾディアーツ アクエリアススイッチ みずがめ座 エリーヌ須田 不明
タウラス・ゾディアーツ タウラススイッチ おうし座 杉浦雄太 不明
サジタリウス・ゾディアーツ サジタリウススイッチ いて座 我望光明 不明
ジェミニ・ゾディアーツ ジェミニスイッチ ふたご座 城島ユウキ/闇ユウキ こじし座
ピスケス・ゾディアーツ ピスケススイッチ うお座 黒木蘭 不明

【超新星】

ホロスコープスだけが使用できる究極の力。「超!新!星!」と発言する場合が多い。

基本的に我望光明から譲渡され、自力で取得する場合もある。
力を使用すると巨大な姿に変貌したり、等身大の姿で変化する事により攻撃力が格段に向上、他にも特殊能力を得られる。

※ホロスコープスが超新星を得た際、以下の通り(覚醒順)になっている。
【名前】 【取得方法】 【超新星の力】
スコーピオン・ゾディアーツ 我望からの譲渡 スコーピオン・ノヴァ
キャンサー・ゾディアーツ 自力での取得 キャンサー・ノヴァ
アリエス・ゾディアーツ 自力での取得 強化形態(命名は「アリエス・ノヴァ」)
リブラ・ゾディアーツ 自力での取得 ラプラスの瞳
カプリコーン・ゾディアーツ 我望からの譲渡 特殊音波の強化
ジェミニ・ゾディアーツ 自力での取得 ジェミニ・ノヴァ
サジタリウス・ゾディアーツ 自力での取得 サジタリウス・ノヴァ

「立神吼」が「速水公平」に超新星について語っていたが、覚醒済みなのかは不明となっている。

名称の由来は「超新星」の英語名(supernova)から来ている。

【余談】

声は震わせるようなエコーで加工されている(サジタリウス、アクエリアス、タウラス、ジェミニは声が二重に加工されている)。
随時登場するまでホロスコープスの全貌は不明だったが、既に発売されていたバンダイの玩具「ゾディアーツスイッチ」の「図鑑モード」では十二星座全ての英名が収録され、名称だけはもう決定していたと推測できる。

初期の4幹部において当初は「全員が女性教師だった」という案でデザインされた経緯がある。
更に変身アイテムもスイッチではなく、女性もののアクセサリーで変身する構想があり、各々にその名残の装飾がある(スコーピオンはヘアピン、リブラはイヤリング、ヴァルゴはブレスレット、レオはアンクレット。)。

物語前半ではキャンサーだけが途中覚醒して長いエピソードを引っ張っており、当初は「本当に12体全員が本編に登場できるのか」とも囁かれていた。
実際には東映ヒーローMAXで中島かずき氏が答えているように彼らの立ち位置は『魔法戦隊マジレンジャー』の冥府神(強くなるヒーローに合わせて後々から出てくる強敵)と同様になっており、プロデューサー・塚田英明氏の案で最初から「終盤の1クールに残りをまとめて出す」という形式が決定していたらしい。

最終更新:2019年01月01日 20:29