ドーラトトイス

「よっしゃ、アイツが最初の実験台でやんす」

【名前】 ドーラトトイス
【読み方】 どーらとといす
【声】 加藤修(現:加藤治)
【登場作品】 恐竜戦隊ジュウレンジャー
【登場話】 第24話「カメでまんねん」
【所属】 バンドーラ一味
【分類】 ドーラモンスター
【モチーフ】 カメ、信号機

【詳細】

トットパット」、「ブックバック」が作り上げたドーラモンスター。
「~でやんす」が口癖。他のドーラモンスターと異なり、関西弁を喋る。

ラミイ」の登場で立場が危うくなり、幹部の椅子を狙う2人が名誉挽回作戦に無断で作り出す。
トットパットがカメの粘土人形の背中に信号機を突き刺し、更にブックバックが「隠し味」として自身の持つガラクタ(本人曰く「宝物」)も混ぜ込む。

背中の信号機からの青色のシグナル光線を浴びた者は同じ動作を一生続け、赤色のシグナル光線を浴びると動きを止められる(黄色は不明)。
他にも右腕を甲羅に引っ込める事でバットを取り出し、頭部を引っ込める事で大砲が飛び出して、左腕を引っ込める事で左手にフックを装着する。

公園で子供達とドッジボールをしているボーイを実験台に青色のシグナル光線を放つが、疲れでしゃがんだボーイに回避されてしまう。
光線は子供達に命中したものの実験は成功、ボーイにも青色のシグナル光線を浴びせ、ボーイが走り去るのを見届けるとトットパット達と共に撤退。

TVを通じて日本全国の人々をシグナル光線で苦しめようと目論み、手始めにシグナル光線で街を混乱に陥れる。
全国中継しようとしたところをタイガーレンジャー以外のジュウレンジャーに阻止され、上述の能力で取り出したバットでボールを打ち飛ばして攻撃し、ティラノレンジャー以外の3人を赤色のシグナル光線で動けなくさせ、頭部からの大砲で砲撃するが、ティラノレンジャーのレンジャーガンの射撃に怯むと撤退。

不思議仙人バーザは2万年も生き続けるトトイスの伝承から「唯一の弱点が『安らぎの花』の花粉」という事を突き止める。
花が生えているエスポアの山はトトイスの魔力に掛かった者にしか見えず、シグナル光線によって走り続けるボーイが花の採取に向かう。

「バンドーラパレス」に帰還後、「魔女バンドーラ」から自分達の活躍を大いに賞賛され、「ジュウレンジャーを倒した暁には大幹部にする」と約束。

その直後、巨大な姿で出現する。
ジュウレンジャーを誘き出すのに街中を暴れ回り、(ボーイが安らぎの花を持って来るまでの時間を稼ぐ。)守護獣ティラノザウルスを上述の能力などで苦しめるが、参戦したドラゴンシーザーのティラノザウルスとの連携に怯み、降参に見せかけての不意打ちで2体を赤色のシグナル光線で動けなくさせる。
動けなくなった2体を倒そうとするが、安らぎの花を入手したタイガーレンジャーが駆け付ける。
撒き散らした花粉を浴びて弱体化、シグナル光線の効力も消え去り、最期は「ドラゴンハーレー」と「ティラノソニック」を連続で受け倒された。

今回は自身の芸術作品(ドーラモンスター)ではなく、プリプリカンは「出来損ないの際物」と不機嫌だった。

【余談】

武器のバットはボールを打つだけでなく、相手を叩く際にも使用された。
背中の甲羅に「00」の背番号を付け、ボールを打ち飛ばす際に「今年の亀は打ちまっせ~!」と発言したり、当時現役だった野球選手・亀山努氏を思わせる。

トトイスの唯一の弱点の「安らぎの花」はトトイスよりも長く生命を保っている。
安らぎの花が生えているエスポアの山はトトイスの魔力によって見えなくなり、通常は影も形も見えない。
「希望(正義)の山」とも言われ、山を目指す者が辿り着くのを諦めると山は消え去り、悪に勝つ想いが強いと手の届く場所に出現する。
声を演じる加藤修氏は第14話の妖精の声も演じている。2017年12月に亡くなり、スーパー戦隊シリーズの最後の出演となった。

最終更新:2017年03月27日 12:48