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- (2010/07/20 (火) 06:06:22) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
1.我学の結晶
2.の色

【初出】
II巻

【解説】
1.我学の結晶
銀色の炎を持つ、正体不明の“紅世の徒”だと思われていたもの。しかし、その色の炎を持つ“徒”のことは誰も知らない。
マージョリーが血眼になって捜していた相手。その炎の色から、マージョリーやマルコシアスは“銀”と呼んでいた。

汚れた銀色の西洋鎧の姿をしており、数百年前人間だった時のマージョリーの元に現れ、彼女の復讐相手を殺戮した。鎧の隙間からは無数の虫の脚が這い出し、銀の炎を吹き上げ、眉庇(まびさし)の中から無数の嘲笑に染まった目を覗かせていた。

XII巻でのフィレスによる『零時迷子』への干渉の際には坂井悠二?の中から西洋鎧の左腕を除いた上半身が現われたが、その時は目と虫の脚を持たず、空っぽの鎧の中から銀色の炎を吹き上げるのみであった。

ラミーが黙して語らなかったその正体は、教授が製作した『我学の結晶14372-暴君II』が『鏡像転移』の際に作り出す、感知した人間の感情に伴い動きその感情を写し取る分身が引き起こす、単なる現象であった。

『暴君』と合一して代行体を得た“祭礼の蛇”は、マージョリーとヴィルヘルミナを足留めする際に、『暴君II』の多重顕現機能を応用して多数の“銀”を顕現させた。この“銀”たちは、一体一体が並の“徒”と同等のレベルである。

2.の色
ミステス”坂井悠二が、顕現させる炎の色。
本来なら、悠二の炎の色は、彼をトーチにしたフリアグネ一派の薄い白か、ヨーハン(フィレス)と同じ琥珀色と考えられたが、実際に顕現した炎は銀色であった。これは、『零時迷子』に打ち込まれた『大命詩篇』が原因とされる。
その具体的な意味は今だ明かされていないが、『大命詩篇』は『久遠の陥穽』から現われる時や起動の際に銀色の炎や光を伴い、また“祭礼の蛇”坂井悠二の黒い炎の影は銀色であるため、何か深い関係があると思われる。

アニメ版
銀色の炎は、通常の緋色っぽい封絶?に、粘性あるように見える水銀じみた炎が上乗せされたように表現された。
原作ではそのような表現は一切無く、あくまで色が銀色というだけである。

【コメント】
☆この「銀」の謎が今後、明かされそうな気がする。