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紅世(ぐぜ) - (2014/11/09 (日) 00:50:42) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
異世界

【初出】
I巻

【解説】
この世の“歩いて行けない隣”にあった異世界。『渦巻く伽藍』とも称される。
元々は固有名は無かったが、“歩いて行けない隣”の住民である“紅世の徒”から彼らの生まれた世界の様子を聞き出した大昔の人間の詩人が“紅世”と名付け、“徒”やフレイムヘイズの間に、この呼び名が広まった。

この世とは物理法則が異なり、五感は意味を成さない。あらゆるものが現象による影響と意思による干渉の元、延々変化し続ける『力そのものが混じり合う世界』とされ、生きてゆくだけでも過酷な環境である。そのため生きる上での無駄を持つことは許されず、「物」も存在しないため、文化と呼べるものは発達しなかった。

“紅世の徒”は、本来はこの世界の住人である。太古に、とある“”が編み出した『狭間渡り』の術によって、両界の狭間を越え、彼らはこの世へ渡ることが出来るようになった。
“紅世”を嫌い、自在に力を振るい気儘に己を顕す事を望む多くの“徒”達は、この世へ渡り来て放蕩の限りを尽くし、彼らを阻止するために人間と契約してフレイムヘイズとなった“王”達も、この世へ多く渡り来ていた。

しかし、最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたことで、“紅世”とこの世(旧世界)の繋がりが断ち切られて、この世の“歩いて行けない隣”ではなくなった。

【コメント】
アニメ版から語られていた。
☆この世と“紅世”と狭間と新世界以外にも別世界があるのかは、最後まで明かされなかった。
☆最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたから、“紅世”の行く末はどうなるかな。
高橋弥七郎の新作『カナエの星』では、『キミを象る星』に相当するのかな。
☆多くの“徒”が新世界に渡ったら“紅世”も過疎化するのではないか。
☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』でも、“紅世”のような異世界が登場するのかな。