【種別】
概念、異世界(?)

【初出】
XVII巻

【解説】
紅世”とこの世の二つの世界の外、二つの世界の境界に位置する概念部。
二つの世界どちらとも異なる法則によって成り立ち、距離や体積、五感といった概念は全く成立しない。
ある意味、これも一つの異世界と言える。

人間の感情との共感によりこの世が“紅世の徒”に発見されて間もなく、とある“紅世の王”によって発明された狭間渡りの術によって、人間の感情、または同胞らの渦巻く力との共振を頼りに、“徒”はこの狭間を越えて二つの世界を行き来できるようになった。

この場所は正しく「二つの世界の間」に存在するが、距離や位置関係という概念が存在しない両界の狭間及び二つの世界に何故『両界の~』『隣』といった概念が成立するのかいうと、二つの世界にそれぞれ“徒”と人間が存在するからであった。
二つの世界にそれぞれ『同じ心』を持った存在が存在し、意思総体の共振という形で結び合ったことで両界の境界たるこの場所が二つの世界の狭間たる概念を持つようになったのである。

新世界『無何有鏡』が創造されるまで、この世の人間や物体が“徒”たちにより“存在の力”へと変質させられたことによる、この世に生じた『揺れと撓み』の振幅による変調(世界の歪み)により、この境界面は歪み、荒れ果て、嵐となっていた。
この場所の荒れを、世界の在り様を捉える特別な感覚を持った“王”が知覚したことで、世界の歪みは発覚した。

古代のフレイムヘイズたちは、この場所に何の道標もなく捉えられれば“紅世”の存在である以上でさえも抜け出せないという性質を利用し、共振を封じた上で強制的に両界の狭間に転移させる秘法『久遠の陥穽』として創造神祭礼の蛇”への切り札とした。

両界の狭間に放逐された“祭礼の蛇”は、自らの眷属たる『三柱臣』“逆理の裁者”ベルペオルがその身の一部を『旗標』として“祭礼の蛇”に渡しておいたことで、か細いながらもこの世との繋がりが残り、眷属たる“頂の座”ヘカテーとの交信を重ねつつ、長い時間をかけてこの世界の概念を一部組み替えて、この世と同じ環境へと変えた帰還のための道『詣道』を創造した。

そして御崎市での最終決戦で新世界『無何有鏡』が創造されたことによって、新世界の環境をこの世と同じ状態にするために意思総体の共振の方向性が、これまでの“紅世”とこの世(旧世界)から、“紅世”と新世界に限定された。
これにより、“紅世”と新世界はこれまでと何ら変わりなく(狭間の嵐は消失したので安全にはなったが)行き来が可能だが、この世は“紅世”とも新世界とも往来断絶・音信途絶状態になった。

外伝『アンフィシアター』では、[]のケレブス自在法ストマキオン』と狭間渡りの術と我学の結晶伝令の短剣』を掛け合わせて『神門』の模造品を作り出し、御崎市決戦で両界の狭間に追い遣られたダンタリオン教授を新世界へ迎え入れようとしたが、その際にシャナ坂井悠二が『神門』の模造品からダンタリオンの気配らしきものを感知しており、ダンタリオンが両界の狭間で生存している可能性を窺わせた。

【コメント】
アニメ版から語られていたのかな。
☆[仮装舞踏会]の盟主である創造神“祭礼の蛇”は新世界『無何有鏡』をここに創造することに決めて、その通りにした。
☆ダンタリオンが両界の狭間でサブラクと再会していたら面白そうだったのにな。
アニメ第3期では、舞台の一つとなった。
最終更新:2019年11月15日 02:35