LOVE TRIP

ぐー。ぱー。ぐー。ぱー。
カーテンの開かれた窓から月光が差し込む光本菜々芽の自室にて、レッドライダーは右手を閉じたり開いたりしていた。
何度か繰り返しそうした後、赤騎士は一体何の動物の革を使っているのか、と誰もが疑問に思う程に赤い革手袋を、右手に嵌めていた片方だけ外した。
露わになった右手には、傷一つ付いていなかった。
これが二日前には魔呪に満ちた鏖殺の槍(ゲイ・ボルグ)を使用した代償で、挽肉もかくやな状態を晒していたのだと言われても、それを信じられる者は居まい。
ささくれすら残っていない右手を暫く観察した後、赤騎士は革手袋を嵌め直し、その手で、腰に提げていた軍刀を抜いた。血を刷毛で塗ったかのように赤い刀身が、月光を浴びて光を放つ。
赤騎士の抜刀と時を同じくして、彼の傍の空間に、赤い亀裂が生じた。
血に塗れた地獄へと通じているかの如き赤い亀裂に、空いてる左手を躊躇なく突っ込む赤騎士。
すぐに亀裂から抜かれた左手には、弾丸がひとつ摘まれていた。
薬莢は付いておらず、弾頭だけ。赤い亀裂の向こう側には、使用済みの弾丸がそこら中に落ちている、銃撃戦の空間でも広がっているのだろうか。その亀裂も、赤騎士が銃弾を取り出した直後には、空間に罅一つ残さずに消えていた。
レッドライダーは、ひょいと軽い動作で弾丸を宙に投げ上げた──次の瞬間。
霞と消えたと見紛う程の高速で、赤騎士は軍刀を振るった。それも、何度も、連続で。
振るわれた刃は、全て空中を飛ぶ弾丸を通過する──その回数、およそ三十と二回。
二秒と経たずに床に落ちた弾丸は、砂利と区別が付かない見た目へと変わり果てていた。

「ふむ、ようやく完治したか」

床に散らばった弾丸の残骸を、再び発生させた赤い亀裂で呑み込みながら、赤騎士は呟いた。
二日前の白騎士との戦いで右腕に負った重傷の完治を確かめるために、彼は弾丸の微塵切りという曲芸をやってみせたのである。
見た目に異常はなく、動きの速度と精度も文句が付けられないほどに高い──赤騎士の右腕の状態は、ベストなそれであった。

「──意外」

レッドライダーの一連の行動を目にしていた菜々芽の口からは、そのような言葉が漏れた。

「ライダーの事だから、右腕の怪我なんて気にせずに、すぐに藤丸立香の元に向かうかと思ってた」

菜々芽がそう思うのも仕方のない事である。
何せ、この赤騎士が藤丸立香に向けている紅焔の如き熱烈な感情は、異常という言葉でなお表せないほどに異常なのだ。
寝ようとしていた菜々芽をわざわざ起こし、道中にて遭遇した白騎士をも斬り伏せようとしてまで会いたかった藤丸立香──彼の元に向かうのを、怪我の治療という理由だけで、これまで待っていたのである。
光本菜々芽がこれまでの数日間を経て抱いたイメージ通りのレッドライダーならば、

「右腕が千切れ、血塗れだ? ──くっくっく! それがどうした! 戦士(ふじまるりつか)に会えるという期待で今にも張り裂けそうな心臓に比べれば、腕の一本や二本がミンチになっている事など、些細な事なのだよォッ!」

とでも言って笑って、白騎士からの逃亡のついでに、藤丸立香の元に向かっていたはずである。
だが、実際は違った。
赤騎士は、白騎士からの逃亡の後、菜々芽の家へと帰り、霊体化して右腕の治療に努めていたのである。

「戦士(マスター)が意外に思うのも無理はない。私も出来る事なら、あの時すぐにでも戦士(ふじまるりつか)の元に行きたかったのが本音だ。──だが」

ここで一旦言葉を切り、チャキッ、と軍刀を鞘に戻す赤騎士。
彼をモチーフに人物画を描き、それを歴史に名だたる軍人であるナポレオンやカエサルの絵画と並べても、少しも見劣りしないだろうと確信できるほどに、その姿はサマになっていた。
彼の人格(キャラクター)がこの世に生を受けて、まだ一年も経っていないとは、とてもではないが思えない。それほどまでに、軍服を着て、軍刀を握る赤騎士が纏う雰囲気は、数多の戦場を越えた『経験者』のみが放つ事を許される、大人びたそれであった。

「戦士(ふじまるりつか)に、初対面からあんなみっともない姿を晒すわけにはいくまいよ」
「…………」

赤騎士が続けた言葉は、そんな感情的なものだった。
好きな人の前では良い格好をしたがる子供のようである。
呆れたような顔をしている菜々芽を気にもせず、赤騎士は更に言葉を続けた。

「それに、治療の為に篭っていても、腕の完治以外に得られたものがあっただろう?」

その台詞を聞き、菜々芽は思い出す──この二日の間に、新たに得られた情報を。
何も、赤騎士は白騎士からの逃亡から今に至るまで、ただ休んでいたわけではない。
『戦争』という概念が『レッドライダー』の殻を被っている彼だからこそ持つ事を許された、聖杯戦争の舞台全てを把握出来るユニークスキル『戦況把握』。
これによって、彼は既にいくつかの情報を得ていたのである。
その中でも菜々芽が真っ先に思い出したのは、彼女の宿敵とも言える存在、蜂屋あいに関するものであった。
この冬木市にも存在し、そして急に学校に来なくなった、蜂屋あい。
彼女を怪しんだ菜々芽は、療養中のライダーに、彼女に関する情報を調べるよう求めていた。冬木市という戦場に転がる空き缶の総数から、土地の魔力の流れまで一瞬で見抜けられる『戦況把握』の能力をもってすれば、少女一人に関する情報など、大した魔力も消費せずに知られるはずだった。
けれども、結果から言えば、レッドライダーは、蜂屋あいの情報を一つも得る事が出来なかった。
個人情報、現在地、状態、果ては生きているのかどうかさえ──そのどれもを知る事が叶わなかった。まるで、この世界には元から蜂屋あいという存在がなかったかのようである。
レッドライダー曰く、蜂屋あいに関する情報には『蜘蛛の巣』のような靄がかかっており、把握する事が不可能なのだという。
元から、冬木市の各所に赤騎士でも把握不可能な領域がいくつか存在するらしいのは分かっていたが、その中でも特に、蜂屋あいに関する情報の隠蔽ぶりは異常であった。大抵の隠蔽は無効化出来る『戦況把握』の眼を持ってしても把握が不可能であったことから、その異常性は窺えるだろう。
この事実を知った事で、菜々芽があいに向けていた疑惑は、確信へと変わった。あいは間違いなく、聖杯戦争のマスターだ。それも、レッドライダーの眼から逃れられるほどの力を持つ危険なサーヴァントを従えている。
今はまだ現在位置すら分からないが、いずれ相見えたら、必ずや彼女を止めてみせる、と菜々芽は改めて決意した。レッドライダーはレッドライダーで、自分の『戦況把握』の眼から隠れられる戦士(サーヴァント)に感心し、興味を持ったが、彼が興味を持たない戦士(サーヴァント)などまずいないので、そこはあまり大した話ではない。
そして、赤騎士たちが得た他の情報の中でも、特に重要だったもの──聖杯戦争の主催を名乗る者から、星座のカード越しに送られてきた通達も、彼らの興味を大きく引いた。
通達に討伐クエストの対象として、先日遭遇したバッターと白騎士の姿が載っていたからである。
忘れようと思っても忘れられないインパクトを残した極光の白騎士と狂人のバッターは、聖杯戦争の枠を大きく超えた力を持つ存在だった。言うならば、ボートレースに一艇だけ軍艦が参加しているようなものである。
詰まる所、白騎士たちの存在は聖杯戦争のバランスを大きく乱しかねない。
彼らが討伐の対象となっているのも、頷けるというものである。
バッターとライダー──彼らと戦い、情報を持っている赤騎士は、他の参加者と比べれば、幾分有利に立っていると言えるだろう。
愛しの藤丸立香との同盟が成功する確率もぐっと上がるはずだ。
討伐のターゲットとなった主従に関する情報を持ち、その上それと戦って生き延びているほどの実力を持つサーヴァント──それは、他の参加者からすれば、是が非でも手を組みたい相手なのだから。

「──というわけで、だ。そろそろ戦士(ふじまるりつか)の元に向かおうではないか」

赤騎士の言葉に菜々芽は驚かなかった。
腕が完治した赤騎士が、次に何を言うかなど、小学校低学年の算数の問題の答えよりも分かりきっていたのだから。
無論、赤騎士は『戦況把握』により、藤丸立香が今どこで何をしているかまで完璧に察知出来ている。
菜々芽からすれば、危険なサーヴァントを従えている事が確定した蜂屋あいを探したい気持ちが強かったが、居場所が分からない宿敵を探すよりも、先に居場所が分かっている相手の元に行き、同盟を結んだ方が良いというのは当然の理屈である。
現在の時刻は真夜中。人通りの少ないこの時間帯ならば、外で他主従と接触し、戦闘になる、という事態も起こり得まい。
まあ、赤騎士達が白騎士と遭遇したのは、今晩と同じく真夜中の時間帯だったのだが。
しかし、それはともかくとして、聖杯戦争が本格的に開幕し、赤騎士のコンディションが回復した今、動かずにいる理由はない。

「では行くぞ、戦士(マスター)よ! 我らの聖杯戦争の素晴らしき一歩を、改めて踏み出そうではないか! 」

くっくっく!──と。
最早お馴染みとなった笑い声が響くであろうことを予想していた菜々芽だが、しかしいつまで待っても赤騎士が笑い声をあげることはなかった。
見てみると、彼は何やら神妙な顔をしつつ、窓の外に広がる冬木の光景に黙って目を向けている。相変わらずテンションの振れ幅が激しすぎる。
普通のマスターならば『なんだこいつは』と驚き呆れるべき場面であろうが、赤騎士との付き合いもそろそろ一週間に差し掛かろうとしている菜々芽は大した事は思わなかった。
一方、レッドライダーは「全く異なる同一人物?」「完全に同一な別人?」と意味不明な単語をブツブツと呟いていたが、暫くすると

「…………くく、そうか」

と何やら納得したような顔をしつつ、いつもの顔に戻った。

「マスター! 戦士(ふじまるりつか)に会いに行く用事は後回しだ! たった今、行くべき所が見えた!」

この発言には、流石の菜々芽も驚かされた。
この赤騎士がこの世に存在する何よりも──きっとマスターである菜々芽以上に藤丸立香という個人の方を慕い、恋い焦がれているのは、これまでの短い期間で嫌という程思い知らされていた。
だと言うのに──だと言うのに、だ。
今、赤騎士は「藤丸立香に会うのは後回しだ」と言ったのだ。
それはつまり、愛しの彼に会うよりも優先すべき用事が出来たと言っているのとイコールである。
そんな、天地がひっくり返るよりもありえない事態に、菜々芽は驚き放心するよりも前に、どうしても確認せざるをえなかった──赤騎士がそのような決断をしたのは何故か?

「くっくっく! そんな理由は決まっているだろう!」

お馴染みの笑い声。

「戦士(ふじまるりつか)に会いに行くのだ!」

そんな訳の分からない事を叫びながら、赤子のような赤い騎士は、外へと飛び出して行った。


「戻ったぞ戦士(マスター)!」

赤騎士は三十分ほどで帰ってきた。
一体どこで何をしていたのかは分からないが、その服にはあちこちに傷や汚れが付いている。だが、二日前の白騎士との戦闘で負った傷に比べれば遥かに軽微であった。その証拠に、赤騎士がマントをはためかせただけで、それらの傷は瞬く間に修復されていった。

「決めたぞ! 私は戦士(ふじまるりつか)の味方になる!」
「それは何度も聞いたわ」
「そして、戦士(ふじまるりつか)の敵にもなるぞ!」
「だからそれは何度も…………んん?」

藤丸立香の敵になる?
初耳どころか完全に予想外だった発言を耳にし、菜々芽はらしくもない反応を見せてしまった。

「……とりあえず、行った先で何があったのかを教えて」
「いいとも! 頼まれずとも語ろうではないか! 私と戦士(ふじまるりつか)、その他多くの戦士達の濃密な戦闘の記録を!」

女である二人目の藤丸立香が居たこと。
それを見た赤騎士が、二人の藤丸立香による戦争の実現を夢見たこと。
女の姿をした船が居たこと。
クロウリーにチンギスと、小学生の菜々芽でも知っている、教科書レベルに有名な偉人がサーヴァントとして召喚されていること。
そして、彼らの戦いが、本来ならば静寂な深夜を過ごすはずだった冬木の街を騒がせたこと。

「──最終的に戦士(チンギス)に戦士(橿原丸)が拐われ、戦士(クロウリー)が追って行った」

戦士戦士戦士とやけにうるさい説明がようやく終わった。聡明な菜々芽でなければ、聞いている途中で頭がこんがらがり、意味が分からなくなっていただろう。

「ライダーもチンギスを追わなくてよかったの」
「いいわけがないさ!」

片手で顔を覆い、嘆くようなポーズを取る赤騎士。
つくづくオーバーなアクションをする男である。
舞台役者にでもなってみたらどうだろうか。いや、戦場というシチュエーションを意のままに操る災厄という彼の本質は、舞台上で演じる役者よりも、舞台を描く劇作家の方が近いのだけれども。

「本音を言えば、戦士(クロウリー)と共に戦い、そして彼以上に活躍し、戦士(ふじまるりつか)に良いところを見せたかったとも!」

思いっきり私欲にまみれた本音である。
レッドライダーの行動の主軸は、藤丸立香だけなのだ。
拐われた橿原丸とかいう少女をこれっぽっちも心配していないあたり、感情豊かに見えるこの騎兵は、根本的な部分で人間から逸したメンタルをしている。

「だがな、これ以上私が片側に付いて行って、戦士(ふじまるりつか)対戦士(ふじまるりつか)のパワーバランスを崩すわけにもいかん。それに、味方となる戦士(ふじまるりつか)を見つけたのだから、次はもう一人の戦士(ふじまるりつか)とも会わねばならんのさ」

成る程、一理ある。しかし、それはライダーが掲げる理想の戦争計画を前提とした上での『一理』だ。
彼ほどの強力なサーヴァントが抜けた状態で、女の藤丸立香は無事でいられるのだろうか。

「戦士(チンギス)達が去り、戦士(ふじまるりつか)の安全は取り敢えず守られた。戦士(チンギス)を追った戦士(クロウリー)も、戦士(橿原丸)の戦士(サーヴァント)と合流すれば、まあ、大丈夫だろうよ。完全勝利とまではいかなくとも、死ぬことはあるまい」

それまでいくつもの戦局を見つめてきた炯眼を赤く煌めかせながら、そう語るレッドライダー。

「それに、戦士(ふじまるりつか)との連絡手段を手に入れたからな。彼女に何かあれば、すぐさま飛んでいけるのさ」

言って、彼は懐から何かを取り出した。
赤いカバーのスマートフォンだった。

「見ろ! ラインを交換したぞ! 『戦況把握』で見続ける、というわけにもいかないからなぁ!」

嬉々とした様子で画面を菜々芽の眼球の五ミリ前まで近づけるレッドライダー。
何故サーヴァントなのにスマートフォンを持っているのかと疑問に思った菜々芽だが、そもそも情報を行き来させる通信機器は戦争に必要不可欠なものである。
ならば、戦争の具現とも言えるレッドライダーがラインアプリの入っているスマートフォンの一つや二つ持っていてもおかしくないのだろう──おかしくないのだろうか? いや、おかしいかもしれない。
イマイチ自信が持てない推論だが、そもそもこの存在自体が異例にしてイレギュラーであるサーヴァントにおかしいおかしくないの話をすべきではないのだ──それにしても。

(実は二人いたとはいえ、アレだけ好いていた人の敵になれるなんて……)

しかもその上、藤丸立香対藤丸立香の戦いを夢想しているのだ。まるで、クラスの男子が『戦隊ヒーローと仮面ライダーが戦ったらどっちが勝つかな?』という話をするような感覚で。
きっと、レッドライダーは、究極的にいえば、藤丸立香が自分の敵になろうと味方になろうとどっちでも良いのかもしれない。
藤丸立香が戦士(ふじまるりつか)であること。
それが、彼が望みなのだから。
それが、戦争の望みなのだから。
敵になろうと味方になろうと、戦争が藤丸立香を好み、憧れ、焦がれる気持ちは変わらないのだ。
寧ろ、自分と同じ存在との戦いという歴史上のどんな英雄でもやれなかった戦いに挑む彼らが見せる輝きを、楽しみにしているのかもしれない。
赤騎士が藤丸立香に抱いている感情に名前をつけるならば、それはおそらく。
愛。
なのだろう。
それもたった一人──いや、二人の個人(じんるい)に向けられる愛だ。
菜々芽はそれを恐るべき脅威だと感じたし、いつかは止めねばならないものだとも思った。
狂える獣の如き愛が本格的に暴走する日は、まだ遠い。


【B-4 郊外の住宅街/1日目 午前0時30分】

【ライダー(戦争)@世界中全ての戦争の記録/黙示録?】
[状態]魔力消費(中)
[装備]
[道具]
[思考・状況]
基本行動方針:マスターである菜々芽の護衛
1. 藤丸立香に菜々芽と会って貰いたい
2. 藤丸立香の味方であり、藤丸立香の敵でありたい。
3. 願わくば『藤丸立香』が対峙しあう戦争を起こしたい。
[備考]
※『藤丸立香』が二人いる事を観測しました。異常ではないかと疑念を抱いてはおらず。
 むしろ夢みたいな状況で割とどうでも良く思っています。
アルターエゴ(アレイスター・クロウリー)の存在を認識しました。
ライダー(チンギス・ハン)の存在を認識しました。
※スマートフォンを作成し、藤丸立香との連絡手段を手に入れました。
※次はもう一人の藤丸立香の元に行くつもりです。

【光本菜々芽@校舎のうらには天使が埋められている】
[状態]
[令呪]残り3画
[虚影の塵]有
[星座のカード]有
[装備]
[道具]
[所持金]普通に暮らしていける程度
[思考・状況]
基本行動方針:聖杯戦争からの生還
1. 鉢屋あいを止める
2. ライダーを危険視
[備考]
※バッター、ライダー(カルキ)を把握しました。
※戦争(レッドライダー)からライダー(チンギス・ハン)とアルターエゴ(クロウリー)について教えられました。
※藤丸立香が二人いることを知りました。
※戦争(レッドライダー)の藤丸立香対藤丸立香の戦争計画について危険視しています。

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最終更新:2018年06月19日 10:56