シアルト 【アーエン語】 The Instrument
聖剣として語られている武器を、
ソルダーガインはこのことばで呼ぶ。ソルダーガインの証。
アーエン語で、“至高の道具”を意味する。まさにその名の通り、ソルダーガインがその手足以上に自由に動かすことのできる剣。この剣は力や技術によって振るうのではない。聖剣は所持者の「こころ」によって動かす。所持者の手にした聖剣はこころのままに動かすことができ、その動きに応じて自らの体も自然についていく。ソルダーガインにとっては攻撃も防御も等しくこの剣にゆだねられる。攻撃に際しては、使い手の意志を増幅して伝導させ、魔法的な衝撃力を発動する。通常の手段では絶対に破壊されることはなく、剣撃はもちろん、魔法も龍火も受けとめる。そして、敵のどのような防御手段も、「魂の思いめぐらすことのできる限り」どこまでも切り裂くことができる。
この比類なき武器を使いこなすには、魂を特別に覚醒させることのできる力を持つ人間が、さらに聖剣と魂を同調させることができた場合にのみ限られる。
聖剣の起源については謎に包まれている。もちろん現在、聖剣をつくることのできる者はいない。聖剣はあくまで“道具”であり、それ自体が自律した存在ではないともいわれる。ソルダーガインの分身、あるいはその魂の映し絵ともいわれている。
「
バルバドの書」には“聖剣の魔法”という項目があるが、これは、バルバド魔法の体系がはじめから「聖剣」というものを織り込んで構成されているということを示している。「魔法」と「聖剣」の間にはわかちがたい関係があるのだ。
“魂の道具”“魂の映し絵”。
“闇”や“魔”の絶大な脅威があるとき、聖剣がこれに立ち向かう助けとなり、その勇者の心を支えるよりどころとなろう。いや本当は、強大なるものに立ち向かおうとするその魂こそが、シアルトの力に他ならない。
最終更新:2009年10月25日 12:57